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アイディホームの坪単価
それではまずはアイディホームで注文住宅を建てる際の坪単価について解説します。
注文住宅のマイホーム計画では予算計画が非常に重要です。いくら魅力的な家を建てるハウスメーカーでも予算に合わない会社は候補として検討できません。予算オーバーの金額で無理をして住宅ローンを組むのはオススメできません。せっかくマイホームを建ててもその後の新生活が経済的に苦しくなれば後悔に繋がってしまいます。
家づくり計画ではまず無理のない予算計画をしっかりと立て、予算に合う坪単価で建てられるハウスメーカーを検討しましょう。
さて、本題のアイディホームの規格注文住宅「リナージュ・プラス」の坪単価は以下の通りです。
アイディホームの注文住宅商品 | 本体価格の目安 | 坪単価の目安 |
---|---|---|
リナージュ・プラス | 770~1600万円 | 32~50万円 |
アイディホームの規格型注文住宅「リナージュ・プラス」は広さにより本体価格は幅がありますが、おおむね建物本体価格は1000万円台で建てている顧客が多いようです。坪単価は32~50万円前後がボリュームゾーンとなります。
ただしコロナ禍以前に比べるとハウスメーカー各社ともに値上がり傾向にありアイディホームも若干の値上げ傾向にあるようです。2023年現在では、最安価格770万円~での新築は難しい可能性がありますので、この点は要ヒアリングです。ただ、値上がり傾向にあるとはいえアイディホームは低価格路線のローコストハウスメーカーですので、他社に比べると値上がり幅は小さいはずです。飯田グループホールディングスは日本で一番多くの戸建て住宅を供給しているグループですので、そのスケールメリットは大きく価格帯としては坪単価50万円以内、建物本体価格1,000~1,600万円前後がボリュームゾーンと言えるでしょう。
リナージュ・プラスはセミオーダーの規格注文住宅とはいえ坪単価50万円以内で建てられるので、十分ローコスト住宅と言える範囲です。むしろ他社ハウスメーカーが値上がり傾向にありますので、相対的にコスパの良さが際立ってみえるかもしれません。しかしやはりマイホームは長く住むことが大前提ですから、単純な坪単価の安さだけで候補を決めてしまうのは早計でしょう。
アイディホームは「価格の安さ」と「家の安全性能」には強みがありますが、その反面「断熱性・気密性などの快適性能」に関してはそこまで力を入れていません。断熱性・気密性は、光熱費のランニングコストにも直結するほか、間接的に家の構造寿命にも影響する重要な性能です。ローコスト住宅といえども軽視すべきではないと心得ましょう。
アイディホームで家を建てるとしても、断熱性・気密性に関してはしっかりと理解し必要に応じてオプションを追加するなどすれば良い家づくりができると思います。アイディホームの断熱性・気密性については後述しますので、しっかり理解しておきましょう。
誰もが「マイホームで失敗したくない」と思っているはずなのに失敗例は後を絶ちません。
それはズバリ「比較検討が足りない」からです!
マイホームに限らず高額な買い物をする時は「どの会社が品質・性能が良いか」「どの会社がお得か」必ず比較しますよね?同じような見た目の家でも品質・性能・価格は大きく異なります!複数社を比較検討することでハウスメーカーの特徴をしっかり知る事ができ、更に最終的な価格交渉の際も有利になります。
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アイディホームの構造別 商品ラインアップ
それではアイディホームの注文住宅商品のラインナップを紹介します。
アイディホームはセミオーダーの規格住宅プランである「リナージュ・プラス」を提供しています。
リナージュ・プラス
アイディホームの注文住宅商品は基本的にセミオーダースタイルの規格住宅「リナージュ・プラス」のみとなります。アイディホームの主力商品である「分譲建売住宅リナージュシリーズ」をベースに、間取り・外観・内装スタイルなどを好みにあわせて選択できる規格注文住宅です。規格住宅プランですので建物の広さや形状はあらかじめ用意されたプランのなかから選択することになりますが、内部の間取りは約500種類から選べるため、広ささえ希望に合うプランがあれば好みの間取りは実現できる可能性が高いです。リナージュプラスの価格帯は建物本体価格で約1,000万円~1,600万円前後、坪単価32~50万円前後が予算目安となります。アイディホームの建売分譲住宅シリーズ「リナージュ」と装備や住宅設備などの基本仕様はほとんど同じと考えて良いでしょう。お近くに分譲住宅リナージュが販売されている場合は、そちらを内覧することでイメージがつかみやすいと思います。
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アイディホームと坪単価を比較しておくべきハウスメーカー
何度も言うですが、注文住宅のマイホーム計画においてハウスメーカーを複数社比較することはとても大切です。
すでに本命のハウスメーカーが決まっている方もおられると思いますが、そんな方もぜひ一度複数社の住宅カタログを比較してみてください。比較して各社の強みや特徴、価格を知ることで自分の建てたい家の相場観が養われます。
この項目ではアイディホームを候補として検討されている方が比較しておくべき競合ハウスメーカーをいくつかピックアップしておきます。
- パパまるハウス
アイディホームの家を検討されている方は、価格帯が近いパパまるハウスを比較しておくと良いでしょう。パパまるハウスは建物本体価格1000万円前後、坪単価30~40万円前後が予算目安となり、耐震性・断熱性などの各種住宅性能にも注力しています。パパまるハウスもセミオーダーの規格注文住宅が主力となりますので、プランニングの自由度という面ではそれほどアドバンテージがあるわけではありませんが、ローコスト住宅メーカーとしては性能面が優秀ですし、ヒノキヤグループに属する企業ですので全館空調システム「Z空調」を搭載可能です。コストを抑えつつ全館空調システムを採用できる点は大きなメリットと言えます。
- アキュラホーム
アキュラホームは平均坪単価50~60万円前後が予算目安となりますので、アイディホームよりもやや高めではありますが、完全自由設計のフルオーダー注文住宅という点を考えればコスパはかなり優秀といえます。アキュラホームの主力商品「超空間の家」は業界最高レベルの壁倍率を誇る8トン壁を採用することで、鉄骨造住宅並みの大空間・大開口の家を実現できます。耐震性も優秀ですし、断熱性もZEH水準をクリアしているので性能面を重視する方にもオススメできます。アイディホームとどのくらい性能と価格が変わってくるのか一度比較してみると良いでしょう。
- タマホーム
ローコスト住宅をご検討されているならばタマホームは一度はチェックしておくべきだと思います。タマホームは、ローコストで建てるフルオーダー注文住宅の代表格。主力商品の「大安心の家」は住宅性能・デザイン・価格のバランスが非常に優秀で、人気を集めています。さらにタマホームは近年、価格の安さだけでなく「断熱性」にもかなり力を入れてきています。コストを抑えつつ、住宅性能も重視したいという方が増えているのでその需要を取り込みにいく動きなのでしょう。性能面を重視する方は比較しておくことをオススメします。
繰り返しますが、注文住宅のマイホーム計画においては複数のハウスメーカーを比較することが非常に大切です。
本契約を済ませてから「あっちのハウスメーカーの方が安かったのに…」「こっちの工務店の方が住宅性能が高かったのに…」と後悔することの無いよう、候補のハウスメーカーは少なくとも2~3社程度は比較・相見積もりをとることをオススメします。
注文住宅の理想は個人個人で異なります。価格帯の近い競合会社の住宅カタログを比較することであなたが理想とするマイホームの相場観が養われますし、各社で異なる価格・住宅性能・外観・内装・住宅設備グレードなど細かい部分の目利きもある程度はできるようになるはずです。
アイディホームを候補として検討されている方は、上記の競合ハウスメーカーを併せて比較してみてはいかがでしょうか。
なお、詳しくは後述しますが「複数社で比較し相見積もりをとること」は契約直前に行う最終的な値引き交渉の場面でも強力なカードとなります。注文住宅のハウスメーカー選びにおいて「比較」と「相見積もり」はメリットこそあれど、デメリットになることはありません。ハウスメーカー選びで必ず行うべき必須項目と覚えておきましょう。
アイディホームの注文住宅は高い?安い?価格設定は?
