Contents
百年住宅の価格と平均坪単価
気に入ったハウスメーカー・工務店だとしても予算に合わない会社は、候補として検討することはできません。無理をして予算オーバーの住宅ローンを組んでしまえば、その後の人生計画にも悪影響を及ぼしかねません。注文住宅のマイホーム計画は、ただでさえ予算オーバーしやすいものですから、ハウスメーカーごとの大まかな予算目安はしっかりと把握しておくことが大切です。
さて、百年住宅の本体価格・坪単価の目安はいくらくらいなのでしょうか。
簡潔に、結論から申し上げると百年住宅の注文住宅は約30坪程度の総床面積で「本体価格2,100万円~2,700万円」「坪単価70~90万円」前後が予算目安となります。
百年住宅は工場生産した狂いのないプレキャストコンクリートで作り上げる堅牢な住まいですから、初期費用だけをみれば一般的な木造住宅と比較するとやや高額と言えますが、これはコストのかかる鉄筋コンクリート構造であることを考慮すれば仕方ない部分と言えます。むしろ、鉄筋コンクリートの堅牢な住まいが「木造住宅とそこまで変わらない価格で建てられる」という感想を抱く方も多いのではないでしょうか。
百年住宅は自由設計のオーダーメイド注文住宅ですから、オプションなど仕様次第で坪単価100万円をこえるケースもあり得ますが、ボリュームゾーンとしては平均坪単価90万円以内のようです。
木造住宅や鉄骨住宅のハウスメーカーと比べても、そこまで大きな価格差があるわけではありませんので、災害に強い頑丈な住まいを建てたい方には、百年住宅は魅力的な選択肢の一つと言えるでしょう。
ただし、注意いてほしいのは前述の本体価格・坪単価はあくまで建物本体を建てるための予算目安であり、実際には水道・電気・ガスなどの引き込み工事や外構工事などの「付帯工事費」、そして各種申請費用などの「諸費用」がプラスでかかってきます。
付帯工事費・諸費用は本体価格の10~20%前後が上乗せでかかるのが一般的ですから、百年住宅であれば「210~540万円」前後が目安となります。建物本体価格だけでなく、付帯工事費や諸費用についても考えておくようにしましょう。
百年住宅の各商品ラインナップごとの坪単価と本体価格
続いて百年住宅の商品ラインナップごとの本体価格・坪単価について解説していきたいと思いますが、百年住宅は完全自由設計のフルオーダー注文住宅を手掛けており、特に定められた商品ラインナップというものは用意されていません。
百年住宅の住まいはフリープランですから、施主の希望の広さや間取り、また敷地条件に合わせて担当者がさまざまなプランニングを提案してくれるかたちとなります。
その為商品ラインナップごとの坪単価・本体価格を示すことはできませんが、百年住宅の予算目安は前述のとおり、30坪前後の総床面積であれば「本体価格2,100万円~2,700万円」「坪単価70~90万円」程度と考えておきましょう。
誰もが「マイホームで失敗したくない」と思っているはずなのに失敗例は後を絶ちません。
それはズバリ「比較検討が足りない」からです!
マイホームに限らず高額な買い物をする時は「どの会社が品質・性能が良いか」「どの会社がお得か」必ず比較しますよね?同じような見た目の家でも品質・性能・価格は大きく異なります!複数社を比較検討することでハウスメーカーの特徴をしっかり知る事ができ、更に最終的な価格交渉の際も有利になります。
失敗しないために、必ずハウスメーカーの無料カタログで「比較」して下さい!
百年住宅と価格・坪単価を比較しておくべきハウスメーカー
注文住宅のマイホーム計画において、複数のハウスメーカー・工務店を比較しておくことは基本中の基本です。
こちらでは百年住宅を検討されている方が比較しておくべき競合ハウスメーカーをご紹介させていただきます。百年住宅はウォールプレキャストコンクリート工法(WPC工法)を採用した頑丈な住まいですので、同じくWPC造の注文住宅を提供する「レスコハウス」もピックアップしたいところですが、百年住宅はもともと「レスコハウス静岡」がグループの離脱に合わせて社名変更した会社であり、百年住宅の離脱に合わせて静岡県が施工エリアから外れており、その他のエリアもかぶっていないようですので、ここでは取り上げません。
百年住宅は「坪単価70~90万円前後」が予算目安となりますので、同程度の価格帯のハウスメーカーをピックアップします。
- 大成建設ハウジング(パルコン)
大成建設ハウジングは百年住宅とぜひ比較しておきたいハウスメーカーと言えます。大成建設ハウジングの手掛ける注文住宅「パルコン」シリーズは、百年住宅と同じくプレキャストコンクリートパネルで作る頑丈な住まいです。耐震性・耐火性・耐風性・耐水性などが非常に優秀で、あらゆる災害に強く耐久性も極めて高いです。価格帯も百年住宅とそれほど変わりませんので、ぜひ比較しておきましょう。
- パナソニックホームズ
パナソニックホームズは鉄筋コンクリート造ではなく、軽量鉄骨造・重量鉄骨造などの鉄骨住宅が主力のハウスメーカーですが、こちらも災害に強いという点では競合しますし、価格帯も大きくは変わりませんのでチェックしておくといいと思います。鉄筋コンクリート造の百年住宅と、鉄骨造のパナソニックホームズで仕上がりの家にどのような差があるのかを比較することでどちらの住まいが自分に合っているか確かめることができるはずです。
- トヨタホーム
トヨタホームは鉄骨造を主力とするハウスメーカーです。鉄筋コンクリート造の家は作っていませんが、トヨタホームの家も非常に頑丈で災害に強い住まいですので百年住宅と比較する対象としてオススメです。トヨタホームは制震ダンパーも標準装備されているため、地震に対する備えとしては文句なしと言えるでしょう。価格帯も百年住宅とそれほど大きく変わりません。競合ハウスメーカーとしてチェックしておくと良いでしょう。
百年住宅と競合するハウスメーカーは上記だけではありません。後から「あっちのハウスメーカーのほうが価格が安かったのに…」「あっちの工務店のほうが住宅性能がよかったのに…」と後悔することの無いように他にも複数の会社で比較・相見積もりを行うことをオススメします。
百年住宅で検討されている方もできれば価格帯の近い競合会社の住宅カタログを比較しておくと、会社ごとの微妙な性能差・価格差に気が付きますし、契約直前に行う値引き交渉も有利に働く可能性が高いです。
注文住宅のマイホーム計画において「比較すること」「相見積もりをとること」にメリットはたくさんありますが、デメリットはありません。必ずやっておくべき必須事項と心得ておきましょう。
注文住宅でマイホームを建てるなら、必ず「予算に合うハウスメーカー」を複数社みつくろって比較・相見積もりしてください。
注文住宅は基本的にオーダーメイドの一点モノ。ほとんど「定価」という概念がありません。つまり自分の条件であいみつをとらなければ「自分の条件のマイホームの適正価格」があいまいのまま。
適正価格があいまいのまま、なんとなくフィーリングで決めてしまうことだけは絶対にやめましょう。
注文住宅は似たような見た目や性能でもハウスメーカーが違えば「300万円~1000万円単位で価格差がある」のが当たり前の世界です。後から「向こうのほうが安かったのに…」と後悔しないためにも必ず複数社のカタログを比較・相見積もりを取るようにしてください。
百年住宅の注文住宅は高い?安い?価格設定は?
