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ヤマヒサの価格と平均坪単価
注文住宅のハウスメーカー選びは「予算に合う会社かどうか?」が非常に重要です。
どれだけ魅力的な家を建てるハウスメーカーでも、予算を大きく超えてしまうなら候補として検討できません。無理をして予算を超える住宅ローンを組んでしまうのはオススメできません。
さて、さっそく結論から述べますがヤマヒサの注文住宅は「本体価格1,750~2,100万円前後」「坪単価50~60万円前後」が予算の目安となります。ヤマヒサの注文住宅はローコスト住宅とミドルコスト住宅の中間程度、ちょうどいい価格帯で自由設計の注文住宅を建てられるハウスメーカーです。
ただ、注意すべきなのは前述した本体価格・坪単価はあくまで建物本体を建てるための予算目安であり、総額ではありません。注文住宅は建物本体だけでなく水道や電気、ガスなどの引き込み工事・外構工事などの「付帯工事費」や各種申請費用などの「諸費用」がかかってくるもの。付帯工事費・諸費用は本体価格のおよそ10~20%が一般的な目安ですので、ヤマヒサの場合は、付帯工事費・諸費用あわせて「175~420万円」前後が目安となります。
誰もが「マイホームで失敗したくない」と思っているはずなのに失敗例は後を絶ちません。
それはズバリ「比較検討が足りない」からです!
マイホームに限らず高額な買い物をする時は「どの会社が品質・性能が良いか」「どの会社がお得か」必ず比較しますよね?同じような見た目の家でも品質・性能・価格は大きく異なります!複数社を比較検討することでハウスメーカーの特徴をしっかり知る事ができ、更に最終的な価格交渉の際も有利になります。
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ヤマヒサと価格・坪単価を比較しておくべきハウスメーカー
注文住宅のマイホーム計画では、ハウスメーカー・工務店を複数社比較することが基本中の基本です。
ヤマヒサの注文住宅を検討されている方に比較しておくべき競合ハウスメーカーをご紹介しておきます。ヤマヒサの注文住宅は「坪単価50~60万円前後」が予算目安となりますので、価格帯で競合するハウスメーカーは以下の通りです。
- アキュラホーム
アキュラホームは8トン壁などの高強度耐力壁を用いて非常に自由度の高い設計プランを可能にした「超空間の家」シリーズが人気のハウスメーカーです。高強度耐力壁を用いることで耐震性をしっかり維持したうえで、「30帖の無柱空間」や「大開口の窓」「高い天井・吹き抜け」など開放的な設計プランが可能となります。これまでは一部の鉄骨メーカーでしか実現できなかった開放的なプランがリーズナブルに実現できるハウスメーカーです。
- タマホーム
タマホームといえばローコスト注文住宅の代表格と言えるハウスメーカーですが、近年では価格が安いだけではなく、断熱性などにも力を入れてきており住宅性能も向上しています。平均坪単価は45~65万円前後ですので、ヤマヒサの注文住宅とも価格帯で競合する一社と言えるでしょう。
- 夢ハウス
夢ハウスは全国400店舗もの加盟店を誇る大手フランチャイズ住宅メーカーです。夢ハウスは「無垢材にこだわった健康住宅」を提供している点が大きな特徴で、住宅のこだわりポイントはヤマヒサの注文住宅と共通しています。夢ハウスの価格帯は坪単価60~80万円前後が目安となりますので、ヤマヒサよりも高い価格帯ですが、予算を少し上げるとどんな住まいが実現できるか?という点を知るのも大切です。坪単価60万円台が予算内であれば比較しておくといいかもしれません。
上記にピックアップしたハウスメーカー以外にもヤマヒサと比較検討をしておきたいハウスメーカー・工務店はたくさんございます。大手ハウスメーカーだけでなく、地元の優良工務店も候補に含めれば、より理想的なマイホームのビジョンが見つかるかもしれません。
後から「やっぱりあっちの会社にしておけばよかった…」と後悔することの無いように、注文住宅を建てる際には必ず複数の会社と比較検討を行いましょう。すでに心に決めたハウスメーカーがあるという方もできれば価格帯で競合する会社の住宅カタログを比較しあいみつを取れば、契約直前の値引き交渉でも有利に働く可能性が高いです。
注文住宅のマイホーム計画において「比較すること」「相見積もりをとること」にはたくさんのメリットがありますが、施主サイドにデメリットはありません。必ずやっておくべき必須項目と覚えておきましょう。
注文住宅でマイホームを建てるなら、必ず「予算に合うハウスメーカー」を複数社みつくろって比較・相見積もりしてください。
注文住宅は基本的にオーダーメイドの一点モノ。ほとんど「定価」という概念がありません。つまり自分の条件であいみつをとらなければ「自分の条件のマイホームの適正価格」があいまいのまま。
適正価格があいまいのまま、なんとなくフィーリングで決めてしまうことだけは絶対にやめましょう。
注文住宅は似たような見た目や性能でもハウスメーカーが違えば「300万円~1000万円単位で価格差がある」のが当たり前の世界です。後から「向こうのほうが安かったのに…」と後悔しないためにも必ず複数社のカタログを比較・相見積もりを取るようにしてください。
ヤマヒサの注文住宅は高い?安い?価格設定は?