アイディホームの注文住宅の価格帯は他社と比較して高いのか?それとも安いのか?気になる方は多いと思います。
結論から申し上げるとアイディホームの価格設定は他社ローコストハウスメーカーと比べても「安い」と言えると思います。一般的にローコスト住宅とは「坪単価50万円以内」の住宅を指すケースが多いですが、アイディホームではほとんどの顧客が32~50万円前後で注文住宅を建てており、建物本体価格のボリュームゾーンは1000万円台がもっとも多いようです。この価格帯はローコストハウスメーカーのなかでも特に安いほうと言えるでしょう。
アイディホームは飯田グループホールディングスの圧倒的なスケールメリット(年間46000棟もの戸建て住宅を供給)を活かし、一括で住宅資材や設備を仕入れるなどコストを限りなく抑えているほか、あらかじめ間取りのベースプランが定められた規格住宅とすることで打ち合わせの回数を減らすなど、人件費コストの削減にも努めています。このような営業努力により、アイディホームはローコスト住宅のなかでも特に低価格で注文住宅を提供しています。
ただし、アイディホームの価格帯は単純な値段設定だけでいえば確かに「安い」ですが、その分家のグレードも低く抑えられています。アイディホームは耐震性など、家の安全性に関わる部分には非常に力を入れていますが、それ以外の断熱性・気密性・設備グレードなどの面では明確にコストを抑えています。マイホームの住宅性能や高級感・重厚感を求めるのであれば、アイディホームの標準仕様では満足できない可能性もありますので、その点はあらかじめ理解しておきましょう。
単純な価格設定が安いからと言って必ずしも「コストパフォーマンスが優れている」というわけではありません。価格だけでなく、性能や見た目のデザインなどもしっかり競合他社と比較しておきましょう。
注文住宅でマイホームを建てるなら、必ず「予算に合うハウスメーカー」を複数社みつくろって比較・相見積もりしてください。
注文住宅は基本的にオーダーメイドの一点モノ。ほとんど「定価」という概念がありません。つまり自分の条件であいみつをとらなければ「自分の条件のマイホームの適正価格」があいまいのまま。
適正価格があいまいのまま、なんとなくフィーリングで決めてしまうことだけは絶対にやめましょう。
注文住宅は似たような見た目や性能でもハウスメーカーが違えば「300万円~1000万円単位で価格差がある」のが当たり前の世界です。後から「向こうのほうが安かったのに…」と後悔しないためにも必ず複数社のカタログを比較・相見積もりを取るようにしてください。
アイディホームの注文住宅は値引き出来る?
マイホームは人生でもっとも大きな買い物です。数千万円単位の買い物なので、たった数%でもお値引きしてもらえるだけでも大きな金額です。
実は注文住宅業界では個別の値引き対応が往々にして行われており、一般的に建物本体価格の3~8%程度なら値引きの余地があると言われています。
アイディホームでもおそらく同程度の値引きであれば交渉の余地があると思われます。ただしアイディホームは分譲建売住宅も手掛けており、どちらかというと注文住宅よりも分譲建売住宅のほうが値引きの余地は大きいです。建売住宅の場合は売れない期間の在庫コストがかかるため、少しでも売れ残った物件は値引き余地が大きくなりますが、注文住宅の場合は在庫コストがかからないため、比較すると建売住宅のほうが値引きに期待できます。またアイディホームはローコスト住宅のため、ミドルコスト・ハイグレードなハウスメーカーと比べるとやや値引きの余地は少ない可能性も考えられます。
しかしいずれにしても、値引き対応はケースバイケースでタイミングや購入するプラン・オプションの有無によっても変わってきますので、アイディホームで購入する決意が固まったら、一般的な値引き余地とされる建物本体価格の3~8%を目安に積極的に交渉してみることをオススメします。
アイディホーム 値引きのコツ
ハウスメーカーとの値引き交渉にはいくつかコツがございます。アイディホームとの値引き交渉にも有効ですので、実際に交渉を行う前には以下のポイントを抑えておきましょう。
- 住宅が売れにくい時期を狙う
ハウスメーカーの業界は一般的に2月・6月・8月が売れにくい時期と言われています。このような住宅が売れにくい時期を狙って交渉することで担当の営業マンや上司の決裁を取りやすくなる可能性が考えられます。ただし、この点はそこまで大きな効果が見込めるわけではないため、そこまで意識しすぎなくてもよいと思います。タイミングがあえばラッキー、といった程度に考えておけば良いでしょう。
- 値引き交渉は契約直前の一回勝負!
基本的にハウスメーカーとの値引き交渉は契約直前のタイミングで「1度だけ」と心得ましょう。打ち合わせをするたびに「これは安くなりますか?」と何度も細かく値引き交渉をしては担当の営業マンも上司の決裁を取りにくくなってしまいます。ハウスメーカーとの値引き交渉はプランやオプションを決め、最終的な見積もりが出揃った後「契約直前のタイミングに一度だけ行う」のがもっとも効果的です。ハウスメーカーからしても何度も打ち合わせを重ね、契約直前まで話が進んだお客様との契約はなにがなんでもまとめたいものです。少し大胆な交渉をしても検討してくれる可能性が高いはずです。値引き交渉は一回勝負ですので遠慮せずに思い切って交渉してみましょう。
- 複数社で相見積もりをとる(※重要!)