続いて百年住宅の注文住宅が「他のハウスメーカーと比較して高いのか?安いのか?」という点を客観的な視点からまとめていきます。
百年住宅の注文住宅は平均坪単価70~90万円が予算目安となりますから、他の木造ハウスメーカーと比較すると若干高額な価格帯となります。鉄骨造を手掛ける大手ハウスメーカーとほぼほぼ同程度の価格帯と言えるでしょう。その為、単純に初期費用の価格だけを比べれば「やや高い価格帯」と言えます。
しかし百年住宅はコストのかかる鉄筋コンクリート造(WPC造)の頑丈な住まいを建てていますし、百年住宅の住宅性能を考えれば「坪単価70~90万円」という価格帯は適正価格と言えます。WPC造の住まいは頑丈なだけでなく非常に耐久性も高いです。木造住宅の法定耐用年数が22年と設定されているのに対して、鉄筋コンクリート造の家の法定耐用年数は47年と倍以上に定められています。
さらに言えば法定耐用年数はあくまで「減価償却の計算」に用いる数字ですので、百年住宅の実際の建物の寿命は47年どころではなく、それこそ社名の通り「百年以上の耐用年数」を誇ります。
一般的な木造住宅と比較してメンテナンスサイクルも長く建物自体の耐用年数もずば抜けて長い百年住宅は30年、40年、50年、それ以上のロングスパンで考えれば極めてコストパフォーマンスに優れる住まいと言えるでしょう。百年住宅の家は初期費用の価格だけをみれば「やや高額」と言えますが、長く住めば住むほどにコスパの良さを実感できるはずです。
ただし、百年住宅の価格帯である「坪単価70~90万円」というかかくたいは競合となるハウスメーカーもかなり多いですし、この価格帯以下を含めれば選択肢はかなり多くなります。正直坪単価90万円まで出せれば大抵のハウスメーカーが検討対象となるでしょう。すなわち、この価格帯はより比較検討が重要になります。
百年住宅を検討するならば、同じWPC造のハウスメーカーだけでなく木造住宅や鉄骨住宅を手掛けるハウスメーカーもしっかりと比較しておくことをオススメします。
百年住宅の注文住宅は値引きできる?
注文住宅は大きな買い物ですから、たとえ1%でも値引きに応じてもらえるならば数十万円単位でお金を浮かせることができます。
実は住宅業界では個別の値引き対応が頻繁に行われていますので、新築注文住宅を手掛けるハウスメーカーでも多くの会社が個別の値引き対応を行っています。注文住宅の場合、建物本体価格の3~8%程度の値引きであれば交渉の余地があると言われています。
百年住宅に関してはインターネット上で実際に値引き交渉に成功した事例を見つけることはできませんでしたが、おそらく一般的な範疇である「建物本体価格の3~8%程度」であれば交渉の余地はあると思われます。
値引きの可否については購入するプランや購入タイミングにもよって対応は千差万別ですのではっきりとしたことは申し上げられませんが、購入の意思が固まった際には積極的に交渉してみることをオススメします。
ハウスメーカーサイドも値引き交渉をされるのはごく日常的なことですので、あまりにも常識はずれな交渉でない限り露骨にイヤな顔をされることもないはずです。
- 値引きのコツ 住宅が売れにくい時期を狙う
住宅業界は2月・6月・8月が売れにくい時期とされています。2月と8月は住宅業界だけでなく他の業界でも売り上げが落ち込む時期ですし、6月は梅雨で雨が降りやすい時期なので住宅展示場に足を運ぶ方が減るからでしょう。
このような住宅が売れにくい時期に値引き交渉をすれば担当の営業マンも上司の決裁を取りやすくなる可能性はあるかもしれません。しかし、それほど大きな効果が見込めるわけではありませんのでそこまで意識しすぎなくても良いと思います。タイミングがあえばラッキーくらいに考えておくのがちょうど良いと思います。
- 値引きのコツ オプション設備で値引き交渉する
価格面での直接的な値引き交渉が難しいと感じた場合は、住宅設備のアップグレードをサービスしてもらえないか?という方向にシフトするのも良い考えでしょう。価格交渉には一切対応していないハウスメーカーでも、オプションのサービスであれば交渉の余地があるケースもあり得ます。
- 値引きのコツ 交渉は契約前の一度きり
値引き交渉を行うのは「最終的な見積もりが出た後、本契約前の一度きり」がベストタイミングです。ハウスメーカー側も本契約の直前まで話が進んだ顧客は絶対にまとめたいと考えています。契約直前のタイミングで交渉すれば、検討して貰える可能性は高いはずです。
逆に、打合せのたびに小刻みに値引き交渉を行えば担当の営業マンも上司の決裁を取りにくくなってしまいますし、低予算のプランに変更することを提案される可能性が高いです。それでは値引き交渉の意味がありませんので交渉は「仕様がしっかり固まった後・本契約をする前」のタイミングで行うことをオススメします。
- 値引きのコツ 競合他社と相見積もりをとる
ハウスメーカーと値引き交渉をする際には「複数社で比較し相見積もりをとること」が非常に大切です。
ハウスメーカー側も、何度も打合せを重ねて本契約直前まで話が前に進んだお客様をみすみす他社に取られてしまうくらいなら、多少の値引きには応じるというケースは多いです。
契約直前のタイミングで「御社とA社で迷っている」「あいみつを取ったらA社のほうが安かったので迷っている」という内容を伝えれば価格面で競ってくる可能性は十分考えらえます。
せっかく相見積もりをとるならば、できれば価格帯の近い競合会社がオススメです。価格帯があまりにもかけ離れている会社で相見積もりをとっても本命のハウスメーカーが価格競争から降りてしまう可能性も高いです。
百年住宅の価格帯(坪単価70万円~90万円)であれば、大成建設ハウジング・パナソニックホームズ・住友不動産・トヨタホームなどが相見積もりを取る会社として適しているといえるでしょう。
複数社で比較する・あいみつを取ることで注文住宅の相場観も養われますし、値引き交渉の際にも大きな武器になりますのでぜひともやっておきましょう。
まずは希望の予算・エリアに対応しているハウスメーカーを何社か見つけることから始めましょう。せっかく相見積もりをするなら性能スペックやデザインが希望条件にある程度あてはまらないとあまり意味がありません。
そこで最初のふるい落としに役立つのが「住宅カタログ」です。何冊かカタログに目を通すだけで各ハウスメーカーの特徴・強みがだいたいわかってきます。何社かお気に入りをみつくろったら「あいみつ」を取ってみてください。
似たようなスペックでも「ハウスメーカーごとにこんなに価格が違うの?!」と驚くと思います。価格差を知らずになんとなく決めてしまってたら…ゾッとしますね。すごくカンタンな作業ですが、これをやるかやらないかでマイホーム計画の失敗率は格段に下がります。「カタログ比較」は注文住宅の登竜門。まずはライフルホームズから始めましょう!
