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ニコニコ住宅の価格と平均坪単価
まずはニコニコ住宅の価格帯・平均坪単価に関して見ていきましょう。
注文住宅のハウスメーカー選びでは「予算に合うかどうか?」は非常に重要なポイントです。自分好みの理想的な家を建てるハウスメーカーだとしても予算に合わない会社は候補として検討できませんよね。無理をして予算オーバーの住宅ローンを組むことはオススメできません。
ニコニコ住宅の注文住宅で基本的にあらかじめ間取りプランが決められたセミオーダーの規格住宅プランとなり、ハウスメーカーとしては珍しい建物本体価格を明示している会社です。ローコスト住宅メーカーですので、価格を正直に提示することで集客しているのでしょう。明朗会計である点はニコニコ住宅の特徴です。
ニコニコ住宅のプランごとの価格帯は以下の通りです。
ニコニコ住宅 間取りタイプ | 本体価格(税込) | 施工面積(坪数) | 坪単価(税込) |
---|---|---|---|
S-00(2LDK) | 768万円 | 16.53坪 | 坪単価46.46万円 |
S-01(2LDK) | 844.8万円 | 19.27坪 | 坪単価43.84万円 |
S-03(2LDK) | 1034.7万円 | 27.78坪 | 坪単価37.24万円 |
N-32(2LDK) | 996.5万円 | 23.04坪 | 坪単価43.25万円 |
S-07(3LDK) | 1086.8万円 | 28.55坪 | 坪単価38.06万円 |
S-09(3LDK) | 1116.5万円 | 30.04坪 | 坪単価37.16万円 |
S-63(3LDK) | 983.4万円 | 24.58坪 | 坪単価40.00万円 |
S-155(3LDK) | 1135.1万円 | 30.03坪 | 坪単価37.79万円 |
S-146(4LDK) | 1277.3万円 | 34.31坪 | 坪単価37.22万円 |
EW-144(4LDK) | 1227.4万円 | 34.78坪 | 坪単価35.29万円 |
S-137(4LDK) | 1233.8万円 | 33.56坪 | 坪単価36.76万円 |
EW-51(4LDK) | 1205.6万円 | 32.9坪 | 坪単価36.64万円 |
EW-47(4LDK) | 1182.5万円 | 32.96坪 | 坪単価35.87万円 |
S-25(4LDK) | 1268.3万円 | 36.06坪 | 坪単価35.17万円 |
N-79(4LDK) | 1125.3万円 | 30.31坪 | 坪単価37.12万円 |
間取りプランによって価格は異なりますが2LDKタイプで「768万円~1,034万円(税込み)」、3LDKタイプで「1086.8万円~1135.1万円(税込み)」、4LDKタイプでも「1125.3万円~1277.3万円(税込み)」と広いタイプでも税込み1,000万円台前半で家を建てられます。平均坪単価としてはおおよそ「坪単価35~45万円前後」が予算目安となるでしょう。あくまで標準仕様での価格設定となりますので、こちらにオプションを追加することで多少は価格がアップするかもしれないことにはご留意ください。
また、もう一点ご注意いただきたいのは上記の価格・坪単価はあくまで建物本体を建てるための予算目安である点です。注文住宅は建物本体価格のほかに水道・ガス・電気の引き込み工事、外構工事、その他各種申請費用などの諸費用がかかってきます。
一般的な目安としては、付帯工事費・諸費用は本体価格の10~20%前後の金額といわれています。ニコニコ住宅で注文住宅を建てる場合は本体価格とは別で「およそ80~240万円程度」の付帯工事費・諸費用を見込んでおきましょう。
ニコニコ住宅の間取りプランごとの本体価格と坪単価
ニコニコ住宅の間取りプランごとの建物本体価格・坪単価を合わせて解説してまいります。
人気のプランから一部を絞ってご紹介いたします。
S-00(2LDK)
建物本体価格:768万円(税込)
施工面積:2LDK(16.53坪)
坪単価:46.46万円
S-01(2LDK)
建物本体価格:844.8万円(税込)
施工面積:2LDK(19.27坪)
坪単価:43.84万円
N-32(2LDK)
建物本体価格:996.5万円(税込)
施工面積:2LDK(23.04坪)
坪単価:43.25万円
S-63(3LDK)
建物本体価格:983.4万円(税込)
施工面積:3LDK(24.58坪)
坪単価:40.00万円
S-07(3LDK)
建物本体価格:1,086.8万円(税込)
施工面積:3LDK(28.55坪)