アイディホームとの交渉に限らず、ハウスメーカーとの値引き交渉には「複数社で相見積もりをとること」が非常に有効です。
前項でもお伝えしたとおりハウスメーカーにとって何度も打ち合わせを重ねたお客様との契約はなにがなんでもまとめたいもの。打ち合わせを重ねたお客様が「競合他社とあいみつをとる位に迷っている」というならば、少しくらいの値引きには応じる、という姿勢のハウスメーカーは多数存在します。
そして複数社で相見積もりをとるならば、できるだけ価格帯や品質グレードの近い競合他社で相見積もりをとるのがもっとも効果的です。そもそものベースとなる価格帯が離れすぎている会社とあいみつをとっても本命のハウスメーカーが値引き競争から降りてしまえばどうにもなりません。アイディホームも価格帯が近いハウスメーカーと迷っている、と伝えたほうが競ってくる可能性は高いはずです。
アイディホームはローコストハウスメーカーですので、タマホームやアイダ設計、アイ工務店などが価格帯が近いハウスメーカーと言えます。もしすでにアイディホームで購入する決意が固まっていたとしても少なくとも2社以上で相見積もりをとることをオススメします。この点は非常に重要かつ効果の高い値引きのコツですので、必ず押さえておきましょう。
まずは希望の予算・エリアに対応しているハウスメーカーを何社か見つけることから始めましょう。せっかく相見積もりをするなら性能スペックやデザインが希望条件にある程度あてはまらないとあまり意味がありません。
そこで最初のふるい落としに役立つのが「住宅カタログ」です。何冊かカタログに目を通すだけで各ハウスメーカーの特徴・強みがだいたいわかってきます。何社かお気に入りをみつくろったら「あいみつ」を取ってみてください。
似たようなスペックでも「ハウスメーカーごとにこんなに価格が違うの?!」と驚くと思います。価格差を知らずになんとなく決めてしまってたら…ゾッとしますね。すごくカンタンな作業ですが、これをやるかやらないかでマイホーム計画の失敗率は格段に下がります。「カタログ比較」は注文住宅の登竜門。まずはライフルホームズから始めましょう!
- 他社との交渉でも使える値引きの裏技をお教えします。
当サイトでは上記でご紹介した値引きのコツの他に、さまざまな交渉のポイント・裏ワザを特集しています。アイディホームだけでなく競合他社との交渉にも有効ですので、注文住宅をご契約する前にぜひ以下のリンクより特集ページをチェックしてみてください。
アイディホームの構造と特徴
それではアイディホームの注文住宅の構造(工法)や特徴についてもまとめていきましょう。一戸建て住宅にとって構造(工法)はあとから変更ができない重要な箇所です。アイディホームの構造(工法)もしっかり理解したうえで検討するべきです。
木造軸組パネル工法を採用
飯田グループホールディングスのハウスメーカーでは、木造軸組み工法をベースに建物外周部に構造用合板(パネル)を施工した木造軸組みパネル構法を採用している会社が多く、アイディホームも同じく木造軸組みパネル工法を採用しています。
従来の筋交いを用いた木造軸組み工法の場合、どうしても地震の負荷が柱・梁など木材の接合部分に集中してしまう弱点がありますが、パネルを建物外周部に施工することで、地震の際には負荷がパネルを通して建物全体にバランスよく分散し非常に地震に強くなります。
なお、アイディホームでは、建物外周部に施工するパネルを「構造用合板下地仕様」か「ダイライト下地仕様」のどちらか一方を採用しているようです。
構造用合板とは、丸太をカツラ向きにした薄い板を何枚も張り合わせてできている高強度の合板です。
ダイライトとは鉱物繊維であるロックウールと火山性ガラス質堆積物質からできている「大建工業株式会社」の手掛ける耐震ボード製品です。防腐・防蟻性・防火性・寸法安定性・透湿性などに優れ、また軽量ながら構造用合板と同レベルの強度を誇ります。
どちらも強度は高いはずですので、両者で耐震性に大きな違いはないと思われます。また、アイディホームでは地域やプランにより、パネルではなく「筋交い使用」の構造を採用する場合もあるようです。筋交い仕様よりも、パネルを用いた構造のほうが地震にアドバンテージがありますので、できれば木造軸組みパネル構法を選ぶのがオススメです。
アイディホームの基礎
アイディホームの基礎について解説します。基礎とは建物を支える土台部分のことです。
一戸建て住宅の基礎は主に「布基礎」と「べた基礎」の2種類があります。
※布基礎とは…鉄筋で補強された逆T字型の基礎で、帯状の連続的に一体化した構造を持ち、上部からの力や地盤の構造によって不同沈下を防いでいます。
※ベタ基礎とは…床全体に格子状に鉄筋を入れ、床面にコンクリートを打つ基礎です。地面への設置面積が広い為、基礎全体で建物を支える事が出来ます。
アイディホームでは全棟でべた基礎を採用しています。べた基礎はコンクリートの底板全体で建物の加重を支えるため強度を確保しやすく、また床一面がコンクリートで覆われているため床下からの湿気やシロアリの侵入を防ぎやすい基礎です。湿気やシロアリなど木造住宅の大敵を防ぎやすいため、べた基礎は木造住宅ではもっともポピュラーな基礎と言えるでしょう。
べた基礎を採用している点はまったくなんの問題もありませんが、アイディホームでは基礎の細かい仕様については公式ホームページに記載がありません。基礎は立ち上がり幅や、使われている配筋の太さ・間隔も重要なので、基礎の強度を詳しく知りたい場合は「基礎の立ち上がり幅」「配筋の太さ・間隔」を直接ヒアリングしてみましょう。建築基準法で定められた基礎立ち上がり幅の下限は120mmですが、近年では建築基準法を上回る「140~150mm」のハウスメーカーも多くあります。ヒアリングし、もし建築基準法ギリギリの立ち上がり幅であれば、基礎の仕様をオプションでアップグレードすることはできないか相談してみるのも良いと思います。基礎は建物を建ててからは変更がきかない箇所ですので、初めから高強度のものにしておくと安心です。
アイディホームの特徴
続いてアイディホームの特徴を紹介していきます。アイディホームの大きな特徴は以下の4点です。
- 価格が安い(ローコスト住宅)
アイディホームの最大の特徴は坪単価32~45万円前後で注文住宅を建てられるローコスト住宅であることでしょう。アイディホームが属する飯田グループホールディングスはグループ全体で、年間46000棟もの住宅供給数を誇ることから、そのスケールメリットを活かして住宅資材の仕入れコストを抑えているため、非常にローコストで注文住宅を建てることが可能です。
- セミオーダーの規格住宅
アイディホームの注文住宅商品「リナージュ・プラス」はあらかじめ定められたベースプランのなかから、好みのものを選択していくセミオーダースタイルの規格注文住宅となります。アイディホームはローコストハウスメーカーですので、規格住宅とすることでコスト削減にも寄与しています。完全自由設計のフルオーダー注文住宅と比べると、設計自由度はやや劣りますが、間取りプランは約500種類のなかから選ぶことができ、外観のスタイル・建具・設備などの仕様も選択可能ですので好みの間取りやスタイルは見つかりやすいと思われます。
間取りプランに特別なこだわりがある場合には、セミオーダースタイルの規格住宅は向きませんが、一般的な間取りでも使いやすければよい、という方ならば規格住宅はコストパフォーマンスが良いため、満足できる場合もあります。
- 住宅性能表示制度の4項目で上位等級を取得
アイディホームの「リナージュ・プラス」は、住宅性能評価制度の4項目で上位等級を取得している点も特徴の一つです。具体的には耐震等級3(最高等級)、劣化対策等級3(最高等級)、維持管理対策等級3(最高等級)、一次エネルギー消費量等級4(上位等級)となります。耐震等級、劣化対策等級、維持管理対策等級は最高等級ですが、一時エネルギー消費量等級は最高等級より一つ下の等級となります。