- ハウスメーカーの値引きの裏ワザをご紹介します
当サイトでは、ここまでにピックアップした値引きのコツのほかにも価格交渉や設備交渉、オプション交渉のコツを別ページに詳しくまとめています。本格的な交渉に入る前に下記のリンク先ページをチェックしておくことをオススメします。
百年住宅の工法と住宅性能
ここまでで百年住宅の価格帯について解説しましたので、次は百年住宅の特徴や工法・構造・耐震性・断熱性・気密性などの住宅性能について解説していきます。
一戸建て住宅にとって工法・構造は後から変更が効かないうえ、安全性・快適性・耐久性などの住宅性能にも深くかかわる重要な部分ですので、前もってしっかりと理解しておきましょう。
- 百年住宅はウォールプレキャストコンクリート工法を採用
百年住宅は木造や鉄骨造ではなく、工場生産されたプレキャストコンクリートを箱型にくみ上げるウォールプレキャストコンクリート工法(WPC工法)で家を建てています。
百年住宅の構造を担うまずプレキャストコンクリートパネル(PCパネル)は内部に鉄筋をメッシュ状に通した鉄筋コンクリートパネルです。鉄筋とコンクリートは非常に相性がよいことで知られます。コンクリートは圧縮する力には非常に強いですが、引っ張る力にはあまり強くありません。対して鉄筋は引っ張る力には強いですが、圧縮する力にはあまり強くありません。このように互いの弱点を補いあう性質をもつ素材であることから、鉄筋コンクリートは非常に頑丈な住宅部材とされています。
特に百年住宅のプレキャストコンクリートパネルはすべて工場生産されており、適正な水分量と十分な養生をクリアしている高品質なコンクリートです。その強度は現場打ちコンクリートの約2倍、ALC(軽量気泡コンクリート)の約10倍、軽量鉄骨の約19倍もの強度を誇ります。
百年住宅のプレキャストコンクリートは住宅部材単体としてみても非常に高強度ですが、これを箱型構造にくみ上げることも百年住宅が頑丈たる理由の一つ。
木造住宅でも、柱・梁で建物を支える在来工法よりも「建物を面で支える工法(パネル工法・ツーバイ工法など)」の方が地震に強いのと同じく、プレキャストコンクリートパネルを箱型に組む箱型構造は、地震や台風など付加(外力)がかかった際にパネルを通して建物全体にバランスよく負荷を分散し強い抵抗力を発揮します。水平・垂直・ななめ、どの方向からの外力にも建物全体で受け止めるので大変頑丈な構造と言えます。
また、百年住宅の家は2階建て・3階建てでも、高さ31m~60m以下の中高層建築物に適用される基準(限界耐力計算法)で構造計算を行っています。一戸建て住宅に適用される基準よりもはるかに厳しい基準で構造計算を行っている点は非常に安心できるポイントと言えるでしょう。
百年住宅の耐震性能
WPC工法で建てる百年住宅の家は非常に耐震性に優れます。
前述のとおり、現場打ちコンクリートの約2倍、ALC(軽量気泡コンクリート)の約10倍、軽量鉄骨造の約19倍の強度を圧縮強度を誇るプレキャストコンクリートパネルを、頑丈な箱型構造に組み上げるわけですから耐震性に優れる点には異論をはさむ余地はないと思われます。
また百年住宅は「地震の揺れのタイミングに合わない建物」であることも特徴の一つとして取り上げます。
「共振」という言葉をご存じでしょうか。地震の揺れのには特有の周期があり、その周期と建物の固有周期が一致することで揺れの勢いが増幅されてしまう現象です。共振現象は建物の倒壊を引き起こす可能性のある大変危険な現象です。
共振を防ぐには地震の揺れ特有の周期と、建物の固有周期を一致させないことが大切です。
一般的に大地震の場合0.6秒~1.2秒の間にその周期があるとされていますが、百年住宅の固有周期は0.16秒と非常に短いので大地震の周期と同調しにくい構造と言えます。
共振現象が極めて起こりにくい点も百年住宅が地震に強い理由の一つです。
なお、百年住宅の建てた住まいというわけではありませんが、百年住宅と同じWPC工法で建てた住まいは阪神大震災においても倒壊数・半壊数はぜロでした。阪神大震災で全半壊・一部破損した住宅はおよそ52万戸。そのうち特に揺れの激しかったエリアにWPC住宅は495棟ありましたが、そのすべてが窓ガラス1枚の破損もなく無傷でありました。
倒壊・半壊ゼロというだけでなく、窓ガラス1枚すらも割れなかったという点は驚きです。まさにWPC工法の家の頑丈さを示しているエピソードとと言えるでしょう。
ただし百年住宅の公式ホームページには「耐震等級」に関する表記はありません。WPC工法で建てる百年住宅の家は文句なしに地震に強いといえますが、地震保険の割引を受けたい方など耐震等級にこだわる場合は直接ヒアリングしましょう。
百年住宅の耐久性
プレキャストコンクリートパネル造の家は耐久性が高い点も非常に大きな特徴です。
百年住宅の家の耐久性が高いとされる理由を順番にみていきましょう。
- 水がしみない(吸水率わずか5.8%)
一戸建て住宅にも使われる軽量コンクリートの吸水率は11~14%、ALCの場合は30~50%であることに対し百年住宅のPCパネルの吸水率はわずか5.8%。百年住宅のPCパネルは非常に水密性が高く水がほとんどしみこみません。鉄筋コンクリートは水がしみることで内部の鉄筋がサビたりコンクリートが劣化することがありますが、百年住宅のPCパネルはみずがしみこみにくく、だからサビたり腐食したりするリスクが非常に低く、高い耐久性を誇ります。
- 中性化しにくいコンクリート
