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フィアスホームの坪単価
それではまずはじめにフィアスホームの注文住宅の坪単価についてまとめていきます。
注文住宅のマイホーム計画において、第一に決めるべきは「予算上限」です。
一生に一度の高額な買い物なのでついつい背伸びしたくなりますが、予算上限をキチンと決める事で、冷静な判断が出来るようになります。予算に直結する書くハウスメーカーの「坪単価」は注文住宅を建てる上で重要な指標となりますので、しっかり下調べをしておきましょう。
なお、当ページに掲載するフィアスホームの商品別坪単価は、一般的なオプションを選択した場合のおおよその坪単価となります。価格・坪単価については、できる限り正確であるよう最大限努力しておりますが、近年では物価上昇も著しく、特に住宅建材・木材価格は世界的なウッドショック・円安進行の影響もあり価格が乱高下します。そのため、ハウスメーカー各社の価格・坪単価も変動する可能性がありますので、参考程度にしていただければ幸いです。
ハウスメーカーの候補として最終的な判断をする前に必ず直接ヒアリングをすることをオススメいたします。
さて、フィアスホームの坪単価はだいたいいくらくらいなのでしょうか。
フィアスホームはLIXIL住宅研究所グループのハウスブランドのなかでは高価格帯ですが、ハウスメーカー全体からみると比較的ローコストに近い価格帯です。商品モデルによって坪単価は異なりますが、おおまかに坪単価50万円~70万円前後がだいたいの予算目安と考えて良いでしょう。
コロナ禍以前に比べて、ハウスメーカー各社が値上げ傾向にあり、フィアスホームもやはり値上げ傾向にはありますが、現時点では他社に比べてそれほど値上げ幅は大きくなく、相対的にコストパフォーマンスの良さが際立っている印象を受けます。
フィアスホームは坪単価50~70万円前後が予算目安ということで、ローコスト住宅とミドルコスト住宅の間くらいの価格帯といえますが、同価格帯の他社と比べて住宅性能に優れている面が目立ちますし、特に気密性・断熱性などの省エネ性能・快適性能に関しては優秀です。住宅性能と価格・坪単価のバランスはかなり良いと思われますので、性能重視の方でなおかつ坪単価をできるだけ抑えたい方はチェックしてみてはいかがでしょうか。
フィアスホームの商品プランごとの坪単価
続いてフィアスホームの商品プランごとの坪単価・本体価格と、併せてそれぞれの商品の特徴をまとめて参ります。まずはザックリとフィアスホームの商品ラインナップごとの坪単価・価格帯をチェックしていきましょう。
フィアスホームの商品名 | 坪単価の目安 | 本体価格の目安(30坪前後で想定) |
---|---|---|
アリエッタ | 坪単価55万~65万円前後 | 本体価格1,650万円~1,950万円前後 |
アリエッタDS | 坪単価60万~70万円前後 | 本体価格1,800万円~2,100万円前後 |
アリエッタベルデア(VERDEA) | 坪単価50万~60万円前後 | 本体価格1,500万円~1,800万円前後 |
アリエッタNS | 坪単価60万~70万円前後 | 本体価格1,800万円~2,100万円前後 |
アリエッタ・イクス | 坪単価55万~65万円前後 | 本体価格1,650万円~1,950万円前後 |
続いて、各商品の特徴と併せてみていきましょう。
アリエッタ
本体価格1,650万円~1,950万円前後
坪単価55万~65万円前後
「住まいの本質は家族の命と財産を守る事」をコンセプトに開発された災害に強いレジリェンス住宅。フィアスホームの自由設計基本モデル。
アリエッタDS
本体価格1,800万円~2,100万円前後
坪単価60万~70万円前後
世界基準の断熱性能と気密性能を実現した高性能住宅となる上位モデルで、数値上は住宅業界でもトップクラスの断熱性能を有しています。地球にも住む人にも優しい快適な住環境を実現します。
アリエッタベルデア(VERDEA)
本体価格1,500万円~1,800万円前後
坪単価50万~60万円前後
イタリア語のVERDE(緑)とDEA(女神)を合わせた商品名で、自然を活かしながら温熱環境と省エネ性能を実現したパッシブデザイン。セミオーダータイプの規格住宅。
アリエッタNS
本体価格1,800万円~2,100万円前後
坪単価60万~70万円前後
フィアスホームの二世帯住宅専用モデル。「独立二世帯」「部分共有二世帯」「融合二世帯」と、施主のニーズに合わせた多彩な提案モデルが用意されています。
アリエッタ・イクス
本体価格1,650万円~1,950万円前後
坪単価55万~65万円前後
フィアスホームの3階建て専用モデル。都心部などの狭小地の場合、空間をフル活用する為に3階建てを選ばれる方も多いと思います。負担の少ない家事動線なども考慮された設計が魅力です。
フィアスホームの商品の中でスタンダードな基本モデルとなるとなるアリエッタは坪単価:約55万~65万円がボリュームゾーンとなります。
基本モデルであるアリエッタも坪単価55~65万円前後が予算目安となり、ほぼローコスト住宅の価格帯で建てれますし、高気密高断熱仕様となるアリエッタDSでもやや坪単価が高めになるとはいえ坪単価70万円前後で高性能な省エネ住宅を建てられるのであれば十分コストパフォーマンスは優秀と言えると思います。
また、フィアスホームの中でもセミオーダータイプのアリエッタベルデアは坪単価も安めに設定されていますのでコスパを重視する方には、こちらも選択肢に入れたいところです。セミオーダー住宅ですので、プランニングの自由度という面ではビハインドがありますが、好みの間取りプランがあれば賢く初期費用を抑えられます。
※近年、世界的な木材不足(ウッドショック)や世界情勢(為替相場)の影響により、住宅部材の価格が不安定な状況です。フィアスホームの本体価格・平均坪単価に関しても、できる限り正確にお伝えしていますが、あくまで目安としてお考え下さい。正確な価格については直接ヒアリングされることをオススメします。
誰もが「マイホームで失敗したくない」と思っているはずなのに失敗例は後を絶ちません。
それはズバリ「比較検討が足りない」からです!
マイホームに限らず高額な買い物をする時は「どの会社が品質・性能が良いか」「どの会社がお得か」必ず比較しますよね?同じような見た目の家でも品質・性能・価格は大きく異なります!複数社を比較検討することでハウスメーカーの特徴をしっかり知る事ができ、更に最終的な価格交渉の際も有利になります。
失敗しないために、必ずハウスメーカーの無料カタログで「比較」して下さい!
フィアスホームの注文住宅は高い?安い?価格設定は?