- 土地探しからの家づくりが得意
アイディホームの属する飯田グループホールディングスは年間46000棟もの住宅を供給する実績があり、土地の仕入れに強いアドバンテージをもっています。建売分譲住宅向けに取得した土地でも、タイミングさえあえば注文住宅を検討している顧客にも回してくれる可能性はあるはずです。土地探しからの家づくり計画を検討している方は、アイディホームの土地情報も一度チェックしておくと良いでしょう。
アイディホームの耐震性能
続いてアイディホームの耐震性能について解説して参ります。
結論から申し上げるとアイディホームの家は地震に強い住宅といえます。アイディホームはローコストながらも家の安全性には力を入れており、特に耐震性能は高いです。
工法の項目でも軽く触れましたが、アイディホームでは木造軸組パネル工法を採用しており、この工法は建物の外周部を構造用合板、またはダイライトを施工することにより「建物を面で支える構造」としています。従来の柱、梁、筋交いで建物の加重を支える在来工法は木材同士の接合部分に地震の負荷が集中しやすいことが弱点でしたが、建物外周部にパネルを施工した面構造の建物は地震エネルギーがパネルを通して建物全体にバランスよく分散するため、非常に耐震性が高くなります。
またアイディホームの住宅は木材同士の接合にZマーク表示金物または同等認定品の耐震金物を使用しており、全棟で耐震等級3(最高等級)を取得しているため、耐震性は十分に高いと言えるでしょう。なお、耐震等級1~3の具体的な基準は以下の通りです。
耐震等級1
建築基準法と同程度の建物
耐震等級2
等級1で想定する地震の1.25倍に耐えられる建物
耐震等級3
等級1で想定する地震の1.5倍に耐えられる建物
さらにアイディホームでは木造住宅用制震ダンパー「ミューダム」を採用することも可能となっています。
制震ダンパー「ミューダム」はゴム系ダンパーやオイル系ダンパーとは異なり、温度や速度に影響されない「金属流動」を利用した制震ダンパーのため季節を問わずに常に安定した性能を発揮することが特徴です。また実験によって震度7の揺れを連続48回耐え繰り返しの地震に強いことも証明されています。
制震ダンパー「ミューダム」はおそらく標準仕様ではなく、有料オプションの位置づけとなると思われます。
アイディホームは寒い?断熱材・断熱性能・UA値は?
せっかく注文住宅でマイホームを建てるのですから「室内の温熱環境にはこだわりたい」という方は多いと思います。できれば夏は涼しく、冬は暖かい環境のほうがいいですよね。
この項目ではアイディホームの断熱性についてみていきますが、残念ながらアイディホームは公式ホームページで、詳しい断熱仕様などを明らかにしていません。断熱材には「グラスウール」を使用しているようですが、断熱材は素材そのものよりも「どの程度の厚みで施工されているか?」が重要です。
また住宅の断熱性を示す「UA値」も非常に重要です。UA値は数値が小さいほど(0に近いほど)断熱性が優れていることを示します。アイディホームは残念ながら、公式ホームページに正確な断熱層の厚みやUA値に関する記載がありません。
断熱性に力を入れているハウスメーカーであれば断熱材の厚みやUA値について、公式ホームページに記載するケースがほとんどです。公式ホームページに詳しい記載がない時点で、アイディホームは断熱性にはあまり力を入れていないと判断すべきでしょう。
アイディホームだけでなく、飯田グループホールディングスのハウスメーカーは全般的に耐震性など家の安全にかかわる部分にはかなり力を入れていますが、断熱性や気密性にはあまり力をいれていません。これは飯田グループのビジネスモデルが「できる限りローコストで安全性の高い住まいを提供すること」だからだと思います。
「アイディホームは断熱性・気密性に力を入れていない」ときくと悪い印象をお持ちになるかもしれませんが、これは決して手を抜いているわけではなく、あくまでもアイディホームの経営判断によるものです。
坪単価32~50万円前後のローコストで住まいを提供するにはすべての住宅性能に力を入れることは困難です。アイディホームは、安全性に関わる部分はしっかりと力を入れていますが、断熱性・気密性は「そこそこの性能」とし、それよりも低価格で規格注文住宅を提供する経営判断をしているということでしょう。
「家の快適性はそこまで求めない。その代わりとにかくローコストで家を建てたい」という需要は確実にあります。だからこそアイディホーム含め、飯田グループは年間46000棟もの住宅供給数を誇るわけです。
アイディホームの断熱性は標準仕様だとそこまで良くはないはずです。
ただ、その代わり「できる限り安く安全な家を提供する」というのがアイディホームの特徴と考えておきましょう。
断熱性も重視したい方はオプションによる断熱グレードアップを検討してもいいかもしれません。
アイディホームの規格住宅はオプションで断熱仕様をアップグレードすることも可能なはずです。アイディホームはもともとの価格設定が安いため、オプションで断熱仕様をグレードアップしても、ローコスト住宅の価格帯で建てることは可能でしょう。
目安としては少なくとも「UA値0.87以下」は目指したいところ。できれば「UA値0.6以下」を目指せば問題なく快適に暮らせるはずです。UA値0.87という数値は寒冷地以外(4.5.6.7地域)における断熱等級4をクリアする水準です。
断熱等級4は2022年3月までは最高等級でしたが、2022年4月に等級5が新設、2022年10月に等級6、等級7が新設されましたので現在は最高等級ではありません。断熱等級4はもうすでに古い基準ですので、できれば断熱等級5(UA値0.6以下)を目指したいところですが、コストの関係上もし難しい場合は最低でも断熱等級4は満たしておくべきでしょう。
アイディホームの窓断熱
一戸建て住宅でもっとも熱損失の大きな箇所は窓などの開口部です。夏の冷房時にはおよそ7割、冬の暖房時にはおよそ5割が窓から熱損失すると言われています。一戸建て住宅で断熱性を重視したい方は窓断熱の仕様をアップグレードするだけでも大きな効果を感じられると思います。
アイディホームでは、公式ホームページに窓断熱の仕様についても明確な記載はありませんが、飯田グループホールディングスのその他ハウスメーカーの窓断熱の装備と照らし合わせて、おそらく以下の装備を備えていると推測します。
箇所 | 仕様 |
---|---|
窓サッシ | アルミ樹脂複合サッシ |
窓ガラス | Low-Eペアガラス(おそらく乾燥空気封入タイプ) |
アルミ樹脂複合サッシは、断熱性に優れる樹脂と耐久性に優れるアルミを複合したサッシで、近年の一戸建て住宅でもっともよく採用されている窓サッシです。またLow-Eペアガラスも近年の新築一戸建て住宅でよく採用されています。
アイディホームの窓断熱仕様は決して断熱性能が悪いわけではありませんが、近年の新築一戸建て住宅としては最低限のレベルと言えます。逆にいえば、窓断熱の仕様をオプションでアップグレードするだけでアイディホームの断熱性能は大きく向上します。アイディホームの断熱性が不安な方は、窓断熱の仕様をオプションでアップすることも検討すると良いかもしれません。
ちなみにもし窓断熱の仕様をアップグレードするのならば、窓サッシは「オール樹脂サッシ」に、窓ガラスは「アルゴンガス入りのLowEペアガラス」か「アルゴンガス入りのLow-Eトリプルガラス」に変更すると良いと思います。トリプルガラスまでアップグレードするとコストが高いですが、断熱効果はより実感できるはずです。このあたりは予算と相談しながら、他社ともよく比較しましょう。
アイディホームの気密性・C値は?