坪単価:38.06万円
S-146(4LDK)
建物本体価格:1277.3万円(税込)
施工面積:4LDK(34.31坪)
坪単価:37.22万円
S-25(4LDK)
建物本体価格:1268.3万円(税込)
施工面積:4LDK(36.06坪)
坪単価:35.17万円
※近年、世界的な木材不足(ウッドショック)や世界情勢(為替相場)の影響により、住宅部材の価格が不安定な状況です。ニコニコ住宅の本体価格・平均坪単価はできる限り正確にお伝えしていますが、あくまで目安としてお考え下さい。正確な価格については直接ヒアリングされることをオススメします。
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ニコニコ住宅と価格・坪単価を比較しておくべきハウスメーカー
注文住宅を建てるのであれば、複数のハウスメーカー・工務店を比較検討することがとても大切です。
この項目ではニコニコ住宅を候補として検討されている方が、比較しておくべき競合ハウスメーカーを何社かピックアップしておきます。
- アーネストワン
アーネストワンは日本一のパワービルダーである「飯田グループホールホールディングス」に属するハウスメーカーです。アーネストワンは分譲建売住宅が主力事業ですが、土地探しから始める規格注文住宅も手掛けており、坪単価35~40万円前後で建てられますので価格帯としてはニコニコ住宅と競合します。アーネストワンの家は低価格ながら、安全性・耐震性に配慮された頑丈な住まいであることがポイント。ムダをそぎ落としたシンプルな家を提供している点はニコニコ住宅と共通する部分もありますので比較しておくと良いでしょう。
- 秀光ビルド
秀光ビルドは石川県に本拠を置き、北陸・近畿・東海・甲信越・東北など幅広いエリアでローコスト住宅を提供するハウスメーカーです。商品ラインナップによっては坪単価60万円を超えるハイグレードモデルもありますが、価格を抑えた坪単価40~55万円前後のセミオーダー規格住宅プランはニコニコ住宅のラインナップと価格帯で競合します。低価格ながらもさまざまなプランが用意されていますので、お気に入りのプランが見つかれば賢く費用を抑えられるはず。こちらもぜひ一度比較してみてください。
- タマホーム
タマホームは全国規模で展開するローコスト住宅の代表格と言えるハウスメーカーです。タマホームは低価格で自由設計のフルオーダー注文住宅を提供するハウスメーカーですが、さらに価格を抑えた規格住宅プランも取り扱っています。また近年では価格を抑えつつ住宅性能にも力を入れた商品ラインナップも充実してきていますので、価格だけでなく家のクオリティを比較してみるのも良いと思います。タマホームと比較することで、快適な暮らしをするうえで必要な性能がイメージしやすくなるかもしれません。
ニコニコ住宅はローコスト住宅のなかでも特に価格を抑えた住宅を提供しているため、価格帯だけをみると競り合える会社はそう多くはありませんが、価格だけでなく住宅性能やデザインなど総合的なバランスで比較することをオススメします。
後から「あっちのハウスメーカーの方が長い目でみればコスパが良かったのに…」「あっちの工務店の方が性能が優秀だったのに…」と後悔することの無いよう、少なくとも2社~3社程度は比較しておくことをオススメします。
価格帯が近い競合ハウスメーカーの住宅カタログを比較しておけば、自分の条件を満たす注文住宅はいくらくらいなのか?という相場観も養われますし、各社で異なる設備グレードなど細かい部分の目利きもある程度できるようになるはずです。また複数社で相見積もりをとっておけば、契約直前に行う値引き交渉においても有利なカードとなります。
注文住宅のマイホーム計画において「比較」と「相見積もり」はメリットこそあれど、デメリットとなることはありません。必ず行うべき必須項目と心得ておきましょう。
注文住宅でマイホームを建てるなら、必ず「予算に合うハウスメーカー」を複数社みつくろって比較・相見積もりしてください。
注文住宅は基本的にオーダーメイドの一点モノ。ほとんど「定価」という概念がありません。つまり自分の条件であいみつをとらなければ「自分の条件のマイホームの適正価格」があいまいのまま。
適正価格があいまいのまま、なんとなくフィーリングで決めてしまうことだけは絶対にやめましょう。
注文住宅は似たような見た目や性能でもハウスメーカーが違えば「300万円~1000万円単位で価格差がある」のが当たり前の世界です。後から「向こうのほうが安かったのに…」と後悔しないためにも必ず複数社のカタログを比較・相見積もりを取るようにしてください。
ニコニコ住宅の注文住宅は高い?安い?価格設定は?