フィアスホームの注文住宅は「高いのか?安いのか?」について客観的に判断したいと思います。
フィアスホームはLIXILグループの中でも、特に住宅性能を重視した注文住宅を手掛けている印象です。上位グレードとなる「アリエッタDS」の数値上の気密性・断熱性に関しては《一条工務店》や《スウェーデンハウス》などと比肩する性能を有しています。住宅性能だけに注目し、これらのハウスメーカーと比較した場合はかなり割安に感じられるのではないでしょうか。
フィアスホームは同価格帯(坪単価:約50~70万円前後)では、気密性・断熱性に関してトップクラスの性能を誇るハウスメーカーと言えるのではっきり言ってコストパフォーマンスに優れると言って良いでしょう。
ただ、やはり《一条工務店》や《スウェーデンハウス》などには、気密性・断熱性だけではない、それ以上の付加価値を感じられる強みがあると思います。例えばスウェーデンハウスでいえば外観や内装の特別感、高級感は非常に強みだと思いますし、一条工務店であればハイドロテクトタイルの重厚感など魅力的な点は多数あります。
フィアスホームをそういった高級注文住宅メーカーと比較した場合、どうしても価格を抑えているぶん質感や造形が安っぽく感じてしまう部分もあるかもしれません。その辺りをどう捉えるかどうかで評価も変わって来るのではないでしょうか。性能さえよければ見た目はそれほど気にしないという方であればフィアスホームは非常に魅力的な一社と言えるでしょうし、見た目もできれば高級感を感じる仕様が良いという方でも実際に実物のモデルハウスを見て気に入る可能性も十分あると思います。
いずれにしろ、フィアスホームは同価格帯では抜群の性能×価格バランスを誇るハウスブランドですので、住宅性能を重視したい方、特に気密性・断熱性が優秀な家を出来るだけ安く買いたいとお考えの方は候補に入れておきたいハウスメーカーと言えるでしょう。
複数のハウスメーカーと比較を行う事で、フィアスホームが「高いのか?安いのか?」は判断し易くなると思います。他にも同じく住宅性能を重視した家づくりを行うハウスメーカーとしては《アエラホーム》《アイ工務店》《ヤマト住建》なども競合としてチェックしたいところです。
フィアスホームと価格・坪単価を比較しておくべきハウスメーカー
注文住宅の家づくりにおいて何よりも大切なのは「比較すること」です。
家づくりをご検討中の方のなかには昔から憧れているハウスメーカーがあったり、すでに心を決めているハウスメーカーがあるケースも多いですが、そんな方でも一社決め打ちで検討するのではなく、必ず一度は複数社を比較しておきましょう。
複数のハウスメーカーを比較することで、あなたの建てたい条件のマイホーム、その相場観が養われます。
この項目ではフィアスホームを候補として検討している方が比較しておくべき競合ハウスメーカーをいくつかピックアップしておきます。
- ヤマト住建
フィアスホームをご検討中の方は、同じく高気密高断熱住宅を売りにしているヤマト住建の「エネージュ」シリーズを比較してみてはいかがでしょうか。ヤマト住建のエネージュシリーズは「坪単価60~80万円」前後が予算目安となります。セミオーダーの規格住宅であれば坪単価60万円以下のモデルもありますが、フィアスホームの人気シリーズ「アリエッタ」「アリエッタDS」と比較するなら高気密高断熱に特化したエネージュシリーズがオススメです。ヤマト住建の高気密高断熱住宅は全館空調「YUKAKOシステム」と非常に相性が良く、快適な住空間の家をお求めであれば必見。
- アエラホーム
アエラホームもフィアスホームと比較しておきたい一社と言えるでしょう。アエラホームはコストを抑えつつ、北海道基準の断熱性を強みとするハウスメーカーです。アエラホームも60万円以下のローコスト商品も取り扱っていますが、フィアスホームの省エネ住宅と比較するなら人気商品の「クラージュ」か「プレスト」シリーズがオススメです。これらの商品モデルはフィアスホームの「アリエッタ」シリーズと価格も住宅性能も近いため、どんなプランがあるのか知見を拡げる意味でもチェック推奨です。
- アイ工務店
「大手より約30%安くできる」を掲げ、高性能住宅を低価格で提供しているアイ工務店もフィアスホームと比較してみると良いと思います。アイ工務店はこれまではローコスト住宅のイメージが強かったですが、2023年に今までの商品モデルをリニューアル。「ニーズ(N-ees)」シリーズへと商品が刷新されています。「ニーズ(N-ees)」シリーズとなり、従来商品に比べて断熱性が大幅にアップグレードされています。新商品への刷新により価格もやや上がりましたが、価格の上り幅よりも性能のアップの方がインパクトが強く、さらにコストパフォーマンスが高まった印象です。フィアスホームと性能面・価格面で競合しているので比較してみると良いでしょう。
繰り返しになりますが、注文住宅のマイホーム計画、ハウスメーカー選びは複数の会社を比較することが非常に重要です。
本契約を済ませてから「あっちのハウスメーカーの方が安かったのに…」「こっちの工務店の方が住宅性能が高かったのに…」と後悔することの無いよう、候補のハウスメーカーは少なくとも2~3社程度は比較・相見積もりをとることをオススメします。
当ページをご覧の方の中には、すでにフィアスホームを本命に決めている方もいるかもしれませんが、たとえすでに心を決めていたとしても比較は絶対にしておきましょう。価格帯が近い競合会社の住宅カタログを比較することで、あなたの理想とするマイホームの相場観が養われますし各社で異なる価格・住宅性能・外観・内装・住宅設備グレードなど細かい部分の目利きもある程度はできるようになると思います。
フィアスホームを検討している方は、試しに上記にピックアップした競合ハウスメーカーも合わせて比較してみてはいかがでしょうか。オススメです。
なお、詳しくは後述しますが「複数社で比較し相見積もりをとること」は契約直前に行う最終的な値引き交渉の場面でも強力なカードとなります。注文住宅のハウスメーカー選びにおいて「比較」と「相見積もり」はメリットこそあれど、デメリットになることはありません。ハウスメーカー選びで必ず行うべき必須項目と覚えておきましょう。
注文住宅でマイホームを建てるなら、必ず「予算に合うハウスメーカー」を複数社みつくろって比較・相見積もりしてください。
注文住宅は基本的にオーダーメイドの一点モノ。ほとんど「定価」という概念がありません。つまり自分の条件であいみつをとらなければ「自分の条件のマイホームの適正価格」があいまいのまま。
適正価格があいまいのまま、なんとなくフィーリングで決めてしまうことだけは絶対にやめましょう。
注文住宅は似たような見た目や性能でもハウスメーカーが違えば「300万円~1000万円単位で価格差がある」のが当たり前の世界です。後から「向こうのほうが安かったのに…」と後悔しないためにも必ず複数社のカタログを比較・相見積もりを取るようにしてください。
フィアスホームの注文住宅は値引き出来る?