続いてヤマヒサの注文住宅が「一般的にみて高いのか?安いのか?」という点を客観的視点からまとめていきます。
前述のとおり、ヤマヒサの注文住宅は「坪単価50~60万円前後」が予算目安となりますから、ローコスト住宅の価格帯よりは少し高いものの、ミドルコストハウスメーカーとしてみれば安い「ちょうどいい価格帯」のハウスメーカーと言えます。
ヤマヒサの注文住宅は、ヒノキや漆喰(しっくい)などの自然素材の建材にこだわり健康的な住まいを建てていることを考えれば、コストパフォーマンスとしては優秀と言えそうです。
またヤマヒサは耐震性をはじめとした「安全性」にもしっかりと力を入れています。いざという時に家族の命を守れる住まいをリーズナブルな価格帯で建てたい方は要チェックなハウスメーカーと言えます。
ただし、ヤマヒサは住宅性能のうち「安全性」や「調湿性」などには力を入れているようですが、断熱性や気密性などはそこまでこだわっているわけではなさそうです。室内の温熱環境にこだわる方にとっては、もしかすると「坪単価50~60万円」の価格帯でも高めに思えてしまうかもしれません。
また、ヤマヒサの価格帯「坪単価50~60万円」という価格帯はローコスト住宅とミドルコスト住宅の中間くらいですので、正直この価格であれば他にも選択できるハウスメーカーは多数あります。競合ひしめく価格帯ですので、各社それぞれで実現できる性能・デザイン・間取りなどにかなり差がでてきます。
お気に入りの一社を決め打ちするのではなく、複数社の資料を取り寄せしっかり比較することをオススメします。
ヤマヒサの注文住宅は値引きできる?
不動産・住宅業界は個別の値引き対応がよく行われている業界です。新築注文住宅を手掛けるハウスメーカーでもたくさんの会社が値引き対応を行っています。
マイホームは少なく見積もっても数千万円単位の買い物になりますので、もし1%でも2%でも値引き交渉が通るならば大きな割引金額になります。できれば少しでも値引きがあれば嬉しいところですが、ヤマヒサの注文住宅は値引きは可能なのでしょうか。
一般的な相場でいうと、注文住宅は「建物本体価格の3~8%程度」が値引きの目安と言われています。ただヤマヒサの注文住宅に関してはインターネット上の口コミで「実際に値引きに成功した」という事例は見受けられませんでしたのでハッキリと値引きの可否を断定することはできません。とはいえ、絶対に不可能と決まっているわけでもありませんので、まずは一般的な相場である「建物本体価格の3~8%」を目標として交渉してみると良いでしょう。
- 値引きのコツ 住宅が売れにくい時期を狙う
一般的に住宅業界は2月・6月・8月が売れにくい時期とされています。2月・8月は住宅業界だけでなく他の業界でも売上が落ち込む月間と言われていますし、6月は梅雨の時期のため展示場やモデルハウスに足を運ぶお客さんが減少するから売上が落ちやすいのでしょう。
このような時期に値引き交渉を行うことで値引きを引き出しやすくなる可能性があります。ただそこまで大きな効果が見込めるわけではないため、あまり意識しすぎず「タイミングがあえばラッキー」程度に考えておけば良いと思います。
- 値引きのコツ 設備オプションで値引き交渉する
価格面での値引き交渉がどうしても難しいと感じた場合は、住宅設備のアップグレードなどオプションのサービスを交渉する方向にシフトするのも有効です。金額面の値引き交渉に前向きでないハウスメーカーも、設備やオプションの追加サービスであれば検討してくれる会社もあります。
- 値引きのコツ 交渉は契約前の1度きり
ハウスメーカーと値引き交渉を行うタイミングは、「本契約の直前に一度きり」がベストです。ハウスメーカーサイドも本契約をする直前まで話が進んだ顧客の案件は絶対にまとめたいものですから、このタイミングで話を切り出せば検討してくれる可能性が高いでしょう。
契約内容が固まる前段階で小刻みに値引き交渉を行っても、低いグレードの設備で見積もりを提案し直されてしまう可能性も高いです。それでは値引き交渉の意味がありませんので、交渉は本契約直前のタイミングに行うことをオススメします。
- 値引きのコツ 競合他社と比較する
ハウスメーカーと値引き交渉を行ううえで「複数社で相見積もりを取ること」は特に重要な工程です。
ハウスメーカー側も話が前に進んだ顧客を他社に取られてしまうくらいなら多少の値引きをしてでも契約にこぎつけたいのが本音です。競合他社と相見積もりを取っていることを伝えれば価格で競ってくる可能性は高いです。