新築マイホームを建てる際に断熱性とセットで重視しておきたい性能が「気密性」です。
気密性とは、住宅にどれだけのスキマがあるのかを示す性能で「C値」という数値を用いて表します。C値は数値が小さいほど(0に近いほど)、スキマの少ない気密性の保たれた住まいであることを示します。
例えば分厚いダウンジャケットを着ていてもジッパーが開いていれば冷たい空気が入り込むのと同じで、家も断熱材を分厚く施工していてもスキマがあれば空調効率が悪くなってしまいます。
また家にスキマがあると局所的な寒暖差ができてしまう点も問題です。温度差は結露の原因となり、結露は木材のカビや腐食を招く可能性があります。木造住宅にとってカビや腐食は構造躯体を痛める大敵ですので、気密性の良し悪しは構造躯体の寿命を縮めてしまうリスクもあるのです。
せっかく新築マイホームを建てるのであれば断熱性と気密性はセットで重視するのが鉄則です。
さて本題ですが、アイディホームでは残念ながら気密性の数値(C値)を公表していません。アイディホームに限らず、ローコスト住宅メーカーでは気密性の数値(C値)を公開していない場合が多いです。
これは「C値が1棟1棟で実測しなければ数値が出せない」という点が大きいです。ローコスト住宅の場合、あらゆる面でコストダウンを測っていますので気密測定を1棟ごとには行っていないからです。
なので、アイディホームがC値を非公表としている点は仕方ない面ではありますが、だからといってC値は軽視すべきではありませんので、本命として検討するならばぜひ一度ヒアリングしてみてください。
木造住宅の気密性の目安としては「C値1.0以下」を目指すべきでしょう。できれば「C値0.7以下」を目指せるならばその方が望ましいです。
一般的に木造住宅は「C値1.0以下」で高気密住宅と言われており、丁寧な気密処理を行えばこのくらいの数値は目指せるはずです。
もし「C値は測っていないからわからない」と言われた場合は「施主の実費負担で計測は可能ですか?」と聞いてみましょう。
新築時の気密測定は施主が外部業者に依頼して実測することも可能です。
外部業者に気密測定を依頼すると、だいたい「15~20万円前後」の金額がかかってきますが、気密性(C値)は非常に大切な性能ですので、必要経費と割り切って計測するのも良いと思います。
気密性は「住宅のスキマ」ですから、高気密の住宅は「丁寧で精密な施工が行われた証明」とも言えます。どんなに豪華な仕様でも、肝心の施工が雑であれば良いC値は計測できません。C値は施工の丁寧さ、精密さを測るバロメーターでもありますので、ぜひ重視してみてください。
家を建てるなら断熱性能は超重要です!
というのもマイホームを建てた人の後悔ポイント1位が「室内の寒さ・暑さ」、2位が「光熱費が高いこと」だと言われているからです。コレ、どちらも高気密・高断熱の家なら解消できていた後悔ポイントです。
せっかく注文住宅を建てるなら「夏涼しく冬暖かい省エネ住宅」が良いのは当たり前ですよね。
マイホームの気密・断熱で失敗したくないなら、必ず「カタログの数値」で比較してください。
営業マンに「気密・断熱はどうですか?」と聞くだけじゃダメです。だいたい皆「うちは悪くない」というはずです。気密・断熱に自信のあるハウスメーカーなら“住宅カタログに必ず数値を載せる”ものです。カタログの数値に嘘はありません。
逆にカタログに数値が載っていなければ、その会社は「自信がない」と判断してOKです。これをやっておけば「気密・断熱での失敗」はまずありません。
気密・断熱性はハウスメーカー各社で力量差が非常に大きく表れるポイント。先輩方と同じ後悔をしないために気密・断熱の数値は必ずカタログで比較しておきましょう。
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アイディホームの外観
この項目ではアイディホームの注文住宅「リナージュ・プラス」の外観をご紹介します。見た目に関する部分ですので、文章でご説明するよりも実際に実例をご覧いただく方がわかりやすいと思います。
せっかくの注文住宅ですから外観にもこだわりたいですよね。好みの外観デザインを探すならまとめてカタログ請求がオススメです。カタログ比較は注文住宅の登竜門!ライフルホームズなら、無料で複数社のカタログを一括で取り寄せできちゃいます。
アイディホームの外壁
続いてアイディホームの外壁について解説して参ります。
アイディホームのリナージュ・プラスでは外壁材には「サイディング」か「ALCパネル」のどちらかを選択できます。
サイディング
おそらく窯業系サイディングのことだと思われます。窯業系サイディングとはセメントと繊維質を混ぜ合わせてボード状に成型した外壁材です。軽量で耐震性に影響を与えにくい点や耐火性が高い点など機能面でも優れているほか、価格も安価でデザインバリエーションも豊富なため、近年の一戸建て住宅ではもっともポピュラーな外壁材です。サイディング外壁は10~15年に一度ペースで塗装メンテナンスと目地部分のコーキング打ち替えが必要になります。
ALCパネル
ALCパネルとは軽量気泡コンクリートパネルのことです。有名どころでいうと、へーベルハウスの外壁「へーベルウォール」がALCパネルの代表格と言えるでしょう。アイディホームで採用できるALCパネルはへーベルウォールかどうかは定かではありませんが素材としては同じものです。
高級ハウスメーカーのへーベルハウスで標準採用されていることからもわかる通り、ALCパネルは住まいの外壁として非常に高いレベルの基本性能を備えた外壁材です。コンクリート系の素材ですので、耐火性・耐久性はもちろん優秀ですし、内部に気泡を無数に備えることから断熱性・透湿性・遮音性も高いです。また厚みが37mmもありますので、重厚感・高級感も抜群です。ALCパネルはメンテナンス頻度もサイディングよりは少なく、約20~30年に一度ペースでメンテナンスが必要となります。ただし、目地部分のコーキング打ち替えは10~15年に一度は必要です。なお、ALCパネル仕様はをオプションでの採用となります。
アイディホームの屋根
アイディホームでは公式ホームページに屋根に関して特別なアナウンスはしておりませんが、おそらく近年の一戸建て住宅でもっとも採用実績の多い「スレート屋根」を標準採用していると思われます。
スレート屋根とは、粘板岩を薄く板状に成形した屋根材で、軽量で価格が安く種類も豊富なため近年ではもっともポピュラーな屋根材です。
スレート屋根はほかの屋根材と比較しても安価なため、初期費用を抑えることができますが、10~15年に一度のペースで塗装メンテナンスが必要になることは覚えておきましょう。なお、最近はスレート屋根でもメンテナンス頻度が少なく済む製品もございます。屋根材や外壁材などはできるだけメンテナンス周期が長く、ランニングコストができるだけ安く抑えられるものを選択したほうが満足度が高いです。
たとえオプションであってもメンテナンス頻度が少なく済むものを選択できる場合は検討してみると良いでしょう。
アイディホームの内装と間取り
続いてアイディホームの内装・住宅設備・間取りについて紹介して参ります。