注文住宅の購入は人生で一番高額な買い物となる方が殆どだと思います。高額商品なので金銭感覚がおかしくなってしまうかもしれませんが、冷静に考えれば1万円でも安く買えるなら安く買いたいと考えるのが普通です。特に家を新築すれば、家具や家電も新しくしたいと考えるのは当然ですし、少しでも安く購入する事が出来れば家具の購入や引っ越し資金にお金を回す事が出来ますからね。
フィアスホームは数値上、高気密高断熱の性能に関しては、高級注文住宅を扱うハウスメーカーを凌駕する住宅性能を有しています。価格設定的にも低めの設定をしていますので、簡単に値引きは出来ないのではないか…とお考えの方も多いと思います。
結論から申し上げれば、殆どのハウスメーカーで注文住宅を建てる場合は、値引きは可能なものとお考え下さい。例えばオプション分を値引いて貰うなどは当たり前の光景です。但し、フィアスホームの場合はフランチャイズ加盟の工務店が直接の交渉相手になります。加盟店によって値引きの金額やサービス内容にバラつきもあるようなので、考慮するようにしましょう。
フィアスホーム 値引き価格の限界は?
ではフィアスホームで注文住宅を建てた場合、どの位まで値引き交渉が可能なのでしょうか。ネット上での口コミや評判を調べると「値引き交渉はやり易い」「100万円値引き出来た」「オプションサービスして貰った」などの声が挙がっています。フィアスホームは近年、坪単価も上昇傾向なので、値引き交渉を行う余地はありそうですね。注文住宅の値引き価格の相場は本体価格の5%あたりが平均とされていますが、フィアスホームの場合はもう少し踏み込んだ本体価格10%あたりまでの交渉も可能かもしれません。その為にも値引き交渉のコツやタイミングが重要になって来ます。
フィアスホーム 値引きのコツ 決算期を狙う
フィアスホーム(ハウスブランド運営元)の本決算は3月です。一般的には決算期に値引き交渉を行うのは効果的です。ですが、フィアスホームの場合はフランチャイズなので、あくまでも交渉相手は加盟の工務店。フランチャイズ加盟の工務店はそれぞれ経営状況や売上状況、販売方針などが違いますので、もしフィアスホームで値引き交渉をするなら、実際に交渉をする加盟店の決算時期などを事前に調べておく事をオススメします。とはいえ中小工務店の場合は決算時期を調べようがないと思いますので、一般的に家が売れ難い時期と重なる2月や8月などを狙うのも効果的です。多くの企業の決算月と家が売れ難い時期が重なる2月末は絶好の狙い目かもしれませんね。
フィアスホーム 値引きのコツ 契約前の1度だけ
これはフィアスホーム以外の全てのハウスメーカーでも同じですが、基本的には値引き交渉はとっておきの一度だけにすべきです。契約前に小刻みに値引き交渉を行うと、営業マンも本気で取りあってくれなくなります。値引き交渉を行うのは一度きり、本契約の判を押すか押さないかの一度きりの交渉が一番効果的です。このタイミングだけは遠慮無用で、少し大胆にお願いをしてみる事をおすすめします。
フィアスホーム 値引きのコツ オプションサービスを狙う
金額面の値引き交渉よりも、営業マンが乗り易いのがオプションのサービスです。「このオプション追加分を通常価格でお願い出来ないか、それで決断する」といった交渉の仕方が効果的です。どうしても値引き交渉が上手く行かなかった場合は、こういった交渉の仕方をすれば営業マンも折れるケースが多いです。
フィアスホーム 値引きのコツ 競合他社と比較する
競合する他のハウスメーカーと比較するのが一番の王道です。これをやらずして効果的な価格交渉は有り得ないとお考え下さい。基本的に高額な買い物は競合他社と競争させる事が、より安く購入するコツでもあります。例えあなたが「フィアスホームに決めた」と思っていても、必ず他のハウスメーカーや工務店と比較しておいた方が値引き交渉も有利に働く事でしょう。
フィアスホームの場合、高気密高断熱をウリにした商品を取り扱っていますので、同じく住宅性能を重視した商品を販売しているハウスメーカーが競合になります。価格帯では少し上になりますが《一条工務店》《スウェーデンハウス》、価格帯的に競合しそうなのが《アエラホーム》《ヤマト住建》《アルネットホーム》など。また《アイ工務店》などは営業エリアに含まれるなら、競合として含んでおけば交渉材料として優位に立てるかもしれません。値引き交渉もやり易くなるのでチェック推奨です。
ですが、他社の注文住宅の商品や設備などによって比較するのは難しい面もあります。また1社1社展示場へ行ってカタログを集めたりするのは正直、億劫ですよね。そこでオススメしたいのが《まとめて資料請求が出来るライフルホームズ》です。
まずは希望の予算・エリアに対応しているハウスメーカーを何社か見つけることから始めましょう。せっかく相見積もりをするなら性能スペックやデザインが希望条件にある程度あてはまらないとあまり意味がありません。
そこで最初のふるい落としに役立つのが「住宅カタログ」です。何冊かカタログに目を通すだけで各ハウスメーカーの特徴・強みがだいたいわかってきます。何社かお気に入りをみつくろったら「あいみつ」を取ってみてください。
似たようなスペックでも「ハウスメーカーごとにこんなに価格が違うの?!」と驚くと思います。価格差を知らずになんとなく決めてしまってたら…ゾッとしますね。すごくカンタンな作業ですが、これをやるかやらないかでマイホーム計画の失敗率は格段に下がります。「カタログ比較」は注文住宅の登竜門。まずはライフルホームズから始めましょう!