せっかくあいみつを取るのであれば「価格帯が近い競合他社」が効果的です。ヤマヒサの価格帯は坪単価50~60万円前後となりますので、タマホームやアキュラホーム、アイフルホームなどが効果的と言えるでしょう。いずれにしても複数の会社であいみつもりを取ることで注文住宅の相場観も養われますし、値引き交渉の際にも強力なカードになります。
まずは希望の予算・エリアに対応しているハウスメーカーを何社か見つけることから始めましょう。せっかく相見積もりをするなら性能スペックやデザインが希望条件にある程度あてはまらないとあまり意味がありません。
そこで最初のふるい落としに役立つのが「住宅カタログ」です。何冊かカタログに目を通すだけで各ハウスメーカーの特徴・強みがだいたいわかってきます。何社かお気に入りをみつくろったら「あいみつ」を取ってみてください。
似たようなスペックでも「ハウスメーカーごとにこんなに価格が違うの?!」と驚くと思います。価格差を知らずになんとなく決めてしまってたら…ゾッとしますね。すごくカンタンな作業ですが、これをやるかやらないかでマイホーム計画の失敗率は格段に下がります。「カタログ比較」は注文住宅の登竜門。まずはライフルホームズから始めましょう!
- ハウスメーカーの値引きの裏技もご紹介
上記のほかにも当サイトでは値引き交渉やオプション交渉のやり方・コツを詳しくまとめています。本格的な交渉に入る前に下記のリンク先ページをチェックしておくことをオススメいたします。
ヤマヒサの工法と住宅性能
ヤマヒサの価格・坪単価について解説したところで、ここからはヤマヒサの注文住宅の工法・構造・住宅性能(耐震性・断熱性・気密性など)について解説してまいります。
特に一戸建て住宅がどんな工法で建てられているか?という点は非常に重要です。
家の工法・構造は建ててからは変更が効きません。安全性や快適性など重要な住宅性能にも大きく影響する部分なので、しっかり理解しておきましょう。
- ヤマヒサはHSフレームシステム(木造軸組み金物工法)を採用
まずはヤマヒサの注文住宅の工法について解説してまいります。
ヤマヒサの注文住宅は「HSフレームシステム」という工法で建てられています。HSフレームシステムと聞くとあまり聞きなじみがないかもしれませんが、こちらは従来の木造軸組み工法の接合部分を金物接合する工法です。従来の木造軸組み工法は、木材同士のつなぎ目を「仕口(しぐち)」や「継手(つぎて)」という加工を施して組み合わせていましたが、この加工は接合部分の木材を細く削るため、接合部分の強度が弱くなってしまう弱点があります。HSフレーム工法は、接合部分の強度をあげるため断面欠損を最小限に抑えつつ、高強度の金物で接合する木造軸組み工法です。
木造軸組み工法は接合部分に地震の負荷が集中しやすい点が弱点ですので、この弱点を強化するHSフレームシステムは合理的な工法と言えます。なお、木造軸組み工法の金物接合はヤマヒサだけでなく多くのハウスメーカーで用いられていますので、工法としては特別なものではありません。
- 全棟で構造計算(許容応力度計算)を実施
ヤマヒサは全棟で構造計算を行っている点が大きな特徴と言えます。
戸建て住宅はすべて構造計算が行われていると思っている方も多いですが、実はそうではありません。2階建て以下の木造住宅はほとんどの場合、構造計算を行う法的な根拠がないため、構造計算をしない、あるいは簡易計算で済ませるハウスメーカー・工務店が非常に多いです。
ヤマヒサは全棟において、簡易計算ではないしっかりとした構造計算を行い、建物がどれだけの荷重・応力に耐えられるかを調べています。社内検査と外部検査機関及び行政による3重のチェックを行い、基礎背筋・基礎強度・建て方・木完・竣工までトータルで112項目に及ぶ検査を行っています。構造計算を行わない、あるいは簡易計算(壁量計算)で建てられた家と比べて、ヤマヒサの注文住宅は安全性の根拠がある建物です。この点は施主としては安心できるポイントと言えるでしょう。
- 地震に強い自然素材ヒノキを構造材に使用
ヤマヒサは自然素材にこだわるハウスメーカーで、構造材に「ヒノキ」を採用しています。ヒノキは古くから日本家屋に用いられてきた木材で、伐採した後に約200年は徐々に強度が上がっていくため、よく乾燥させたヒノキ材は木造住宅の材としては最適です。築1300年を超える世界最古の木造建築物「法隆寺」もヒノキで建てられています。構造材に長期間、高い強度を保てるヒノキ材を使っている点もヤマヒサの特徴の一つと言えるでしょう。
ヤマヒサの耐震性能
日本は言わずと知れた地震大国ですので、マイホームの耐震性能は非常に重要です。
こちらの項目ではヤマヒサの耐震性能について解説しますが、ヤマヒサの家は結論からいって「地震に強い構造」と考えて良いと思います。