ニコニコ住宅の注文住宅は一般的にみて高いか?安いのか?という点ですが、ニコニコ住宅はズバリ「ローコスト住宅のなかでもかなり低価格」と言えます。
ニコニコ住宅は間取りプランにもよりますが、総床面積が広いプランでも建物本体価格1,300万円(税込)以内、総床面積が狭いプランならば建物本体価格768万円(税込)から建てられます。平均坪単価35~45万円がおおよその予算目安となります。
世界的な情勢(ウッドショックや為替相場の影響)もあり、身の回りのものがぞくぞくと値上げされている状況で、ローコストハウスメーカーも値上げをしている会社が目立つなか、規格住宅とはいえ坪単価40万円前後でマイホームを建てられるのは単純な価格帯としては文句なしに安いと言えます。
ニコニコ住宅はフランチャイズ店舗の仕入れ分もまとめて大量発注をすることで建材や設備のコストダウンを図っているほか、間取りプランを規格化することで打合せコストや職人さんの人的コストを効率化をすることで低価格な住まいを提供しています。
ニコニコ住宅の家づくりは徹底的に合理化・効率化された規格住宅プランとなるため、他社ハウスメーカーと比べても「非常に安い価格帯」と言えます。ただ、やはり導入されている住宅設備等のグレードは高くないですし、建築コストを抑えるためにデザインも限りなくシンプルなものとなっています。せっかくの注文住宅ですから個性を出したいと考えている方も多いと思いますが、そういった場合は物足りないと感じるかもしれません。
ニコニコ住宅は「誰もがマイホームを持てる社会」を目指しており、価格を抑えることを第一に優先しているハウスメーカーです。デザイン性や高級感・重厚感を意識した家づくりをしたい方には物足りないと感じるかもしれませんが、「限りなく価格を抑えたプレーンな住まいを建てたい」という需要にはピッタリマッチするビルダーと言えると思います。
ニコニコ住宅は値引きできる?
注文住宅は非常に高額な買い物ですのでほんの数%でも値引きしてもらえるなら嬉しいものです。
住宅業界は個別の値引き対応がよく行われている業界ですので、ニコニコ住宅でも値引き対応をしてもらえるか気になるところですが、残念ながらニコニコ住宅に関してはインターネット上で明確な値引き事例を確認できませんでした。
なので、正直なところニコニコ住宅で値引きが可能かどうかをハッキリと断言することはできませんが、ニコニコ住宅はローコスト住宅メーカーのなかでも特に低価格で家を販売している会社ですので、個別の値引き交渉は難しいかもしれません。
ただ、ニコニコ住宅は分譲建売住宅も販売していますので、分譲住宅であれば多少の値引きは可能かもしれません。分譲住宅はハウスメーカー側が銀行から融資を受け土地を仕入れ建物を建てて販売するという性質から、売れない期間が長引けば長引くほどハウスメーカーが損をしてしまうからです。売れない期間が長引くことで銀行からの利息もかさみますし、人件費も余計にかかってしまいます。なので、建売分譲住宅はある程度の期間売れ残った物件は値引きをしてでも早く販売してしまって、次の物件の販売に移るのがセオリーです。
ただイチから建てる注文住宅、規格住宅の場合は請負契約となりますので、分譲住宅と比べてハウスメーカーサイドが値引きしなければならない理由が乏しいので、もともと低価格で提供しているニコニコ住宅の場合は値引きにあまり積極的でない可能性が高そうです。
ただ「値引きは絶対に無理」と決まったわけではありませんので、購入の意思が固まったら積極的に交渉してみると良いでしょう。
- ニコニコ住宅 値引きの限界は?