コンクリートという素材はもともとアルカリ性ですが、経年により大気中の炭酸ガスと藩王してじょじょに炭酸カルシウムとなり中性化していきます。コンクリートが中性化すると内部を通る鉄筋が酸化しサビてしまいます。
コンクリートのなかでも水セメント比の小さいコンクリートほど中性化しにくく、百年住宅のPCパネルは一般的なコンクリートに比べて水セメント比でおよそ20%少ないコンクリートであるため中性化しにくく内部の鉄筋がサビにくくなっています。
- シロアリリスクと無縁
木造住宅にとってシロアリは大敵ですが、鉄筋コンクリート造の建物はシロアリリスクとは無縁です。シロアリはコンクリートを食べませんし、そもそも堅くて食い破って進むことができません。シロアリリスクと無縁なので、木造住宅でおよそ5年に一度かかる防蟻メンテナンスとも無縁です。住み始めてからのランニングコストを浮かせるという意味でも大きなメリットと言えます。
これらの要素から百年住宅の建物は極めて耐久性が高いと言えます。
ちなみに鉄筋コンクリート造の建物の法定耐用年数は47年となっていますが、法定耐用年数はあくまで減価償却期間を定めるために定める数字で、実際の耐用年数とは異なります。百年住宅の建物は社名の通り「100年以上の耐久性」を想定しており、実際に業界最長となる「最大100年保証」を用意しています。
百年住宅の耐火性
鉄筋コンクリートパネルの建物は耐火性も非常に優秀です。
木造住宅や鉄骨住宅の場合、火災により構造が変形し燃え崩れてしまうケースがあり得ますが、百年住宅のPCパネルは構造材そのものが耐火性能を有し、たとえ火災が起きた場合でも建物が燃え崩れるということがありません。
鉄筋コンクリートパネルは火災の後でも構造自体が破壊されたり変形することなく、構造耐力がほとんど低下しないので、万が一の火災が起きたとしてもわずかな修理で再利用できる性能があります。また万が一、隣家が火災を起こしてしまった場合でも外から火が燃え移るリスクが非常に低いです。
構造材自体が耐火性能を誇る百年住宅のWPC造の家は「火災に強い点」も大きな特徴の一つです。
百年住宅の耐風性・耐水性
百年住宅の建物は耐風性・耐水性も非常に高いです。
鉄筋コンクリートパネルの家は木造住宅や鉄骨造住宅に比べて構造躯体そのものに重量がありますので、構造躯体を支える基礎も非常に頑丈にできています。
台風、竜巻、洪水、津波、土砂崩れなどの災害に共通するのは大きな力・質量が建物を動かさそうとする点。これに抵抗するのは建物の重量と堅さです。木造・鉄骨造に比べてはるかに重く、堅いPCパネルの家は台風や竜巻、洪水や津波にも非常に強いです。
なお、百年住宅では業界初の「台風保証35年間」を付けています。風害・土砂災害から構造躯体を35年間保証してくれる点は大変心強いですね。
百年住宅の遮音性能
百年住宅の手掛ける鉄筋コンクリート造の家は遮音性が高い点も特徴の一つです。木造や鉄骨造に比べてコンクリートは素材そのものの遮音性が高いため、百年住宅の家は特別な施工をすることなく高い遮音・防音性を実現します。
百年住宅のPCパネルのもつ遮音性能は、1000Hz時の実験で100dBの音がPCパネルを通って隣の部屋に届くまでに45dBに軽減することが可能。わかりやすく言い直すと「電車通過時のガード下の騒音」が「静かな公園」程度にまで軽減されているということです。
幹線道路や線路のお近くなど外の音が気になる敷地条件の方にとって遮音性が高い点は大きなメリットと言えます。また映画や音楽を思いきり楽しみたい方にもオススメです。
百年住宅は屋上利用ができる
百年住宅は鉄筋コンクリート造の家のメリットの一つとして「屋上利用」を推奨しています。
木造住宅でも屋上利用は不可能ではありませんが、木造住宅の屋上利用はどうしても防水面で不安が残るほか鉄筋コンクリート造と木造では耐荷重に雲泥の差があります。百年住宅の屋上は1平米に対して400キログラムの加重を載せても大丈夫ですので極端な話、トラックを乗せることも可能なほどです。
百年住宅の頑丈な鉄筋コンクリート造の建物であれば、屋上庭園や屋上緑地などのように楽しむことも可能です。耐荷重は全く問題なく、合成ゴムシートによる防水対策を行うことで防水面も心配ありません。屋上にプールを作ることなども可能です。屋上は敷地面積を圧迫せずに活用できるスペースであることもうれしいポイントです。土地の最大有効活用を図る意味でも屋上利用は賢い選択肢と言えるでしょう。
また、屋上を緑化することで直射日光を遮り省エネ効果を大きくアップさせることもできます。
木造や鉄骨造でも屋上を利用することはできますが、百年住宅ほど自由な屋上活用を実現することは難しいと思われます。屋上利用により賢く土地活用し、なおかつ省エネ効果を得られるのも百年住宅の嬉しいポイントです。
百年住宅は寒い?断熱材・断熱性能・UA値について
一戸建て住宅にとって断熱性能は非常に大切な性能です。
断熱性能が低い家は「夏は暑い・冬は寒い」といったように室内の快適性が失われることに加え、エアコンの効率も悪くなり毎月の光熱費も高くなってしまいます。また室内に温度差が生じることから「ヒートショック」などの健康リスクが高まる可能性もあります。
ヒートショックはお年寄りの方のほうが高リスクとなりますので、ご家族に年配の方がおられる場合は特に断熱性は重視されることを推奨します。
さて、百年住宅の断熱性はどうなのか?という点についてですが、結論から述べると百年住宅は断熱性能の具体的な数値(UA値)を公式ホームページに記載していません。