地震に強いと言える一番のポイントは、ヤマヒサが全棟で構造計算を行っている点です。2階建て以下の木造住宅の場合、構造計算を行っていない会社や簡易計算のみで済ませている会社も多い中、全棟で必ず構造計算をして1棟1棟で耐震強度を計算している点は評価できるポイントです。
ただ、ヤマヒサでは公式HPにおいて耐震等級3を取得している旨の記載は見当たりません。この点は前もってヒアリングすることをオススメします。耐震等級3を取得していなくとも、しっかり構造計算をした建物は一定の信頼感はありますが、耐震等級3にこだわる方や地震保険の割引を受けたい方は注意しておきましょう。
ヤマヒサの注文住宅は寒い?断熱材・断熱性能・UA値
一戸建て住宅にとって「断熱性」は非常に大切な性能です。断熱性は室内の気温に直結するほか、エアコンの効きも左右しますので毎月の光熱費を抑える意味でも重要になってきます。
ヤマヒサの断熱性についてですが、こちらはあまり力を入れているようには見受けられません。一戸建て住宅の断熱性は「断熱材の素材」や「断熱層の厚み」といった点である程度推しはかることができますが、ヤマヒサの公式HPには断熱仕様に関する明確な記載がありません。
また断熱性に力を入れているハウスメーカーは、断熱性の数値「UA値」の目安も公開している会社が多いですが、ヤマヒサはUA値に関しても不明です。断熱仕様やUA値に関して、ほとんど情報が見られない点から、ヤマヒサは断熱性にはあまり力をいれていない可能性が高いと思います。ヤマヒサを候補に検討している方は、断熱性については必ず前もってヒアリングすることをオススメします。
目安とすべき断熱性の数値は「UA値0.6以下」をオススメします。UA値0.6以下という数値は、寒冷地以外(4.5.6.7地域)のエリアにおける「断熱等級5(ZEH水準)」に相当します。
断熱等級5は2022年に施行された新しい断熱基準で、さらに厳しい「断熱等級6,断熱等級7」といった基準もありますが、ここまで断熱に力をいれると相応に費用も上がってしまいますので、少なくともクリアしたい基準としては断熱等級5でいいとおもいます。
断熱等級4以下は、平成28年の古い断熱基準ですので、これから家を建てるならできれば新しい断熱基準に合わせたほうがよいでしょう。ヤマヒサのUA値もぜひヒアリングしてみてください。もしUA値0.6をクリアしていない場合は、断熱仕様のアップグレードも検討してもいいと思います。
ヤマヒサの気密性・C値
一戸建て住宅にとって断熱性(UA値)とセットで重視すべきなのが気密性です。
気密性とは「家にどれくらいのスキマがあるか?」を表した数値で「C値」という単位で計測します。C値は数値が0に近ければ近いほど、スキマが少ない気密性が保たれた住まいであることを示しいます。
C値がよくない家は、スキマから空気が漏れエアコンの効率が悪くなるほか、室内の局所的な温度差ができる点も問題です。局所的な温度差は結露の温床になり、結露は構造材や断熱材を痛める原因にもなります。気密性の悪い家は、間接的に家の劣化を早めてしまう可能性もあるのです。
ヤマヒサの気密性についてですが、こちらも公式ホームページに明確な記載がありません。気密性に関しては、1棟1棟で「気密測定」を行い実測しなければ具体的な数値がわからないものですので、自由設計の注文住宅では目安を示しにくいという事情もありますが、とはいえ近年ではC値の重要性も認知されてきており、気密性に力をいれているビルダーは過去の実測平均C値を目安として公表しているケースも多いです。
なので、C値の目安が公開されていない点はマイナスポイントとせざるを得ません。
ヤマヒサを検討している方は必ず前もってC値の目安をヒアリングしてみてください。
また、もし契約する場合は実際に気密測定を依頼することをオススメします。ハウスメーカー側で気密測定を受けつけていない場合でも、外部の業者に依頼することも可能です。むしろ中立な観点で気密測定をしてもらうために外部業者を使う方がオススメです。
外部業者に気密測定を依頼する場合、およそ15~25万円くらいの金額がかかります。安い料金ではありませんが、気密性は住宅にとって非常に大切な性能ですので、必要経費と割り切って行うことをオススメします。
ちなみに木造住宅の場合、C値1.0以下であれば高気密住宅と言われていますが、できればC値0.7以下くらいは目指したいところです。木造住宅は丁寧に気密工事を行うことで、これくらいの数値は目指せるからです。C値は丁寧な施工がされているか?を測る一種のバロメータでもありますので、少なくともC値1.0以下、できればC値0.7以下を目指したいと相談してみましょう。
家を建てるなら断熱性能は超重要です!