尚、値引き交渉のコツや裏技は下記特集ページにまとめてあります。予備知識として知っておくのと知らないのでは、場合によっては数十万円~数百万円の「差」が出てしまう可能性もありますので、チェック推奨です。
フィアスホームの構造と特徴
フィアスホームは日本伝統の在来工法(木造軸組工法)に金物接合や構造用集成材を使用した木造軸組みパネル工法を採用しています。床・壁・天井で躯体を支える「モノコック構造」は航空機や新幹線でも採用される外力に強い構造で、地震や台風に強い構造躯体を実現しています。
フィアスホームでは、主要構造材にはエンジニアリングウッドと呼ばれる構造用集成材を採用しています。
エンジニアリングウッドは、ラミナと呼ばれるひき板を接着により積層することで極めて高い強度となる建材です。また経年変化による反りや割れなどにも強いです。
木材は乾燥する事で強度と品質が安定しますので、十分乾燥させてから使用しないと割れや変形の要因となりますが、無垢材に比べて薄いラミナを乾燥させてから接着積層するエンジニアリングウッドは非常に品質が安定しており、強度も高いので建材として大変優れていると言えます。
フィアスホームでは、木材の内側に含まれる含水率は15%以下に徹底。またラミナに使用する接着剤はJAS規格で定められた「煮沸剥離試験」「浸漬剥離試験」「減圧加圧試験」などの試験に合格したものを使用しています。
住宅の構造材としてよく用いられるヒノキやスギの無垢材と集成材で強度を比較したところ、集成材が抜群の強度性能を保持していることが確認されています。
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具体的には、スギと比較して圧縮強度で約1.4倍、曲げ強度でも約1.4倍の強度を保持しています。
フィアスホームの特徴
フィアスホームは全国の工務店とフランチャイズ契約を結び展開している注文住宅ブランドです。施工面において間に余計な問屋や下請けを通す必要が無い為に、大幅なコスト削減を行う事が可能となります。フィアスホームが住宅業界最高水準の高性能住宅を価格を抑えながらも提供出来る理由です。
フランチャイズ形式の最大のメリットは、ハウスメーカーと地場工務店のメリットを両方活かせる点です。ハウスメーカーは新商品開発や住宅設備、資材の一括仕入れなどのスケールメリットを活かす事が出来ますし、地場工務店は地域密着型のサービスとスピーディな対応が可能になります。互いのメリットを活かす事が出来る相乗効果により、フィアスホームでは高性能住宅を低価格で提供する事が出来ている訳ですね。
何しろフィアスホームは住宅設備機器最大手のLIXILグループの一員です。当然、LIXIL製の住宅設備を安価に仕入れる事が可能です。LIXILの製品なら0.5~0.6掛けで仕入れが可能なので、比較的グレードの高い製品を標準仕様として採用が出来るそうです。また、設備面での優遇だけではなく、LIXILグループというバックボーンがあるのは、家を建てる上で安心感もありますよね。
尚、フィアスホームでは施工品質のばらつきを抑える施工方法が採用されています。従来は柱や梁などの接合部は「ほぞ加工」を現場の職人の技術によって行われるのが一般的でした。職人の技術次第では、欠陥となってしまう可能性があった訳です。フィアスホームでは、工場でプレカットされた構造材に接合金物を使用する事で、一定の品質で構造躯体を接合する事が可能になりました。この点もフランチャイズ方式の大きな強みの一つでしょう。
フィアスホームの家づくりは「環境経営に基づき、高品質で資産価値の高い住宅」を目標に注文住宅ブランドとして立ちあげられました。高気密・高断熱・耐震性を重視した高性能住宅と、パッシブ設計を基本とした住まいの提供です。
「時を重ねるごとに愛されるデザイン」
「末永く、快適でエコロジー」
「末永く安全な家」
「世代を超えて住み継げる」
「末永く安心な暮らしをサポート」
「末永く暮らしのパートナーであり続ける」
以上の6つのコンセプトを掲げています。フィアスホームの掲げる「パッシブ設計」とは、なるべく冷暖房機器に過剰に頼らない生活の事。太陽の光や熱、風などの「自然を感じる住まい」を重視した家づくりを行っています。
例えば近年は人工物に囲まれた生活をしている方も多いのではないでしょうか。過剰な空調機器や人工物に囲まれた生活をしていると、ストレスが溜まる事は科学的にも実証されています。コンクリートに囲まれた都会に住んでいると、自然に触れたくなる衝動に駆られるのは、人間の本能かもしれません。
フィアスホームでは、自然の環境を感じられるパッシブ設計を重視し、冷暖房器具に頼らなくても快適に過ごせる高気密・高断熱住宅を目指しています。
フィアスホームの基礎
基礎は主に「布基礎」「ベタ基礎」がありますので、注文住宅を建てる際の基礎知識として覚えておきましょう。
※布基礎とは…鉄筋で補強された逆T字型の基礎で、帯状の連続的に一体化した構造を持ち、上部からの力や地盤の構造によって不同沈下を防いでいます。
※ベタ基礎とは…床全体に格子状に鉄筋を入れ、床面にコンクリートを打つ基礎です。地面への設置面積が広い為、基礎全体で建物を支える事が出来ます。
建物の重さをしっかり受け止めるだけではなく、地震や台風など瞬間的に掛かる不可を地面に伝える為に、フィアスホームでは、一体型のオリジタルベタ基礎を採用しています。
基礎の立ち上がり幅は、建築基準法上では「120mm以上」と規定されていますが、フィアスホームではこの規定を大きく上回る150mmの厚みを採用しています。鉄筋のかぶり厚を大きくすることでコンクリートの中性化による鉄筋の腐食を防ぐほか、強度もアップさせています。
またフィアスホームでは、基礎部分には高耐久性の基礎仕上げ塗装「Fコート」を塗装する事で、基礎の美観を長く保てる仕様となっています。さらに非吸水塗膜によって、コンクリート内部への水の侵入を防ぎ、コンクリートの耐久性も向上させています。
フィアスホームの基礎仕様は大手ハウスメーカーと比較してもそん色のない仕様と言えると思います。
フィアスホームの耐震性能
フィアスホームでは耐震性能を向上させる為に様々な技術が採用されています。この項目ではフィアスホームの耐震性能についてチェックしたいと思います。
テクノスター金物
在来工法(木造軸組工法)の最大の弱点は木材同士の接合部とされています。従来の在来工法は木材の接合部分を削り取って凹凸を作り、それらを嵌め合わせる工法を採用されて点が接合強度が低い要因です。木材を削り取れば当然そのぶん柱・梁が細くなってしまい強度が下がってしまいます。これを断面欠損といいます。