アイディホームの注文住宅はあらかじめ間取りのベースプランが定められた規格住宅ですので、いくつか間取り・内装の実例をピックアップしてみましょう。
アイディホームの平屋
アイディホームでは平屋の間取りプランも用意されています。
平屋とは1階のみで構成される一戸建て住宅のことです。ワンフロアのみなので必然的に上下のフロア移動がなく、楽な生活動線を確保しやすい住まいの形態です。シニア世代や子育て世代まで幅広い層に人気があります。
また平屋は楽な生活動線を確保しやすいだけでなく、構造的にもメリットがあります。1階のみなので重心が低く安定しており、建物の総重量も軽いため地震の負荷を受けにくいです。2階建て、3階建て住宅に比べて構造的に安定している平屋は設計上の制限が少なく、柱のない大空間リビングや高い天井、大きな窓など開放的な間取りも実現しやすい点も大きなメリットと言えます。
アイディホームでも平屋の間取りプランが用意されていますので、平屋を希望される方は要チェックです。
ただし、平屋は限られた面積を贅沢に使う住宅ですので、敷地面積が狭い場合は希望の床面積を確保できないこともあるかもしれません。また都市部など隣家との距離が近い場合は日当たりを確保しにくいなどのデメリットもあります。平屋を検討する場合は敷地面積の広さや隣家との距離感などをしっかりと考えておく必要がありますので注意しましょう。
アイディホーム 平屋の実例
アイディホームの平屋の建築実例をいくつかピックアップしておきます。平屋住宅を検討されている方はぜひチェックしてみてください。
アイディホームでもしも欠陥があった場合の保証とアフターサービス
「注文住宅で建てたマイホームに欠陥があったらどうしよう…」
マイホームは高い買い物ですので、このような不安がよぎる方もおられると思いますが、実際に注文住宅でマイホームを建てて欠陥が見つかるケースというのはそう多くはありません。ただし、欠陥がなくとも保証やアフターサービスは重要と心得てください。
なぜならマイホームというのは、30年、40年、50年と長く住むのが大前提だからです。欠陥住宅でなくとも、建物は長く住めば必ずどこかが傷みメンテナンスの必要が生じます。欠陥があるかどうかを調べることも大切ですが、マイホームは普通に暮らしていくなかで発生する不具合を点検で早期に発見しメンテナンスすることが特に大切です。
不具合を発見するための点検プログラムなどのアフターサービスがあるかどうかも、ハウスメーカーの重要な比較ポイントです。この項目ではアイディホームの初期保証やアフターサービスの内容についてまとめていきます。
アイディホームの初期保証
アイディホームの初期保証は以下の通りです。
箇所 | 初期保証 | 延長保証 |
---|---|---|
構造躯体の重要な部分 | 10年 | 最長30年 |
雨漏りを防止する部分 | 10年 | 最長30年 |
まず大前提として、新築マイホームを建築・購入する場合は、構造躯体と雨漏りを防止する部分については品確法という法律で「最低でも初期保証10年」が付くことが義務付けられています。そのためアイディホームの「構造躯体の重要な部分」と「雨漏りを防止する部分」の初期保証は法律の最低範囲の内容と言えます。
ただし、アイディホームは初期保証が満了した後も「5年ごとの有償メンテナンス工事」を行うことによって最長30年まで保証が延長するシステムが用意されています。5年おきに有償のメンテナンスが必要ですが、ローコストハウスメーカーの場合は保証延長システムが用意されていないケースも多いことを考えるとアイディホームの保証システムは評価に値すると言えると思います。
アイディホームのアフターサービス
アイディホームではアフターサービスとして建物の引き渡しから「6か月後」「2年後」のタイミングで無償点検を実施しています。無償点検の回数・期間は他社に比べると少し物足りない内容と言えるかもしれません。
ただしアイディホームでは、初期保証満了後に有償メンテナンスを行い保証を延長した場合は、メンテナンス実施から5年後の点検は無償となるようです。5年おきの有償メンテナンスを実施していれば、実質的には30年間点検は無償となると考えていいでしょう。
ただし、建物の引き渡しから2年後から10年後までは無償点検のタイミングがない点は少し気がかりです。できれば5年に一度程度は有償であっても点検を行うと安心です。
アイディホームで注文住宅を建てるメリットとデメリット
このあたりでアイディホームの注文住宅における「メリット(長所)」と「デメリット(短所)」を整理しておきましょう。アイディホームに限らず、どんなハウスメーカーでもメリットとデメリットがあるものです。注文住宅のマイホーム計画を検討しているならば、候補のハウスメーカーの得手不得手はしっかり把握しておきましょう。
アイディホームのメリット
価格が安いローコスト住宅
アイディホームの最大の特徴は「ローコスト住宅のなかでも特に低価格でマイホームを建てられる」という点でしょう。アイディホームは飯田グループの圧倒的なスケールメリットを活かし、規格住宅とすること、また家の安全性に関わる部分以外は徹底的にコストを削ることで、その他ローコスト住宅と比較しても安い価格帯で注文住宅を提供しています。とにかく低価格でマイホームを建てたいという需要にはマッチしていると言えるでしょう。
地震に強い(耐震等級3)
アイディホームはローコストハウスメーカーですが、家の安全性に関わる部分にはしっかりと力を入れています。アイディホームは地震に強い木造軸組みパネル工法を採用し、耐震等級3(最高等級)を確保。さらにオプションで制震装置「ミューダム」も採用可能となります。ローコストで安全性の高い住宅を提供している点はアイディホームのメリット(長所)と言えるでしょう。
土地探しに強い
アイディホームは日本一の戸建て住宅供給数を誇るパワービルダー「飯田グループホールディングス」に属するハウスメーカーです。飯田グループでは年間46000棟もの一戸建て住宅を供給していることから、土地の仕入れには大きなアドバンテージを持っています。大部分は分譲建売住宅用地として活用されますが、タイミングさえ合えば注文住宅の顧客にも土地を紹介してくれるはずです。土地探しからの家づくりを検討している方はぜひ一度アイディホームの土地情報もチェックしてみましょう。
アイディホームのデメリット
高級感・重厚感が乏しい
アイディホームは住宅の外観や内装・設備グレードなどは高くありません。マイホームに高級感・重厚感を求める方にとってはこの点はデメリットと言えると思います。ただアイディホームは価格を抑えるためにあえてグレードを落としているので、「とにかく低価格に抑えたい」という需要にはマッチしています。
断熱性・気密性が弱点
アイディホームは、住宅性能のうち「耐震性」や「耐火性」など住宅の安全性に関わる部分についてはしっかりと力を入れていますが、その他の住宅性能にはあまり力を入れていません。特に気密性・断熱性の部分はあまり良いとは言えません。気密性・断熱性を重視する人にとってはこの点はデメリットと言えると思います。