というのもマイホームを建てた人の後悔ポイント1位が「室内の寒さ・暑さ」、2位が「光熱費が高いこと」だと言われているからです。コレ、どちらも高気密・高断熱の家なら解消できていた後悔ポイントです。
せっかく注文住宅を建てるなら「夏涼しく冬暖かい省エネ住宅」が良いのは当たり前ですよね。
マイホームの気密・断熱で失敗したくないなら、必ず「カタログの数値」で比較してください。
営業マンに「気密・断熱はどうですか?」と聞くだけじゃダメです。だいたい皆「うちは悪くない」というはずです。気密・断熱に自信のあるハウスメーカーなら“住宅カタログに必ず数値を載せる”ものです。カタログの数値に嘘はありません。
逆にカタログに数値が載っていなければ、その会社は「自信がない」と判断してOKです。これをやっておけば「気密・断熱での失敗」はまずありません。
気密・断熱性はハウスメーカー各社で力量差が非常に大きく表れるポイント。先輩方と同じ後悔をしないために気密・断熱の数値は必ずカタログで比較しておきましょう。
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ヤマヒサの注文住宅の外観
続いてヤマヒサの注文住宅の外観画像を建築実例画像でご紹介していきます。見た目に関する部分ですので、実際の画像をご覧いただくのが一番イメージしやすいと思います。
ヤマヒサの外壁
一戸建て住宅の外壁は家の外観を決定づける住宅部材ですので、見た目の印象や好みで決めてしまいがちですが、外壁は、常に雨・風にさらされる箇所ですので耐久性やメンテナンス性などの性能面もしっかり比較することをオススメします。
ヤマヒサの自由設計の注文住宅であれば、基本的にオーダーメイドですから「窯業系サイディング」や「ガルバリム鋼板」「タイル」「モルタル(塗り壁)」など一般的な外壁材は採用可能と思われます。
外壁材を耐久性で選ぶなら、塗装メンテナンスフリーの「タイル外壁」がオススメですが、初期費用は高額となります。初期費用を抑えつつ耐久性も重視したい方は「ガルバリウム外壁」もオススメです。タイルよりも耐久性に劣る製品が多いですが、20年以上の耐久性となる製品も多いです。
またガルバリウム外壁は目地のコーキング部分を最小限で済ませられる点もメリットです。コーキング材は必ず経年劣化しますので、コーキング部分が少なければの打ち替えメンテナンスの費用を抑えられます。
窯業系サイディングは一般的に10年~15年に一度ペースで塗装メンテナンスの必要となる製品が多いですが、近年ではメンテナンスサイクルが長い製品もありますので、そういった製品であれば採用してもいいと思います。外壁のメンテナンスは家の周りに足場を組んで行う大がかりな作業で、100万円単位の金額がかかるケースも多いですので、できるだけメンテナンスサイクルの長い製品を採用することを心がけましょう。
せっかくの注文住宅ですから外観にもこだわりたいですよね。好みの外観デザインを探すならまとめてカタログ請求がオススメです。カタログ比較は注文住宅の登竜門!ライフルホームズなら、無料で複数社のカタログを一括で取り寄せできちゃいます。
ヤマヒサの屋根
続いてヤマヒサの屋根材についてですが、こちらも外壁同様にヤマヒサの公式HPに特に明確な記載がありませんでしたが、おそらく「スレート屋根」「ガルバリウム屋根」「瓦屋根」など一般的な屋根材は採用できるはずです。
・スレート屋根とは…粘板岩を薄くボード状に成型した屋根材で軽量でコストが安いのが大きな特徴です。日本の住宅では一番シェアの高い屋根材となります。
・ガルバリウム鋼板とは…1972年に米国で開発された金属素材で、耐久性や耐熱性に優れた屋根材として人気です。金属なのに錆に強く、耐用年数は30年~50年程度あるとされています。軽量の為に耐震性にも優れています。
・陶器瓦とは…陶器瓦は古くから屋根の素材として使用されている屋根材で、和風タイプの住宅で良く利用されています。陶器で作られているので、強い衝撃を与えない限りは陶器瓦の寿命は半永久的とも言われており、耐久年数に優れた屋根材となります。
屋根も外壁と同じく、常に常に雨風・紫外線にさらされる箇所ですので耐久性とメンテナンス性が大切です。
屋根材を耐久性で選ぶならばオススメは「陶器瓦」です。陶器瓦は塗り替えメンテナンスの必要がない製品がほとんどです。ただし初期費用は他の屋根材にくらべてやや高額になります。
初期費用を抑えつつ耐久性も重視したい場合は「ガルバリウム屋根」も検討してみると良いでしょう。ガルバリウム屋根は20年~30年程度の耐久性がある製品が多いです。比較的高耐久で初期費用もそこまで高くありませんし、スタイリッシュな見た目も人気があります。スレート屋根も近年では耐久性が高く製品もありますので、耐久性・メンテナンス性に優れる製品であれば採用を検討しても良いと思います。屋根材も外壁と同じく、見た目だけでなく耐久性・メンテナンス性をしっかり比較しておきましょう。