なので、断熱性に関してはそれほど優秀な数値ではないのかと心配になりますが、極端に断熱性がよくないということも考えにくいです。
百年住宅は断熱性能に優れる「吹き付けタイプの発泡ウレタン断熱材」を採用しています。発泡ウレタン断熱材の熱伝導率はおよそ「0.026W/mK」となり、一般的なグラスウール断熱材(10K)に比べて2倍以上の断熱性能を誇りますので断熱層の厚みが極端に薄くない限りは十分な断熱性能を確保しているはずです。
いずれにしても断熱性の数値(UA値)は非常に重要な比較項目ですので、百年住宅を検討している方は必ずUA値の目安を直接ヒアリングすることをオススメします。
なお、UA値は値が低ければ低いほど断熱性が高いことを示します。当サイトでは、4.5.6.7地域におけるZEH基準(UA値0.6以下)を確保するべきと考えます。ぜひ参考にしてみてください。
もし標準仕様での断熱性が「UA値0.6」を満たせないようであれば、オプションで窓断熱の仕様変更を検討するのも良いと思います。窓の仕様は住まいの断熱性に大きく影響する部分ですし、オプション変更の価格もそこまで高額にならないケースが多いのでオススメです。
百年住宅の気密性・C値
一戸建て住宅にとって、断熱性(UA値)と同じくらい大切なのが気密性の数値です。気密性は「C値」という数値で表します。C値とは「家にどれだけのスキマがあるか」を示す数値で、値が0に近いほどスキマが少ない気密性が保たれた住まいであることを示します。
気密性が高い家は、エアコン効率が高まり毎月の光熱費が安く抑えられるほか、結露リスクも抑えられます。
百年住宅は非常に密度の高いプレキャストコンクリートパネルを緊密に繋ぎ合わせ箱型構造を作り上げていること、また吹付発泡ウレタンを断熱材に採用していることから気密性は優秀です。吹付発泡ウレタンは、構造に吹き付けた瞬間に密着して膨らむという性質があるため非常にスキマができにくく気密性を確保しやすい断熱材です。
百年住宅が目安とする気密性の数値は「C値0.8~1.0以下」のようです。この数値を確保していれば高気密住宅といって差し支えないでしょう。
一つ注意してほしいのは気密性の数値は現場で「気密測定器」を用いて実測しなければ正確な数値は測れないという点です。C値は「家の隙間」を示す数値ですから、言い換えれば「どれだけ正確に施工されているか?」を測るバロメーターの一つです。
気密測定はオプションの位置づけになると思われますが、必要経費として行っておくことをオススメします。また気密測定は外部業者に依頼することも可能です。外部業者に依頼する場合、おそらく「15~20万円前後」の料金が目安となるでしょう。
家を建てるなら断熱性能は超重要です!
というのもマイホームを建てた人の後悔ポイント1位が「室内の寒さ・暑さ」、2位が「光熱費が高いこと」だと言われているからです。コレ、どちらも高気密・高断熱の家なら解消できていた後悔ポイントです。
せっかく注文住宅を建てるなら「夏涼しく冬暖かい省エネ住宅」が良いのは当たり前ですよね。
マイホームの気密・断熱で失敗したくないなら、必ず「カタログの数値」で比較してください。
営業マンに「気密・断熱はどうですか?」と聞くだけじゃダメです。だいたい皆「うちは悪くない」というはずです。気密・断熱に自信のあるハウスメーカーなら“住宅カタログに必ず数値を載せる”ものです。カタログの数値に嘘はありません。
逆にカタログに数値が載っていなければ、その会社は「自信がない」と判断してOKです。これをやっておけば「気密・断熱での失敗」はまずありません。
気密・断熱性はハウスメーカー各社で力量差が非常に大きく表れるポイント。先輩方と同じ後悔をしないために気密・断熱の数値は必ずカタログで比較しておきましょう。
LIFULL HOME'Sの無料おまとめ取り寄せはコチラ≫≫
百年住宅の外観
続いて、百年住宅の注文住宅の外観をチェックしていきましょう。見た目の部分は実際の実例画像をご覧いただくのが一番イメージしやすいはずです。
百年住宅の外壁
続いて百年住宅の外壁についてみていきましょう。百年住宅は高耐久な注文住宅を売りにしていることもあり、非常に耐久性の高い外壁を標準採用しています。
- 玄昌石
玄昌石はヨーロッパの石造りを想像させる重厚感のあるデザインが特徴的です。高級感を演出しつつもシンプルなデザイン性ですので、日本の住まいにもよく似合います。
- コンクリート打放し
木枠のなかに生コンクリートを流し込んで固めたコンクリートパネルを使用してクールな印象を与えるコンクリート打放しの外壁も採用可能です。コンクリート特有の無機質な雰囲気は都会的なデザインに良く似合います。コンクリート外壁ですからもちろん耐久性も非常に高いです。
- タイル張り
タイルは木造住宅や鉄骨住宅でも用いられる高級感あふれる外壁です。たくさんの種類ありますので個性にあったスタイルを自由自在に創れます。タイルも非常に耐久性が高く塗り替えメンテナンスも必要ありませんので、住み始めてからのランニングコストを意識する方にもおすすめです。
せっかくの注文住宅ですから外観にもこだわりたいですよね。好みの外観デザインを探すならまとめてカタログ請求がオススメです。カタログ比較は注文住宅の登竜門!ライフルホームズなら、無料で複数社のカタログを一括で取り寄せできちゃいます。
百年住宅の内装・間取り
続いて、百年住宅の内装・間取りの建築実例画像を取り上げていきます。
注文住宅のはじめの一歩!まずはココから無料カタログを比較しよう!