フィアスホームでは木材接合部の断面欠損を最小限に抑えられるように「テクノスター金物」という専用の金属で接合することで接合強度をアップさせています。
一般的な木造軸組みの接合方法とテクノスター金物による接合強度を比較した試験では、テクノスター金物のほうが「せん断耐力で約1.4倍」「引抜耐力で約2.1倍」の接合強度があることが証明されています。
モノコック構造
フィアスホームでは木造軸組工法をベースにしていますが、さらに建物の外周部にオリジナル高性能パネルを施行し建物全体を一体化するモノコック構造となっています。
モノコック構造とは、もともとは航空機や新幹線などに採用される構造で非常に外力に非常に強いのが特徴です。天井・床・壁を強固に一体化することで建物を支えるため、地震や台風などの力がかかった際も負荷を建物全体にバランスよく分散できる構造なので非常に外力に強い工法です。
高性能パネル
フィアスホームが採用するオリジナル高性能パネル「eパネル」は高層ビルにも用いられる粘弾性体を使用しています。粘弾性体とは「粘性」と「弾性」の両方の性質を併せ持つ素材で、変形時にエネルギーを吸収し、熱エネルギーに変換する性質があります。この性質により地震の際にはしなやかに揺れを吸収し「制震性能」を発揮。フィアスホームの建物は標準で「制震仕様」が採用されている事になります。
剛性床
水平面の剛性が弱いと地震の力を受け取れる事が出来ず、建物が変形を起こしてしまう可能性が高まります。フィアスホームでは1階・2階の床に厚さ28mmの分厚い構造用合板を直接打ち付けて一体化する「剛性床」を採用。ねじれや地震の横揺れに非常に強い構造を実現しています。
制震ダンパー
高性能パネルだけではなく、制震ダンパー「ミューダム」を採用する事も可能で、世界初となる「金属流動」を活用した次世代型摩擦制震ダンパーとなります。
金属流動とは、アルミと鋼材を強く押しつけたままスライドすると両面が焼き付き完全接着され、それでも負荷を加えた際にアルミが動き始める現象です。フィアスホームでは、九州大学と10年以上の研究を行った結果、繰り返し摩擦を受けても摩擦抵抗力がほとんど低下しない事が判明しています。振動台実験では兵庫県南部地震(1995年)を再現し、48回繰り返した振動台実験にも耐えることが出来たそうです。
フィアスホームでは、これらの耐震技術を採用する事で、性能表示制度の耐震等級3(最高等級)相当の優れた耐震性能を実現しています。
フィアスホームは寒い?断熱材・断熱性能・UA値
フィアスホームは環境を重視した家づくりを行っていますが、特に重視しているのが高気密・高断熱を実現する省エネ住宅です。フィアスホームでは在来工法に加えて、フィアスホームオリジナルの高性能パネルを採用する事で、高気密高断熱住宅を実現しています。
フィアスホームのオリジナル高性能パネル「eパネル」は、耐震性能だけではなく、断熱性能や気密性能にも大きく寄与しています。樹脂系の断熱材と構造用パネルを一体化させた「eパネル」で建物を包み込むことで「住まいの基本性能」を大きく高めているからです。
フィアスホームでは、工場生産された高性能パネルを柱や梁の間にはめ込んで行く為、現場施工による品質のバラつきを抑える事が可能になります。
アリエッタ・アリエッタDSの「UA値」
フィアスホームの主力商品である「アリエッタ」と、その上位グレード商品となる「アリエッタDS」は非常に優れた高気密高断熱住宅モデルとなります。特に上位モデルの「アリエッタDS」の断熱仕様は素晴らしく、厚さ119㎜のダブル断熱施工、しかも断熱材は熱伝導率0.020のネオマフォームを採用しています。
そして熱損失の大きい窓断熱には、LIXILの最先端テクノロジーを結集したトリプルガラス樹脂サッシ「エルスターX」が標準採用されています。更に外側に遮熱シートを施工する事で、赤外線の輻射熱を約85%反射します。断熱性能を高めるだけではなく気密性能も向上させています。
住宅の断熱性能や気密性能は数値で表す事が出来ます。断熱性能を現す数値としては「外皮平均熱貫流率(UA値)」が採用されていて、住宅内部から外部へ逃げる熱量を外皮全体で平均した値の事です。
フィアスホームの商品 | UA値の目安(単位:W/㎡K) |
---|---|
アリエッタ | UA値0.42 |
アリエッタDS | UA値0.27 |
※UA値は数値が低い程優秀な断熱性であることを表します。
フィアスホームの「アリエッタ」「アリエッタDS」では北海道基準(省エネ基準)の断熱性をクリアしています。断熱性の水準としてはかなり優秀な性能を確保していると言えるでしょう。
フィアスホームズの気密性・C値
一戸建て住宅にとって断熱性(UA値)と同じくらい重要な住宅性能が「気密性」を示す「C値」です。
気密性の数値であるC値とは、わかりやすく言えば「室内にスキマがどれくらいあるか?」ということを数値化したものです。C値はゼロに近ければ近いほどスキマが少ない、気密性が高い住まいであることを示します。
気密性がよくない家はエアコンを付けてもスキマから熱損失してしまうのでエアコン効率が悪くなってしまいます。またスキマから熱損失すると室内に局所的な温度差が発生してしまう点も問題です。温度差は結露の原因となり、結露はカビや腐食などの原因になります。
木造住宅にとって結露は建物寿命を縮めてしまう大敵なので、気密性(C値)の良し悪しは間接的に家の構造寿命にも影響してしまうのです。気密性は室内の温熱環境に影響するだけでなく、光熱費コストやメンテナンスコスト、建物寿命にも影響する大切な住宅性能ですので、断熱性とセットで重視するのが鉄則です。
フィアスホームでは公式HP上で「C値」が公表されています。ちなみに日本のハウスメーカーではC値を公表しているのは極僅か。住宅の気密性に自信のあるところしか公表されていない(公表できない)というのが本当のところです。尚、フィアスホームでは施工全棟で気密測定を実施しています。これは本当に自信が無ければ出来ない芸当だと思います。
フィアスホームのC値(目安)
C値:0.33
「C値0.33」は非常に優秀な数値です。例えば「家は性能」のキャッチコピーで人気の《一条工務店》の看板商品「i-smart」では「C値0.59」と公表されています。単純に数値上で比較すると、フィアスホームのは《一条工務店》の「i-smart」よりも優れた気密性能を有している事になります。
これだけの高気密高断熱仕様ならば、北海道などの寒冷地でも安心して暮らす事が出来そうですね。フィアスホームの「アリエッタDS」は住宅業界最高水準の高気密・高断熱住宅を実現していると考えて良いでしょう。
家を建てるなら断熱性能は超重要です!