ヤマヒサの内装・間取り
続いてヤマヒサの注文住宅の内装・間取りの建築実例画像をご紹介してまいります。
ヤマヒサの平屋
平屋とは1階(ワンフロア)のみで構成される戸建て住宅のことです。平屋は基本的に階段による上下移動がありませんので楽な生活動線を確保しやすく、子育て世代からご年配の方まで幅広い世代に人気です。平屋は2階はありませんが、スキップフロアのような中二階やロフトを設ける場合もあります。1階建ての平屋住宅は、2階建て・3階建てに比べて設計上の制限も少ないので柱のない大空間や高い天井、大開口の窓など開放的な間取りプランも実現しやすいメリットがあります。
ヤマヒサでも平屋住宅を建てることは可能です。
ただ、平屋は本来造れる2階・3階をあえて取っ払うということですので、延べ床面積が狭くなってしまう点には注意しましょう。敷地面積に余裕があり、平屋でも十分な床面積を確保できるなら平屋は魅力的な選択肢ですが、狭小敷地に無理をして平屋を建てるのはあまりオススメできません。また隣家との距離が近い場合なども、平屋は圧迫感を感じやすいです。平屋は敷地条件や面積によっては狭苦しい家になってしまうリスクがある点に注意しましょう。
ヤマヒサの平屋の建築実例
ヤマヒサでもしも欠陥があった場合の保証・アフターサービス
注文住宅は高い買い物ですから、「家は建てたいけどもし欠陥住宅だったらどうしよう…」と不安になる方もいるかもしれません。
実際に「ハウスメーカーで注文住宅を建てて欠陥住宅だった」というケースは少ないので必要以上に不安になることはありませんが、万が一であっても欠陥住宅のリスクは怖いものです。それに欠陥がなくとも家は長く住めば必ずどこかにメンテナンスの必要になってきます。だからこそ住宅メーカー各社の保証体制・アフターサポート体制も重要な比較ポイントです。
ヤマヒサの保証・アフターサービスは以下の通りです。
- 建物初期保証:10年間
- 建物延長保証:+10年間
- 延長条件 :10年目の有償メンテナンス
大前提として新築マイホームを建てる、あるいは購入する場合はの建物保証(構造保証・防水保証)は売り手側が10年間の瑕疵担保責任を負うことが品確法という法律によって定められています。
ヤマヒサの建物初期保証は引き渡しから10年間ですので、この部分は法律で定められた範囲内の内容です。
ただヤマヒサでは初期保証10年の満了時に所定の有償メンテナンス工事を受けることでさらに10年間の延長保証が可能になっています。他社ハウスメーカーでは10年間の保証のみで、延長保証システムを用意していない会社も多いですので、この点は他社と比べて優れているポイントと言えます。
また、ヤマヒサはアフターサポートとして【50年間の無料定期点検】を付けています。
無料定期点検のタイミングは5年ごとです。ただし50年間無料定期点検はヤマヒサの指定する有償メンテナンス工事を行うことが条件となります。
なお、競合他社のアフターサービスについては下記の特集ページでまとめています。
候補の会社のアフターサービスが充実しているかどうかがわかりますので、一度チェックしておくと良いでしょう。
ヤマヒサで注文住宅を建てるメリット・デメリット
記事が少し長くなりましたので、このあたりでヤマヒサのメリット・デメリットをまとめておきます。
ヤマヒサに限らず、ハウスメーカー各社のメリット・デメリットを把握しておくことで自分にあった施工会社を見つけやすくなるはずです。
ヤマヒサのメリット
全棟構造計算を実施
ヤマヒサの家は全棟でしっかりと構造計算を行っています。構造計算を行いしっかりと耐震強度が確認されている地震に強い家であることはヤマヒサの住まいの大きなメリットと言えるでしょう。
自然素材を活用した健康住宅
ヤマヒサの家は構造材にヒノキ材を用いているほか、室内の建材にも無垢材フローリングや漆喰(しっくい)などの自然素材をふんだんに採用しています。無垢材や漆喰は自然な調湿効果も期待でき、暮らしやすい健康的な室内空間を実現します。
ちょうどいい価格帯
ヤマヒサの価格帯はおおよそ「坪単価50~60万円前後」が予算目安となります。この価格帯はローコスト住宅とミドルコスト住宅のちょうど中間程度ですので、多くの方の予算に合うのではないかと思います。自然素材をたくさん活用したフルオーダー注文住宅の価格帯としては、なかなかコストパフォーマンスにも優れていると言えるかもしれません。
ヤマヒサのデメリット