百年住宅の平屋
近年では平屋住宅も人気があります。
平屋とは1階のみで構成されるワンフロアの住まいのことをいいます。
平屋はワンフロアのため階段移動がありませんので楽な生活動線を確保しやすく、ご年配世代はもちろん子育て世代など幅広い世代から人気です。
また木造住宅の場合は、平屋にするおとで設計上の制限も少なくなるので柱のない大空間や高い天井、大きな窓など開放的なデザインが実現しやすいのも人気の理由です。ただし、百年住宅のWPC造の場合はもともと非常に頑丈な造りなので、平屋でも2階建て・3階建てでもそこまで設計自由度の差はないと思われます。
鉄筋コンクリート造の一戸建て住宅は平屋よりも2階建て、3階建ての選択をされる方が多いようですが百年住宅でも平屋を建てることは可能です。
ただし、平屋は2階建て・3階建てに比べてどうしても延床面積は狭くなります。平屋は本来造ることができる2階・3回のフロアをまるごと取り払うということですから「非常に贅沢な敷地面積の使い方」とも言い換えられます。
敷地が広くワンフロアでも十分な広さを確保できるのであれば平屋は非常に魅力的な選択肢ですが、敷地面積が十分でない場合は無理をして平屋にするのはあまりオススメできません。また隣家との距離が近くなりがちな都市部なども日当たりが確保しにくくなるケースがありますので慎重に判断しましょう。
百年住宅 平屋の実例
百年住宅でもしも欠陥があった場合の保証・アフターサービス
マイホームは何度も繰り返し建てるものではありませんから、家づくりは皆さま初めての経験だと思います。初めてのマイホーム、もし欠陥住宅だったらどうしよう…と不安になる方もおられると思います。
ですが、実際「ハウスメーカーで注文住宅を建てて欠陥住宅だった…」ということは滅多に起きないレアケースですし、百年住宅に関しては高さ31m~60m以下の中高層建築物にも適用される限界耐力計算法で構造計算が行われておりますのでこの点は心配はいらないと思われます。
ただ、欠陥住宅でなくとも住宅は長く住めばどこかしらに必ずメンテナンスの必要が生じるもの。だからこそ住宅メーカーが独自につけている保証体制・アフターサービスも重要な比較ポイントなのです。
それでは百年住宅の保証・アフターサービスをみていきましょう。
百年住宅の保証
構造躯体初期保証:35年(最長100年保証)
防水初期保証 :10年(最長35年保証)
地震保証 :35年
台風保証 :35年
結論から申し上げますと、百年住宅の保証内容は業界トップクラスに充実しています。
前提知識として知っておいていただきたいのですが、新築マイホームを建てる(or購入する)場合には「構造躯体」「雨漏りを防止する部分」について、売り手側が10年間の瑕疵担保責任を負うことが品確法という法律によって定められています。このため、新築住宅を建てるならどのハウスメーカー・工務店で建てても、構造躯体・防水保証に関しては最低限「10年保証」はついてくるものとお考えください。
百年住宅の構造躯体初期保証35年はずば抜けて長いです。これは大手高級ハウスメーカーと比較してもTOPクラスの長期保証と言えます。しかも構造躯体保証は引き渡しから35年後、50年後、70年後、90年後のタイミングで有償メンテナンスを行うことで最長100年保証まで延長することができます。100年保証は文句なしに業界トップの長期保証です。
また、防水保証に関しては初期保証10年に留まりますが、こちらも10年ごとの防水有償メンテナンスを行うことで最長35年まで保証が延長します。こちらも充実した保証内容と言えるでしょう。
さらに百年住宅は独自に地震保証35年・台風保証35年を付けているのも大きな特徴です。鉄骨造メーカーでも独自の地震・台風保証を付けているハウスメーカーはほんの一部です。
百年住宅は保証内容は非常に手厚い内容と言えます。手厚い保証を付けられるのは、自社の構造躯体に絶大な自信がある表れとも言えるでしょう。
また百年住宅は「最長100年保証」にあわせて、業界最長となる最長100年の無償定期点検サービスを行っています。
しかもこちらのアフターサービスは35年の初期保証が満了した後、保証延長の条件となる有償メンテナンスの有無にかかわらず行っているようです。百年住宅は保証だけでなくアフターサービスも極めて手厚いと言えるでしょう。
なお、競合他社のアフターサービスについて知りたい方は下記の特集ページでチェックしておきましょう。
百年住宅で注文住宅を建てるメリットとデメリット
このあたりで百年住宅のメリット・デメリットをまとめておきます。
ハウスメーカー各社の長所・短所を把握しておくことで、より自分の条件に合うハウスメーカーを見つけやすくなるはずです。
百年住宅のメリット
あらゆる災害に強い
百年住宅はウォールプレキャストコンクリート構造の非常に頑丈な住まいを建てており、耐震性はもちろんのこと、耐火性、耐風性、耐水性なども非常に高く地震・火事・台風・水害などあらゆる災害に非常に強いです。マイホームはいざという時に家族の命を守るシェルターの役割をもちますから、頑丈であらゆる災害から身を守れる性能を持っている点は非常に大きなメリットと言えます。
耐久性が高く長持ちする
鉄筋コンクリート造(WPC工法)で建てる百年住宅の住まいは災害に強いだけでなく、耐久性も非常に高いです。鉄筋コンクリート造の建物の法定耐用年数は47年と定められており、ただでさえ木造住宅の倍以上の耐用年数を誇りますが、百年住宅の住まいはきちんとメンテナンスを行うことで社名のとおり100年以上も長持ちする性能を有しています。3世代以上に渡って住み続けられる耐久性を誇る点も百年住宅のメリットです。
遮音性・防音性が高い
密度の高いPCパネルを箱型構造に緊密させる百年住宅の住まいは遮音性能・防音性能に優れる点も大きな長所と言えます。幹線道路や線路に近い立地条件などでは、音が気になるケースも多いですが、百年住宅の家ならば周りの音に悩まされずに済むかもしれません。また、映画や音楽などを隣家を気にせずに思いきり楽しみたい方にも百年住宅はオススメといえるでしょう。
工場生産されたPCパネルのため狂いが少ない
百年住宅の家を構成するプレキャストコンクリートパネル(PCパネル)はすべて工場生産されるため、非常に精密で狂いの無い施工が可能です。職人による施工ブレの可能性が少ない点も百年住宅の長所と言えます。
保証・アフターサービスが充実している