というのもマイホームを建てた人の後悔ポイント1位が「室内の寒さ・暑さ」、2位が「光熱費が高いこと」だと言われているからです。コレ、どちらも高気密・高断熱の家なら解消できていた後悔ポイントです。
せっかく注文住宅を建てるなら「夏涼しく冬暖かい省エネ住宅」が良いのは当たり前ですよね。
マイホームの気密・断熱で失敗したくないなら、必ず「カタログの数値」で比較してください。
営業マンに「気密・断熱はどうですか?」と聞くだけじゃダメです。だいたい皆「うちは悪くない」というはずです。気密・断熱に自信のあるハウスメーカーなら“住宅カタログに必ず数値を載せる”ものです。カタログの数値に嘘はありません。
逆にカタログに数値が載っていなければ、その会社は「自信がない」と判断してOKです。これをやっておけば「気密・断熱での失敗」はまずありません。
気密・断熱性はハウスメーカー各社で力量差が非常に大きく表れるポイント。先輩方と同じ後悔をしないために気密・断熱の数値は必ずカタログで比較しておきましょう。
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フィアスホームの外観
フィアスホームの外観は日本の住宅街に馴染むシンプルモダンなものから、都会的な印象のスクエア型、北欧住宅や南欧住宅のようなものまで、多様なデザインの実例が目を惹きます。
流石に大手ハウスメーカーの高級注文住宅のようなエクステリアを望むのは難しいかもしれませんが、施主の好みやセンス次第で洗練したデザインを選ぶ事も可能なのが注文住宅の醍醐味です。完全にゼロから外観を設計する訳ではありませんが、「こんな家にしたい」というイメージを持っていれば、実現可能な施工技術と実績、ノウハウがありますので期待出来そうですね。
フィアスホームの屋根・外壁
フィアスホームの屋根材は「スレート屋根」「ガルバリウム鋼板」「陶器瓦」から選ぶ事が出来ます。「陶器瓦」は高級感もありますが、当然オプションになります。
※「スレート屋根」とは…化粧スレート屋根の事で、屋根材の中では比較的安価な為に普及率が高く、多くの業者が施工を経験している為に対応出来る業者が多いのもメリットとなります。
※「陶器瓦」とは…陶器で作られているので、強い衝撃を与えない限りは陶器瓦の寿命は半永久的とも言われており、耐久年数に優れた屋根材となります。
※「ガルバリウム鋼板」とは…1972年に米国で開発された金属素材で、耐久性や耐熱性に優れた屋根材として人気です。金属なのに錆に強く、陶器瓦に比べて軽量の為に耐震性にも優れています。
また外壁材に関しては、フィアスホームでは「窯業サイディング」が標準仕様です。現在、日本で最も多くの住宅に利用されている外壁材で、最近は技術力が上がったのか、見栄えもタイル調・石目調など、遠目からは高級外壁と変わらぬ外観を演出する事が出来るようになりました。
また最新のサイディング材は見栄えの良さだけではなく、特殊な塗料を採用する事で汚れを自動で落とし、30年相当の耐久性を有する商品も増えています。サイディング表面を覆うシリカ粒子が空気中の水分子を吸着させ、サイディング表面の静電気を抑えて汚れを付着しににくしたり、付着した汚れを水分子膜の上に浮かんだ状態にする事で、雨水で洗い流す効果に期待出来ます。セルフクリーニング機能と言えば外壁タイルを思い描く方も多いと思いますが、最近のサイディング外壁は、限りなくその性能に近付いて来ています。「タイル材」などもオプションで選ぶ事が出来ますが、サイディング材でも十分な性能を期待する事が出来そうです。
フィアスホームの内装と間取り
フィアスホームは高性能住宅に特化した家づくりを行っている印象ですが、高気密高断熱、そして耐震性に優れるからこそ間取りの自由設計が実現可能となります。例えばフィアスホームでは「一室設計」の考え方を採り入れています。所謂、「S&I(スケルトン&インフィル)」の考え方です。
※SI設計とは…建物を構造体(スケルトン)と内装や設備(インフィル)に分けて考える設計の事で、頑丈な構造躯体と間取りや内装設備を明確に分離する事で内装の自由設計をやり易くする考え方です。
家全体を大きな一つの空間と捉えた自由な空間設計は、多様な間取り設計を可能にしました。
多くのハウスメーカーで採用されている大収納空間も勿論、採用可能です。建築基準法では「天井高140cm以下の空間は床面積(建ぺい率)に含まれない」ので、例えば階段下のスペースに大収納空間を採用し、その上にスキップフロアを設ける1.5階空間の実現も可能です。
またデザイン性だけではなく、機能性も重視した家づくりを行っています。住まいのストレスフリーの実現は、まず家事動線から。往復の回数が多い動線は障害を少なくし、短距離に設計。また玄関から重たい荷物を持ってキッチンまで移動する際も考慮した家事動線。施工実績の多いLIXILグループだからこそ提案出来るノウハウが凝縮されています。
フィアスホームの平屋
最近は平屋建て住宅を検討する人が増えているそうです。「ワンフロアで暮らせる」「移動が楽」などが理由ですが、例えば子供が自立して、終の棲家として平屋住宅を建てたいと考えている方が増えているのかもしれませんね。
フィアスホームでも多くの平屋住宅の施工実績があります。躯体にはフィアスホームオリジナルのeパネルが採用され、高気密・高断熱。LIXILの住宅設備が標準仕様です。
フィアスホーム 平屋の実例
フィアスホームでもしも欠陥があった場合の保証とアフターサービス
フィアスホームの保証やアフターサービスについて、この項目で詳しくチェックしたいと思います。
フィアスホームの保証内容と保証延長方法
初期保証:10年
最長延長:30年
延長条件:20年目迄の無料点検と有料補修
フィアスホームがでは引き渡しから10年間の初期保証(無償で受ける事の出来る保証期間)を設けています。これは法律で定められた最低限の義務期間ですが、ローコスト住宅の場合は殆どのハウスメーカーが初期保証10年間に設定しているので致し方無い部分かもしれません。但し、フィアスホームの上位グレード商品はローコスト住宅の価格帯を超える高額商品になります。そう考えると初期保証期間はやや物足りなく感じるのではないでしょうか。
尚、20年目迄は無償の定期点検を受ける事が出来ますが、以降は有償点検になります。また上記画像を見る限りは、有償のメンテナンス工事を受ける事で30年目迄の保証延長期間を継続出来るようです。
尚、実際にフランチャイズ形式のハウスメーカーは、後から揉めるケースも珍しくはありません。保証やアフターサービスに関しては事前に担当の営業マンに確認を取るようにしましょう。
他社の保証やアフターサービスと比較する事で、ウィザースホームがどの位、アフターサービスに力を入れているハウスメーカーなのかが判ると思います。興味がある方は、下記特集ページでチェックしてみて下さい。
フィアスホームで注文住宅を建てるメリットとデメリット
注文住宅を建てるとなれば、高額な買い物となります。恐らく、人生で一番悩む買い物が「マイホーム」になるのではないでしょうか。自分の中で何を重視したいのか優先順位を付けておくべきですよね。