気密性(C値)・断熱性(UA値)が不透明
ヤマヒサの注文住宅のデメリットは「気密性(C値)」と「断熱性(UA値)」が不透明な点です。気密性・断熱性は室内の温熱環境・光熱費のランニングコスト・建物の劣化耐性に大きく影響する非常に重要な住宅性能です。この点が不透明であることはマイナスポイント。ヤマヒサの注文住宅を検討されている方は、必ずC値とUA値は直接ヒアリングしておくことをオススメします。
マイホーム購入は人生の一大イベントですし、非常に高額なお買い物です。ハウスメーカー選びに迷っているなら、一度専門家による客観的な意見をお聞きすることをおすすめします。
ハウスメーカーのカタログを見たり、モデルハウスを見に行くと心が舞い踊って冷静な判断が出来なくなっていたりしてしまいますね。後から「もっとハウスメーカー選びを頑張ればよかった‥」「同じような家がもっと安く契約できたかも‥」「住宅性能があまり良くないかも‥」このような後悔の言葉が残念ながらネットには溢れています。
仮にも何千万円と住宅ローンを組んで長期間支払いをしていくお買い物ですから、自分達は絶対に失敗したくない。そうお考えならば、是非一度は「家づくりの専門家」による中立的なアドバイスを受けておく事をオススメします!!
「家づくりの専門家」に相談するといっても、ハウスメーカーの営業マンに相談するのとは一味違います。基本的にハウスメーカーの営業マンは自社で契約して貰いたいのが本音なので、偏った意見を言いがちです。
当サイトがおすすめするのは、第三者である専門家が、損得勘定なく客観的なアドバイスをしてくれるWEB無料相談サービスを利用する事です。
NTTデータの100%子会社が運営する「HOME4U家づくりのとびら」は、専門のプロに家づくりにおけるあらゆる「疑問」や「質問」に直接相談する事が出来ます。
などなど…客観的に比較したいこと、ハウスメーカーにはちょっと聞きにくいことを、注文住宅を知り尽くした専門家が的確に回答あるいは選択肢を教えてくれます。強制されることも営業されることも一切なく、なんならしつこいハウスメーカーにはお断り代行も完全無料でして下さいます。もっと言うと、もしお気に入りのハウスメーカーが見つかった場合、所謂「ベテラン営業マン」のみ紹介してもらえます。新人営業マンやいい加減な営業マンはNTTグループのご紹介者には対応させないのです。この強み、めちゃくちゃメリットなこと、わかる人にはわかりますよね。
空いた時間に自宅から気軽に利用する事が出来ますし、WEB無料相談の予約は1分程で出来るので簡単です。WEB無料相談といってもスマホ1台あればハウスメーカー選びから様々な疑問の解決まで完結できてしまいます。詳しくは下記ページで特集しているので、興味のある方はチェックしてみて下さい。
ヤマヒサの注文住宅 まとめ
このページではヤマヒサの注文住宅についての評判・口コミ・坪単価・価格別実例などをまとめてみましたが参考になりましたでしょうか。
それではヤマヒサの注文住宅について最後に完結にまとめておきます。
ヤマヒサは自然素材にこだわり、風・光を上手に取り入れるパッシブデザインの注文住宅を得意とするハウスメーカーです。坪単価50~60万円前後というリーズナブルな価格帯で、自然素材をふんだんに採用した全棟構造計算を実施した頑丈な住まいを建てられるので、健康的な住まいをお求めの方にとってはコストパフォーマンスも良く感じられると思います。
ただヤマヒサは気密性(C値)・断熱性(UA値)についての情報が公表されていない点は気がかりです。気密性・断熱性は非常に大切な性能ですので、ヤマヒサの注文住宅を検討している方は必ずヒアリングすることをオススメします。
より皆様に役立つコンテンツにしていくためには、皆様の口コミ・評判の書き込みが必要不可欠です。ヤマヒサで実際に注文住宅を購入された方は、良かった点・悪かった点・メリット・デメリットなどどんなことでもかまいませんのでご感想を寄せて頂けると嬉しい限りです。
注文住宅のハウスメーカー選びで失敗しないために、最後にアドバイスをさせて頂きます。
住宅に限った話ではありませんが、高額な買い物をする時は「どの会社が品質・性能が良いか」「どの会社がお得か」必ず比較しますよね?マイホーム購入は特に比較検討が大事です。
見た目は同じような家でも品質・性能・価格は大きく異なります!ハウスメーカーごとにどんな特色があって、どんな価格設定なのか。注文住宅の知識を身につけておけば必ず判断材料になりますし、また複数社を比較検討することで最終的な値引き交渉の際も有利になります。
注文住宅を検討しているならまずは無料でカタログを見てみましょう!注文住宅のハウスメーカー選びはここから始まります!