ただし、誤解しないで頂きたいのはアイディホームは気密性・断熱性をよくできないわけでは決してありません。あくまでも「価格を抑えるため」にあえて気密性・断熱性はそこそこの仕様に抑えているのです。実際、断熱性・気密性よりも「初期費用をとにかく抑えたい」という需要は確実にあり、その需要にしっかり応えているからこそ、アイディホーム含む飯田グループは日本一のパワービルダーとして君臨しているわけです。
もしアイディホームで断熱性・気密性を求める場合は標準仕様では満足できない可能性がありますので、オプションによる断熱仕様アップも検討するといいでしょう。
規格住宅のため設計自由度は高くない
アイディホームの注文住宅「リナージュ・プラス」は、基本的にあらかじめベースプランが定められたセミオーダーの規格注文住宅ですので、間取りの自由度はそれほど高くはありません。自分だけのこだわりの間取りを実現したい方にはあまり向いていないかもしれません。ただし、アイディホームは約500もの間取りプランを用意しているので、たいていの希望にはこたえられるのではないかと思います。間取りをある程度規格化することでコストを抑えているため、初期費用を抑えたい方にとっては、むしろセミオーダー住宅はメリットと言えます。
マイホーム購入は人生の一大イベントですし、非常に高額なお買い物です。ハウスメーカー選びに迷っているなら、一度専門家による客観的な意見をお聞きすることをおすすめします。
ハウスメーカーのカタログを見たり、モデルハウスを見に行くと心が舞い踊って冷静な判断が出来なくなっていたりしてしまいますね。後から「もっとハウスメーカー選びを頑張ればよかった‥」「同じような家がもっと安く契約できたかも‥」「住宅性能があまり良くないかも‥」このような後悔の言葉が残念ながらネットには溢れています。
仮にも何千万円と住宅ローンを組んで長期間支払いをしていくお買い物ですから、自分達は絶対に失敗したくない。そうお考えならば、是非一度は「家づくりの専門家」による中立的なアドバイスを受けておく事をオススメします!!
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アイディホームの注文住宅 まとめ
このページではアイディホームの注文住宅についての評判・口コミ・坪単価・価格別実例などをまとめてみましたが参考になりましたでしょうか。
より皆様に役立つコンテンツにしていくためには、皆様の口コミ・評判の書き込みが必要不可欠です。アイディホームで実際に注文住宅を購入された方は、良かった点・悪かった点・メリット・デメリットなどどんなことでもかまいませんのでご感想を寄せて頂けると嬉しい限りです。
注文住宅のハウスメーカー選びで失敗しないために、最後にアドバイスをさせて頂きます。
住宅に限った話ではありませんが、高額な買い物をする時は「どの会社が品質・性能が良いか」「どの会社がお得か」必ず比較しますよね?マイホーム購入は特に比較検討が大事です。
見た目は同じような家でも品質・性能・価格は大きく異なります!ハウスメーカーごとにどんな特色があって、どんな価格設定なのか。注文住宅の知識を身につけておけば必ず判断材料になりますし、また複数社を比較検討することで最終的な値引き交渉の際も有利になります。
注文住宅を検討しているならまずは無料でカタログを見てみましょう!注文住宅のハウスメーカー選びはここから始まります!
無料カタログをまとめて請求するなら「ライフルホームズ」が断トツオススメです。東証一部上場企業が運営する大手不動産サイトですので、あやしいハウスメーカー・工務店が紛れ込まないよう厳しく審査を行っています。住宅は高額な買い物なので安心して使えるサイトかどうかは重要なポイントです。
またLIFULL HOME’Sは国内TOPクラスの不動産サイトだけあって、全国規模で1200件以上(2019年6月時点)のハウスメーカー・工務店を網羅しています。知名度は低いけれど良い家を建てる質実剛健な工務店さんは全国各地にたくさんあります。LIFULL HOME’Sならそのような未知の優良工務店と巡りあえるかもしれません。
LIFULL HOME’Sではエリア検索・予算検索・テーマ検索とさまざまな検索方法で自分にあったハウスメーカー・工務店を検索できるため、そもそもエリア対応していない工務店や予算が合わないハウスメーカーを除外して検討できるのでムダな時間を省けます。
ただでさえマイホーム購入は疲れてしまうもの。省ける時間は省いて賢くハウスメーカーを選びましょう!
アイディホームの注文住宅の評判は?
最後にアイディホームの評判についてまとめておきます。
マイホームは大きな買い物ですから絶対に失敗したくないですよね。マイホーム購入で失敗・後悔することの無いよう候補のハウスメーカーの評判はチェックしましょう。この項目ではアイディホームの口コミ・評判をまとめておきます。
アイディホームの評判
アイディホームの家を買いました。
今のところ全く問題なく暮らしていますよ。断熱性もあまり期待はしていませんでしたがそれなりに暖かいですしエアコンの効きもいいです。まだ新しいから家に隙間がないのも理由でしょうか。間取りも使いやすいですし十分です。他社と比べて20%以上も安かったですし良い買い物ができたと思っています。
建て替える前提で割り切って買うなら
アイディホームは設備グレードは数あるローコストメーカーのなかでも低いほうですが価格は安いので、家は消耗品、30年40年で建て替える前提で割り切って買うならアイディの家はありだと思います。
アイディホームの家で決めました。
決めては立地ですね。一番条件の良い土地を確保していたので。建物は正直可も不可もなくというような感じですが、トータルで安かったので問題ないです。安っぽいという意見はよく聞きますが、同じくらいの価格帯の家はどこも高級感はなかったです。同じようなものでしたので最終的には立地で選びました。
ザ・ローコスト住宅
飯田グループの家は飯田産業、アイディホーム、一建設の家をみましたがどれも大きな違いはなく間取りも同じような感じでした。どれもザ・ローコスト住宅という見た目で個人的には好みではなかったです。安いのはたしかに安いですが設備も性能も最低限ということなので安さだけで選ぶのはちょっと。予算的にミドルコストにギリギリ手が届くと思うので、ほかにもいろいろ見てみるつもりです。
個人的には一番ピンときました
地震に強くて安い家という飯田グループ全体に通ずるコンセプトはわかりやすくてよかったです。大手何社か見学に行きましたがやれ設備がどうとか内装がどうとか言われてもあまりピンとこなかったので。自分のような見た目にはこだわらないけど最低限の安全性とコスパを求める人にはアイディホームは一番ぴったりの選択肢だったと思います。
うわものにお金かけたくない人むけ
アイディホームは安物だからやめた方がいいって意見はお門違いですね。ここ含め飯田グループの家はあえて安物を使ってコストをギリギリまで削ってる。その方針が合うかどうかだと思いますよ。安っぽくて嫌って人は合ってないからもう少しお金だして住友林業でも積水ハウスでも一条工務店でも高級メーカーで建てればいいだけ。自分としては建物の価格はいくらお金をかけてもいずれゼロになるのだから頑丈であればできるだけコストは抑えたほうがいいと思いますけどね。どちらかというと土地のほうにお金をかけたほうが資産的な意味では賢いです。