最終的にどこのハウスメーカーで建てるべきかは本当に大きな悩みどころです。一生で一番高い買い物だからこそ、自分の理想に一番近い住まいを実現出来る、そして信頼出来るハスウメーカーを選ばなくてはなりません。
この項目ではフィアスホームで注文住宅を建てた場合のメリット・デメリットについてまとめたいと思います。事前に把握しておく事で、ハウスメーカーの良いところ、悪いところ、そして自分が何を優先したいのかが見えて来ると思います。
フィアスホームのメリット
・高気密高断熱
フィアスホームは高気密高断熱に力を入れています。断熱性能を現す「UA値0.27」気密性能を現す「C値0.43」は、《一条工務店》と比肩する程の高性能住宅になります。高気密高断熱住宅は住み心地に直結するだけではなく、省エネ性能も大きく向上しますので、大きなメリットになります。
・耐震等級3相当
フィアスホームは在来工法(木造軸組工法)に「金物工法」と「パネル工法」を組み合わせる事で、外力への強さと耐久性を実現しています。全ての商品で耐震等級3(最高等級)は勿論の事、更に地震の揺れを抑える制震ダンパーを採用する事も可能です。耐震性能に関しては信頼出来るレベルに達していると考えて良いでしょう。
・パッシブ設計
フィアスホームでは「パッシブ設計」をコンセプトにした家づくりを行っています。一部寒冷地を除けば、日本は家の省エネ性を高めれば、過剰な冷暖房設備は必要ではないという考え方。太陽の光や風など、自然を利用した住まいを重視した家づくりを行っています。人工物に囲まれた家よりも、自然のエネルギーと共存する住まい。これに共感出来る方にとって、大きなメリットなのではないでしょうか。
・LIXIL製品が標準仕様
フィアスホームはLIXILグループの一員なので、キッチンや浴室などの水回りや玄関や収納などの建具まで全て高品質なLIXIL製品となります。しかもグループ価格で安く仕入れる事が出来るので、価格面でも大きなメリットになると思います。
フィアスホームのデメリット
・上位グレード商品は価格が高い
フィアスホームの上位グレード商品、例えば「アリエッタDS」は坪単価もやや高く、もう少し背伸びをすれば《一条工務店》や《積水ハウス》などの一流ブランドメーカーが競合になってきます。この価格帯まで行くと、ブランド価値だけではなく、あらゆる面で比較検討を行う必要があります。この点はフィアスホームにとってはデメリットになるでしょう。
・価格帯の割に保証やアフターサービスが手薄
フィアスホームはローコスト住宅と呼ぶにはやや価格帯が上になり、中間価格帯のハウスメーカーと考えた方が良いでしょう。となれば、保証やアフターサービスに関しても相応に求められる事になります。現時点ではフィアスホームの保証やアフターサービスはローコスト住宅並みです。今後の改善に期待したいですね。
・品質が価格相応
フィアスホームの口コミや評価を見ると、住宅性能自体への満足度が高い反面、外観や内装に対する品質の格落ち感を指摘する人が多いように感じます。特にアリエッタDSのような上級グレード商品は、価格帯的にも《一条工務店》や《積水ハウス》が競合に加わって来ますので、その辺りで分の悪さを感じるかもしれません。
マイホーム購入は人生の一大イベントですし、非常に高額なお買い物です。ハウスメーカー選びに迷っているなら、一度専門家による客観的な意見をお聞きすることをおすすめします。
ハウスメーカーのカタログを見たり、モデルハウスを見に行くと心が舞い踊って冷静な判断が出来なくなっていたりしてしまいますね。後から「もっとハウスメーカー選びを頑張ればよかった‥」「同じような家がもっと安く契約できたかも‥」「住宅性能があまり良くないかも‥」このような後悔の言葉が残念ながらネットには溢れています。
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フィアスホームの注文住宅 まとめ
このページではフィアスホームの注文住宅についての評判・口コミ・坪単価・価格・実例などをまとめてみましたが参考になりましたでしょうか。
より皆様に役立つコンテンツにしていくためには、皆様の口コミ・評判の書き込みが必要不可欠です。フィアスホームで実際に注文住宅を購入された方は、良かった点・悪かった点・メリット・デメリットなどどんなことでもかまいませんのでご感想を寄せて頂けると嬉しい限りです。
注文住宅のハウスメーカー選びで失敗しないために、最後にアドバイスをさせて頂きます。
住宅に限った話ではありませんが、高額な買い物をする時は「どの会社が品質・性能が良いか」「どの会社がお得か」必ず比較しますよね?マイホーム購入は特に比較検討が大事です。
見た目は同じような家でも品質・性能・価格は大きく異なります!ハウスメーカーごとにどんな特色があって、どんな価格設定なのか。注文住宅の知識を身につけておけば必ず判断材料になりますし、また複数社を比較検討することで最終的な値引き交渉の際も有利になります。
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ただでさえマイホーム購入は疲れてしまうもの。省ける時間は省いて賢くハウスメーカーを選びましょう!
フィアスホームの注文住宅の評判は?
最後にフィアスホームの評判についてまとめておきます。
注文住宅で家を建てる場合に絶対にチェックしておきたいのが、実際にハウスメーカーで家を建てた人の感想や評価などの評判です。
実際に家を建てて失敗した事、ああすれば良かった…こうすれば良かったといった経験談は何よりも役に立つ事は間違いないでしょう。特にフィアスホームは高気密高断熱住宅で性能面に拘った家づくりを行っていますので、実際の住み心地は気になるところです。
マイホーム購入において、実の体験談ほど分かり易く為になるものはありません。人生で一番大切な買い物。後悔することのないよう、フィアスホームの口コミ・評判をしっかりチェックおきましょう。
フィアスホームの具体的な評判
・気持ちよく過ごす事が出来ています
アリエッタDSで新築しました。断熱性能のスペックなどが高く、一条工務店と比較検討を重ねた結果、床暖房は過剰な設備と考え、フィアスにしました。私は長野県在住なのですが、冬はエアコンを切っても数時間は室温を保ってくれます。お風呂や脱衣室も何日間も家を空けない限りは、ある程度の室温を保ってくれます。今は全館空調が流行ったりしていますが、しっかりとした断熱施工さえ行えば、過剰な設備なのだと実感しています。太陽の光や風を感じる事の出来る設計にしてあるので、とても気持ちよく過ごす事が出来ています。
・風や太陽光を感じる事の出来る家
フィアスは一条と比較している人が多いらしく、営業マンもやたらと一条を意識していましたね。一条は機械に頼った家づくりで、フィアスは自然の風や太陽光を感じる事の出来る家。私は家族の健康を考えてフィアスの考えに賛同したクチですが(価格も安かったので)、今思えばこれで良かったと感じています。そもそも私の住んでいるエリアに床暖房は必要ないですしね。
・電気代が1万円安くなりました