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またLIFULL HOME’Sは国内TOPクラスの不動産サイトだけあって、全国規模で1200件以上(2019年6月時点)のハウスメーカー・工務店を網羅しています。知名度は低いけれど良い家を建てる質実剛健な工務店さんは全国各地にたくさんあります。LIFULL HOME’Sならそのような未知の優良工務店と巡りあえるかもしれません。
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ただでさえマイホーム購入は疲れてしまうもの。省ける時間は省いて賢くハウスメーカーを選びましょう!
ヤマヒサの注文住宅の評判は?
最後にヤマヒサの注文住宅の評判についてまとめておきます。
注文住宅のマイホーム計画で必ずチェックしておくべきなのが、実際に候補のハウスメーカーで家を建てた方の評判です。
実際に家を建てた方が失敗したこと、後悔したこと、あるいは成功したことなど実際の体験談はなによりも参考になります。マイホーム購入は非常に高額で大切な買い物です。失敗・後悔することの無いよう、ヤマヒサの口コミ・評判もしっかりとチェックしておきましょう。
ヤマヒサの注文住宅の評判
パッシブ設計の家
風の通り道や光の取り入れ方を工夫して最大限自然エネルギーを活用する家という考え方には共感しました。自然の恩恵をうまく活用できるならばそれに越したことはないと思います。無垢材や自然素材を使っているのはいいですが、無垢材はワックスを塗ったりメンテナンスが煩わしいとも聞くのでどうなんでしょう。
50年点検といいつつ…
ヤマヒサはリフォームの会社なので50年点検といいつつ、10年後以降は毎回リフォームの営業されそう。有償メンテで儲けようという考えなのでは?
なんだかんだでちょうどいいハウスメーカー
ローコストでもなくハイグレードでもなく、性能も可も不可もない感じ。デザインもそれなり。要は普通の家です。正直、特徴は薄いし別にヤマヒサでなくても建てられる。あと断熱性は期待しないほうがいい。
ヤマヒサの注文住宅の評判 まとめ
ヤマヒサの評判をまとめるとざっくりと以下の通りです。わかりやすく箇条書きでまとめておきましょう。
- 自然エネルギーを活用したパッシブ設計の家
- 価格帯がちょうどいい
- 断熱性は期待しない方がいい
ヤマヒサのインターネット上の口コミ・評判を調べると「ちょうどいい価格帯」「ローコスト住宅より安心できる」などポジティブな口コミがある一方で「断熱性は期待しない方がいい」などとネガティブな口コミも散見されました。
基本的にインターネット上の口コミ・評判はポジティブなものよりもネガティブなものの方が目立つものですので、口コミや評判をすべて鵜呑みにするのではなくあくまで参考程度に考え、最終的にはご自身で判断することをオススメします。
ヤマヒサの口コミを募集しています
当サイトでもヤマヒサの注文住宅についての口コミを大募集しています。注文住宅をご検討中の皆様に、より役立つコンテンツとしていくために皆さまのご協力が必要不可欠です。
ヤマヒサで注文住宅を建てた方はヤマヒサの良かった点、悪かった点などの口コミを寄せて頂けると嬉しい限りです。またヤマヒサの注文住宅をご検討中の方やモデルハウスを見学に行かれた方なども些細な感想でも口コミをお寄せください。どうぞご協力をお願い致します。
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ヤマヒサは工務店というよりリフォーム屋さん。新築はまだやってるの?
さすがに家づくりを少しでも勉強すればUA値とC値くらいはみる。
断熱性も気密性も数値がわからない会社でわざわざ建てるのはよっぽど知識がない人だけだと思う。