アイディホームの評判 まとめ
アイディホームの評判をザックリとわかりやすく箇条書きでまとめます。
- 建物価格が安い
- 断熱性には期待していなかったが暖かいしエアコンの危機も良い
- 30~40年で建て替える前提ならよい選択だと思う
- 立地が良かったのが決め手
- 建物は可も不可もない
- 地震につよくて安い家
- 上物にお金をかけたくない人向け
アイディホームの評判は「建物本体価格が安い点」や「立地条件の良い土地を確保している点」などにはポジティブな意見が見受けられました。ただし、建物のグレードや見た目の高級感などにはネガティブな内容が多かった印象です。
ただアイディホームの建物グレードが低いのは、コストをギリギリまで削るための営業努力でもありますのでこの点は理解しておくべきでしょう。アイディホームは注力するポイントを「家の安全性」と「価格の安さ」に絞り込んでいるハウスメーカーですので、建物のグレードや高級感・重厚感を求めている方にはそもそもあまり向いていないと考えるべきかもしれません。
いずれにしてもインターネット上の評判は基本的に悪い内容が多くなってしまうものですので、ネット上の口コミ・評判だけをみて判断するのではなく、できれば実際にご自身でカタログを取り寄せ他社と比較したうえで判断するようにしましょう。
ハウスメーカー選びにおいては「複数社を同時に比較検討すること」がとても大切です。複数の競合メーカーを比較することで、各社が注力しているポイントが把握しやすいです。アイディホームを候補に検討している方も1社だけをみて判断するのではなく、同時に複数社で比較しながら検討することをオススメします。
アイディホームの口コミを募集しています
当サイトでもアイディホームの注文住宅についての口コミを大募集しています。注文住宅をご検討中の皆様に、より役立つコンテンツとしていくために皆さまのご協力が必要不可欠です。
アイディホームで注文住宅を建てた方はアイディホームの良かった点、悪かった点などの口コミを寄せて頂けると嬉しい限りです。またアイディホームをご検討中の方やモデルハウスを見学に行かれた方なども些細な感想でも口コミをお寄せください。どうぞご協力をお願い致します。
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アイディホームの建売を購入しました。
初めての夏で、駐車場の鳥糞被害で、電力会社ではなく、まずハウスメーカーであるアイディホームに電話をしました。
雑な対応で、建物のことではないのでの一点張り。
じゃあどこに電話をかけたらいいのかとか、突っぱねるだけじゃなくて、きちんとした対応があるでしょうに、そういうちょっとした気遣いが出来ない会社は、ダメな会社だと思う。
今後、オプションなどのこともこの会社には一切頼まないことにしました。
他の方も購入は考え直した方がいいと思います。
建築前契約なので色を選んだんですが、露出している配管も同じ色にできるとの事だったので、その約束をし図面上にサインもした上で契約。完成後に、建物を見ると1番太い排水管だけ真っ白で凄く目立っていたので、約束通りちゃんと塗ってくれと伝えるとまともな理由も、それが何の管なのかの説明もなく、これだけは塗れないのでお客さん自身でやってくれの一点張り。平気で約束破って契約する悪徳
業者だと思いました。塗り忘れただけのくせに。
更に担当者が転勤になったから送金だけしたら転勤先まで鍵を取りに来いとのこと。千万単位の商品を売る相手への態度とはとても思えず最悪な気分にさせられてます。
非常に問題のある事業者であるが故、他ビルダーと比較して評価するに値しない企業と感じております。理由は以下のとおりです。
2022年9月14日にアイディホームの自主廃業が決定されました。当時の役員が道路交通法違反で執行猶予付き有罪判決とされていたにも関わらず、当該役員から会社には報告等無かったため、発覚が遅れたとのことです。また、発覚後、当該役員は辞任しております。
不動産業を営む事業者の役員が、執行猶予付きの有罪判決を受けている以上、宅建業免許と建設業許可の欠格事由に該当するため、一旦、自主廃業及び免許を再取得する予定とし、一部報道では、宅建業に係る免許を2022年10月14日付で建設業に係る許可を2022年10月20日付で再取得しているようです。再取得するには、5年待たなくてはいけませんが、当該役員が退任すれば、5年待たなくても新たに免許申請が可能となります。
別の個人記事によれば、当該役員は約2年間も隠蔽していたらしく、このように長期間に渡り、免許が欠格事由に該当していながら事業活動を続けて利益を得ていたことは非常に大きな問題であり、飯田グループホールディングとしても、外部からの通報が入る前に、自主廃業とする形で対応した方が良いと企てたのでしょう(判決が確定し、懲役刑になった場合、欠格より重い取り消し処分になります。そのため取り消し処分を回避できるわけです。)。そして、5年以内の免許再取得の都合上、当該役員を辞任させなければならず、実際はどのような形で辞任されたのかは不明です。
なお、本廃業に係る意見になりますが、廃業は宅建業法の規定通りであるものの、口コミでは、もともとアイディホームの施工が悪い事や、工事中の近隣への迷惑問題などが多いようで、いつこのような免許問題が発生してもおかしくない状態であったと感じております。
今回、偶々、役員の問題が表沙汰になっただけであり、アイディホームの内部体質から推測すると、役員が問題を約2年間も隠蔽していたことは想定できる範囲であり、まだまだ色々な問題が表面化されていないようにも思えます。今後、他にも隠蔽などがあり、問題が表面化した場合、免許が再度欠格や取り消しとなり、当然アフターサービスなどもできなくなる状態が続くかと思います。長期的に見ても不安となる要素が多いようにも思えます。
また、アフターサービス以外にお客様に直接影響のある問題として、解体工事や建築工事の大部分が外注業者に委託しているため、常時、アイディホームの常駐監理者が施工監理しているわけではなく、営業が巡回して確認する程度の工事も多いようです。そのため、施工監理がまともに出来てなければ品質管理など出来る訳が無く、施工中に隠れた瑕疵などが発生している可能性も十分にあり得ます。その場合、今回の役員のように瑕疵を隠蔽しているケースも考えられ、内覧ぐらいでは隠れた瑕疵の有無の判断はできないでしょう。
また、前述のように外注委託が主体であるため、監理不行も多くなり、その結果、近隣住民とのトラブルも多いようです。見える範囲で近隣住民とのトラブルが多いと言うことは、法的に、近隣とトラブルになりうる潜在的な要因を含んで販売することも可能である一方、物件購入後に要因が顕在化してさらなる近隣とのトラブルに見舞われることも十分にあり得ると思います。以上のことから、アイディホームの物件は、お薦めはできないと考えております。
飯田グループのなかでもアイディホームは安い方なのか?自主廃業とかわけわからんことをしてた後はどうなったんや