百年住宅は保証・アフターサービスが大変充実している点も大きなメリットです。構造躯体初期保証35年(最長100年)は業界トップクラスの長期保証ですし、地震保証35年・台風保証35年を付けている点も木造住宅メーカーにはほとんど見られない特徴です。鉄筋コンクリート造の強靭な構造躯体に絶大な自信があるからこそ、手厚い保証を付けられるのでしょう。またアフターサービスとして100年で計13回の定期点検を無償で行ってくれる点も大変手厚いです。
百年住宅のデメリット
設計自由度がやや低い
百年住宅は工場生産されたPCパネルを緊密させて箱型構造をつくるという特性上、柱・梁なとの軸組み構造が主体となる木造住宅・鉄骨造住宅に比べると、設計自由度という面では若干のビハインドがあります。また、鉄筋コンクリートパネルそのものが非常に重量がありますので、人の力だけではくみ上げることができません。そのため、狭小立地や隣家との距離が近い敷地条件、間口の狭い敷地などでは施工ができないケースもあるようです。
断熱性(UA値)が不透明
百年住宅は家の安全性にかかわる住宅性能は文句なしに優秀ですが、断熱性の数値(UA値)に関しては不透明です。断熱性能は家の温熱環境を決定づける大切な性能ですから、百年住宅を検討されている方は必ず直接ヒアリングすることをオススメします。他社と比較してUA値が物足りない場合は断熱仕様のグレードアップも検討しましょう。
施工エリアが限定的
百年住宅の施工可能エリアは、当記事執筆時点では「静岡県」「愛知県」「宮城県」「熊本県」「福岡県」「山口県」「広島県」「岡山県」です。百年住宅の家が気に入っても、エリア外では建てられませんので、この点はデメリットと言えるかもしれません。百年住宅の今後のエリア拡大に期待しましょう。
木造住宅よりも価格が高い
百年住宅の予算目安はざっくり「坪単価70~90万円」前後となりますので、一般的な木造ハウスメーカーと比較するとやや高額な価格帯となります。百年住宅の耐久性や住宅性能を考えると妥当か、むしろ良心的な価格帯ではありますが、単純に初期費用が高いと候補として検討できない場合もありますので、この点は一応デメリットとして取り上げます。ただし、住み始めてからのトータルコストを含めれば、百年住宅はむしろコストパフォーマンスが非常に高いハウスメーカーですので、誤解の無いようお願いします。
マイホーム購入は人生の一大イベントですし、非常に高額なお買い物です。ハウスメーカー選びに迷っているなら、一度専門家による客観的な意見をお聞きすることをおすすめします。
ハウスメーカーのカタログを見たり、モデルハウスを見に行くと心が舞い踊って冷静な判断が出来なくなっていたりしてしまいますね。後から「もっとハウスメーカー選びを頑張ればよかった‥」「同じような家がもっと安く契約できたかも‥」「住宅性能があまり良くないかも‥」このような後悔の言葉が残念ながらネットには溢れています。
仮にも何千万円と住宅ローンを組んで長期間支払いをしていくお買い物ですから、自分達は絶対に失敗したくない。そうお考えならば、是非一度は「家づくりの専門家」による中立的なアドバイスを受けておく事をオススメします!!
「家づくりの専門家」に相談するといっても、ハウスメーカーの営業マンに相談するのとは一味違います。基本的にハウスメーカーの営業マンは自社で契約して貰いたいのが本音なので、偏った意見を言いがちです。
当サイトがおすすめするのは、第三者である専門家が、損得勘定なく客観的なアドバイスをしてくれるWEB無料相談サービスを利用する事です。
NTTデータの100%子会社が運営する「HOME4U家づくりのとびら」は、専門のプロに家づくりにおけるあらゆる「疑問」や「質問」に直接相談する事が出来ます。
などなど…客観的に比較したいこと、ハウスメーカーにはちょっと聞きにくいことを、注文住宅を知り尽くした専門家が的確に回答あるいは選択肢を教えてくれます。強制されることも営業されることも一切なく、なんならしつこいハウスメーカーにはお断り代行も完全無料でして下さいます。もっと言うと、もしお気に入りのハウスメーカーが見つかった場合、所謂「ベテラン営業マン」のみ紹介してもらえます。新人営業マンやいい加減な営業マンはNTTグループのご紹介者には対応させないのです。この強み、めちゃくちゃメリットなこと、わかる人にはわかりますよね。
空いた時間に自宅から気軽に利用する事が出来ますし、WEB無料相談の予約は1分程で出来るので簡単です。WEB無料相談といってもスマホ1台あればハウスメーカー選びから様々な疑問の解決まで完結できてしまいます。詳しくは下記ページで特集しているので、興味のある方はチェックしてみて下さい。
百年住宅の注文住宅 まとめ
百年住宅の注文住宅について最後に完結にまとめておきます。
百年住宅の注文住宅は、ウォールプレキャストコンクリートパネルで構築される非常に頑丈なRC造の住まいです。耐震性はもちろん、耐火性・耐風性・耐水性などの安全性能が極めて高く「あらゆる災害に強い」という点が最大の特徴と言えるでしょう。
また鉄筋コンクリート造は耐用年数も非常に長く、きちんとメンテナンスすることで社名のとおり100年以上の耐久性を実現。少なくとも3世代にわたって住み続けられる性能がある点も百年住宅の大きなメリットです。
百年住宅の予算目安は「坪単価70~90万円」前後となりますので、決してローコストとは言えない価格帯ですがコストがかかっている鉄筋コンクリート住宅で高い耐久性や長期保証を考えれば十分コスパに優れると言えるでしょう。
断熱性はやや不透明なものの、その他の住宅性能も軒並み平均以上ですので安全性・快適性・価格・ランニングコスト・保証・アフターサービスなど総合的なバランスもハイレベルにまとまっています。際立って優秀なポイントはやはり災害に対して圧倒的な安心感を誇る点ですので、特に巨大地震が警戒されるエリアでマイホーム計画を検討されている方はぜひ一度「百年住宅」のカタログをチェックしてみてください。
注文住宅のハウスメーカー選びで失敗しないために、最後にアドバイスをさせて頂きます。
住宅に限った話ではありませんが、高額な買い物をする時は「どの会社が品質・性能が良いか」「どの会社がお得か」必ず比較しますよね?マイホーム購入は特に比較検討が大事です。
見た目は同じような家でも品質・性能・価格は大きく異なります!ハウスメーカーごとにどんな特色があって、どんな価格設定なのか。注文住宅の知識を身につけておけば必ず判断材料になりますし、また複数社を比較検討することで最終的な値引き交渉の際も有利になります。
注文住宅を検討しているならまずは無料でカタログを見てみましょう!注文住宅のハウスメーカー選びはここから始まります!