どうせフィアスで建てるなら、DSをオススメします。福島在住ですが、エアコンは朝2時間と夕方2時間付けるだけで、室内は過ごし易い気温を保てます。以前住んでいた実家の電気代と比べると、冬場は1万円もの差が出て驚いています。気密性や断熱性に拘った家づくりをすれば、後からの光熱費が安くなるなどのメリットがあります。どうせフィアスで建てるなら、DSで建てた方が満足感も高いと思いますよ。
・リクシル製品のグレードが高い
加盟の工務店に聞いたら、リクシル製品なら0.6掛け以内で持って来れるらしいから、他社に比べるとグレードの高い設備をたくさん採用する事が出来ました。特にキッチンとか水回りのグレードが高いと、嫁さんも大喜び。俺も風呂のグレードが上がってニッコリ。坪単価も抑える事が出来た。
・結局は現場の大工次第
家の品質自体は満足行くものですが、結局のところは現場の大工がちゃんと仕事をしてくれるかどうか。フィアスホームの場合はeパネルがあるから、施工技術はそんなに必要無いらしいが、内装の質感なんかは業者次第。壁紙の不備が3カ所もあったし、造作も間違いが複数個所見つかりました。勿論、最終点検時に指摘して直して貰ったが、結局は施工する人の仕事が丁寧かどうかだと思う。
・もしやり直せるなら
住宅性能に惹かれてフィアスホームで建てたが、正直言うと少し物足りない印象は否めないかな。アフターサービスは全然だし。住宅性能を重視するなら、やっぱり一条工務店で建てた方が概ね満足度も高いと思う。一条はキラテックタイルがカッコイイし、内装の品質も高いけど、フィアスホームはアイフルホームに毛が生えた程度の印象しかなかった。勿論、自分でフィアスに決めたんだから仕方ないけど、もしやり直せるなら一条を選びたい。
フィアスホームの評判 まとめ
フィアスホームの評判をザックリとわかりやすく箇条書きでまとめます。
- 気密断熱が高く満足
- パッシブ設計が良い
- 性能の割に価格が安い
- LIXIL製品のグレードが高い
- 光熱費が安くなる
- 現場施工で品質にブレ
- アフターサービスが手薄
- 外観内装デザインが物足りない
フィアスホームの評判を見ると、高気密高断熱の住宅性能や、太陽光や風を採り入れるパッシブ設計に満足している人が多い印象です。やはり住宅性能に関しては数値の額面通りに受け取って良いのかもしれませんね。
その反面、否定的な意見で多かったのが現場施工に対する不満やアフターサービスの手薄さなど。また構造躯体の性能自体は高評価でも、外観や内装のデザインや高級感といった部分に不満点を挙げている方も多かった印象です。特に《一条工務店》と比較している人が多い印象でした。
フィアスホームの口コミを募集しています
当サイトでもフィアスホームの注文住宅についての口コミを大募集しています。注文住宅をご検討中の皆様に、より役立つコンテンツとしていくために皆さまのご協力が必要不可欠です。
フィアスホームで注文住宅を建てた方はフィアスホームの良かった点、悪かった点などの口コミを寄せて頂けると嬉しい限りです。またフィアスホームをご検討中の方やモデルハウスを見学に行かれた方なども些細な感想でも口コミをお寄せください。どうぞご協力をお願い致します。
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一条と迷いに迷ってアリエッタDSに決めました。暖かい家が良かったので、一条の床暖房も魅力だったのですが、アリエッタの自然を採り入れる「パッシブ設計」の考え方が好きで、こちらを選択しました。今思えば、これが正解だったと思います。一条のように気密性を重視するあまり人工物だらけの家に住むのはストレスになりそうですからね。自然と調和した住まいこそが私の求める住まいだったので、そういう意味でもフィアスホームはとても良い家づくりを行っていると思います。
私は住宅性能を重視していますので、アエラホームとフィアスホームを候補に検討をしました。どちらも住宅性能に関しては文句なしだったのですが、担当の営業マンとの相性が良かったのでフィアスホームで契約。断熱性が本当に素晴らしく、暖房の1日の稼働時間も少なく済みますので光熱費も大分抑えられます。以前住んでいた賃貸に比べて電気代は約半分に抑えられています。
アリエッタDSは住宅性能良いし、パッシブ設計が凄く良い。自然のエネルギーを利用した住まいでのんびり過ごしたいからね。老後もずっと暮らす家である事を考えると、パッシブ設計に行き着くんだよなあ。
新型コロナウイルスで緊急事態宣言が出て、鉄筋やコンクリートに囲まれた生活よりも自然エネルギーを活かした住宅の方が理想だと気付きました。フィアスホームはパッシブ設計を重視しているそうなので、コロナウイルスが落ち着いたら本格的に検討してみようと思っています。実際の住み心地など、先輩方の感想などもっと知りたいです。
省エネ設計。自然との調和。風の通り道を考えられた設計。うん、これからはこういう家が主流になりそう。過剰な空調システムなんていらない。
床暖房が標準仕様の一条工務店と迷っているのですが、環境に優しい家づくりを行っているフィアスホームの方が私の琴線に触れます。フィアスは寒冷地区でも床暖房が必要無いように設計されているそうです。パッシブ設計と高気密高断熱だからルームエアコンで十分暖かいそうですが、本当に床暖房が必要ないのでしょうか。
フィアスホームはeパネルという断熱材が入ったパネルが使われていて、気密性は一条より上なんじゃないかな。床暖房は正直、好みの問題だとは思うけど、光熱費考えてもフィアスの家づくりに共感しているならフィアスの方が良いんじゃないかな。
東北在住です。住んでるエリアによるとは思うけど、冬でも家の中で半袖で過ごしたいとか、素足で過ごしたいとかの願望があるのなら、床暖房はあった方が良いと思います。私もアリエッタと一条、それと地場工務店で凄く悩んで、結局は予算が一番安かった地場工務店で新築しました。床暖房も付けたので冬は暖かく過ごす事が出来ています。ちなみに価格は一条>アリエッタ>地場工務店でした。
あまり有名じゃないですが、ここの住宅性能中々凄いですよね。eパネル施工に変わってからは業者の施工差が出なくなったと思うので、私もフィアスで建てようか検討しています。床暖房や全館空調に頼らない家づくりというのが、アフターコロナの世界にしっくり来ると思いました。
断熱パネルが採用されているので構造はシンプル。施工技術は大して必要ないですし、パネル工法は住宅性能も優秀だと思う。これからの日本住宅はこの工法が流行るんじゃないかな。合理的だし。
パネル工法が住宅性能高いのが分かるんだけど、そもそも日本の気候に合ってるのかな?高温多湿な日本の夏は、逆に熱が篭ってしまいそうなイメージがあるんだけど、夏の快適性は高いのかな?
パッシブ設計が活きてるので、夏の快適性は問題ないように感じます。断熱性も気密性もあるので冷暖房効率もとても良いから、環境に優しいのは間違いないと思います。
耐力壁に断熱材が封入されているeパネルが施工されているので、耐震性と断熱気密を容易に高める事が出来るそうです。工期も短く済むので価格を抑えられると言ってました。加盟店の技術の差が関係無く施工出来るので、フランチャイズ向きのハウスメーカーかもしれませんね。住宅性能が大手以上に高水準なので価格以上にコスパが良さそうですね。