無料カタログをまとめて請求するなら「ライフルホームズ」が断トツオススメです。東証一部上場企業が運営する大手不動産サイトですので、あやしいハウスメーカー・工務店が紛れ込まないよう厳しく審査を行っています。住宅は高額な買い物なので安心して使えるサイトかどうかは重要なポイントです。
またLIFULL HOME’Sは国内TOPクラスの不動産サイトだけあって、全国規模で1200件以上(2019年6月時点)のハウスメーカー・工務店を網羅しています。知名度は低いけれど良い家を建てる質実剛健な工務店さんは全国各地にたくさんあります。LIFULL HOME’Sならそのような未知の優良工務店と巡りあえるかもしれません。
LIFULL HOME’Sではエリア検索・予算検索・テーマ検索とさまざまな検索方法で自分にあったハウスメーカー・工務店を検索できるため、そもそもエリア対応していない工務店や予算が合わないハウスメーカーを除外して検討できるのでムダな時間を省けます。
ただでさえマイホーム購入は疲れてしまうもの。省ける時間は省いて賢くハウスメーカーを選びましょう!
百年住宅の注文住宅の評判は?
最後に百年住宅の評判についてまとめておきます。
注文住宅を建てる際には、候補のハウスメーカーの評判も気になるもの。該当のハウスメーカーで実際に家を建てた方の体験談は何よりも参考になります。
マイホームは非常に高額な買い物ですから、失敗・後悔することの無いよう、百年住宅の評判もしっかりとチェックしておきましょう。
百年住宅の評判
長い目でみればコスパよし
はじめは木造一戸建てで考えていましたが、パネルコンクリートの家も建てられると知り百年住宅のカタログを取り寄せ。価格はたしかに木造のミドルコストメーカーよりも高いですが、耐久性や安全性の面でかなり魅力に感じています。本当に100年もつかどうかは置いておいて、自分が生きているうちに建て替えることは少なくともなさそうなのでそこはかなり魅力です。これまであまり考えませんでしたが、木造マイホームだとどうしたって子どもの代で建て替えをすることになりますし、長い目でみればコスパはかなりいいと思いました
地震には圧倒的に強い
百年住宅の魅力は安全性です。鉄筋コンクリート造の建物なので地震とか台風の時の安定感はピカイチ。ここのパネルコンクリートは海底トンネルとか橋梁の支柱?部分と同じような強度のコンクリートらしいので地震速報とかがきてもあまり気にしないで済みます。南海トラフ地震が警戒されるエリアなので家はやっぱり安全性が一番と思います。
弱点は断熱性だけ
百年住宅の家で木造より劣っているのは断熱性だけ。ここだけは木造に勝てないらしい。でも住んでみて別にいうほど断熱性が悪いとは思わない。夏も冬も前の家マンションに住んでいた時の方が室外温度に近かったように感じる。ここの売りはあくまで安全性だが、弱点らしい弱点がないのでトータルでコスパが良いと思う
屋上利用がかなり魅力的
屋上の有効活用の事例をいろいろみせてもらいましたがだいぶ魅力的ですね。緑が好きなので屋上緑化はかなり夢が広がります。庭より子供を遊ばせるのにも安全だし他人の目が気にならないのも良い。ただメンテが気がかりですが。
RC造の家は固定資産税が高い
確かに安全性は抜群に高いですがお金持ち向けの家です。初期費用も高級メーカー並みですし、RC造の建物は固定資産税が高く減価償却の期間も長いです。庶民が一戸建てもつなら普通に木造がベターだと思いました。お金がある人ならいいと思います。
大成建設より安い
百年は大成建設のパルコンと比べたら安いですよ。構造はほとんど同じで安全性も同じくらい。断熱は少しパルコンの方がいいらしいけど、金額ほどの差があるかは微妙なところ。個人的には百年住宅の方がコスパはいいと思います。
保証が長い。
最長100年保証はさすがパネルコンクリート造だなと思う。木造メーカーで100年保証はみたことない。
百年住宅の評判 まとめ
百年住宅の評判をざっくりとまとめると以下の通りです。わかりやすいように箇条書きでまとめます。
- 安全性はピカイチに優秀
- 地震に対する安心感は非常に高い
- 長い目でみればコスパが優秀
- 屋上利用が魅力的
- 断熱性は木造住宅に比べると弱点
- 断熱性はいうほど悪くはない
- 鉄筋コンクリート造は固定資産税が高い
- お金持ち向けのマイホーム
- 保証が長い
百年住宅のインターネット上の評判を調べると、やはり安全性に対する評価が多い印象でした。南海トラフ地震などの巨大地震が警戒されるエリアでは特に耐震性を重視する方が多いため、災害に強い百年住宅はポジティブな感想が散見されました。ただ、ネガティブな口コミとして初期費用が高額であること、また固定資産税が高いといった口コミも見受けられました。
インターネット上の評判はどうしてもポジティブな内容よりもネガティブなものの方が目立つものです。良い評判も悪い評判もそのまま鵜呑みにするのではなく最終的にはご自身で判断することをオススメします。まずは住宅カタログをしっかり比較し気になる場合は実際に見学に行ってみましょう。
当ページでは百年住宅の注文住宅について評判や口コミ、坪単価、価格、特徴などをまとめてみましたが参考になりましたでしょうか。
より皆さまに役立つ注文住宅コンテンツにしていくために、皆さまの口コミ・評判の書き込みが必要不可欠です。百年住宅でWPC工法のマイホームを購入された方は、良かった点・悪かった点・メリット・デメリットなどどんなことでも構いませんのでご感想を寄せてください。
百年住宅の口コミを募集しています
当サイトでも百年住宅の注文住宅についての口コミを大募集しています。注文住宅をご検討中の皆様に、より役立つコンテンツとしていくために皆さまのご協力が必要不可欠です。
百年住宅で注文住宅を建てた方は百年住宅の良かった点、悪かった点などの口コミを寄せて頂けると嬉しい限りです。また百年住宅をご検討中の方やモデルハウスを見学に行かれた方なども些細な感想でも口コミをお寄せください。どうぞご協力をお願い致します。
2
コンクリート造の家にしては安いと思った。税金面で木造とどれくらい違うのかはちゃんと調べないといけないが、とりあえず初期費用面では大手木造メーカーと変わらない
RCの家が一番高性能なのは疑うべくもないが一般サラリーマンでRCの家建てた人はあんまり見たことがない。初期費用の金額としては手が届かないわけではないが候補として検討してもいいものだろうか。
鉄筋コンクリートの戸建てを建てるなら固定資産税のシミュレーションはしておいた方が良いと思います。
鉄筋コンクリートの家が木造や鉄骨造と比べて優れているのは安全性と耐久性(耐用年数)です。一昔前の木造住宅だったらRC造のほうが断然安全でしたが今は耐震性の差は埋まってきている気がしますので価格の高い鉄筋コンクリート造の家を建てる価値があるのかというところ。ちなみに断熱気密は木造の方が良いです。