一般的に注文住宅は「建物本体価格の3~8%前後」が値引き交渉の目安と言われています。ニコニコ住宅の場合、もともとかなり低価格で住宅を提供していますので3%~8%の値引きはかなり難しいとは思いますが、値引きの可否はプランやタイミングによっても変わりますので、まずは一般的な目安を目標に交渉してみると良いでしょう。
- ニコニコ住宅 値引きのコツ 住宅が売れにくい時期を狙う
どの業界にも売れにくい時期がありますが、住宅業界にも売れにくい時期があります。そのような売れにくい時期を狙って値引き交渉をするのも有効かもしれません。
一般的に住宅業界は2月・6月・8月が売れにくい時期といわれています。2月と8月は住宅業界だけでなく他の業界でも売上げが落ち込む時期ですし、6月は梅雨なので住宅展示場に足を運ぶ方が減るのが要因と考えられます。
住宅が売れにくい時期に値引き交渉を行えば担当営業マンが上司の決裁を取りやすくなる可能性があります。ただ大きな効果が見込めるわけではないので無理をしてこの時期に合わせる必要はないでしょう。タイミングがあえばラッキーくらいに考えておけば良いと思います。
- ニコニコ住宅 値引きのコツ オプション設備で値引き交渉する
ニコニコ住宅のようにもともと低価格で住宅を販売している会社は直接的な金額面での値引きが難しい場合が多いですが、そのような場合は設備等のアップグレードなどオプションサービスの交渉にシフトするのも有効な手です。金額面での値引き交渉を一切受け付けない会社でもオプションサービスならば交渉の余地がある可能性があります。
- ニコニコ住宅 値引きのコツ 交渉は契約前の一度きり
注文住宅の値引き交渉はもちかけるタイミングが重要です。ベストなタイミングは「最終的な見積もりがでたあと、本契約直前の一度キリ」と覚えておきましょう。
ハウスメーカーも本契約の直前まで話が進んだお客様は絶対に契約をまとめたいものですから、このタイミングがもっとも上司の決裁を取りやすいはずです。それに何度も繰り返し値引き交渉をおこなうのは心象的にも良くありません。値引き交渉は「一度で希望額まで一気に!」が理想的です。
- ニコニコ住宅 値引きのコツ 競合他社と相見積もりをとる
注文住宅の値引き交渉では「複数社を比較し相見積もりをとること」が有利に働くことがあります。
ハウスメーカー側も本契約直前まで話が進んだお客様をみすみす競合他社に取られてしまうくらいなら、多少の値引きには応じるというケースは多いです。「あいみつをとって競合会社のほうが安かったので迷っている」という内容を伝えれば価格面で競ってくる可能性は十分考えられます。
せっかく相見積もりをとるなら、できるだけ価格帯の近い競合会社がオススメです。あまりに金額がかけ離れていると本命の会社が値引き競争から降りてしまうかもしれません。
ニコニコ住宅の規格住宅タイプであれば坪単価35万円~45万円前後が相場ですので、アーネストワンや飯田産業、秀光ビルドなどのローコスト系ハウスメーカーであいみつを取るのがオススメです。
いずれにしても複数のハウスメーカーで相見積もりを取ることで、自分の希望条件を満たす家の相場観も養われますし、値引き交渉にも有利になりますので必ずやっておくことをオススメします。
まずは希望の予算・エリアに対応しているハウスメーカーを何社か見つけることから始めましょう。せっかく相見積もりをするなら性能スペックやデザインが希望条件にある程度あてはまらないとあまり意味がありません。
そこで最初のふるい落としに役立つのが「住宅カタログ」です。何冊かカタログに目を通すだけで各ハウスメーカーの特徴・強みがだいたいわかってきます。何社かお気に入りをみつくろったら「あいみつ」を取ってみてください。
似たようなスペックでも「ハウスメーカーごとにこんなに価格が違うの?!」と驚くと思います。価格差を知らずになんとなく決めてしまってたら…ゾッとしますね。すごくカンタンな作業ですが、これをやるかやらないかでマイホーム計画の失敗率は格段に下がります。「カタログ比較」は注文住宅の登竜門。まずはライフルホームズから始めましょう!
- ハウスメーカーの値引きの裏技をご紹介します
上記にご紹介した値引きのコツのほかにも、当サイトではハウスメーカーとの交渉に役立つさまざまな知識をまとめています。ニコニコ住宅に限らず、どこのハウスメーカーでも役立ちますので本格的な交渉に入る前に下記のリンク先ページをチェックしておくことをオススメします。
ニコニコ住宅の工法と住宅性能
ニコニコ住宅の商品プランや価格・坪単価について解説したところで、ここからはニコニコ住宅の工法や構造、住宅性能(耐震性・断熱性・気密性など)について解説してまいります。
特に家がどのような工法で建てられているか?は重要なポイントです。
一戸建て住宅にとって工法・構造は後から変更が効かない重要な箇所。安全性・快適性にもかかわる重要な部分ですので、前もってしっかり理解しておきましょう。
- ニコニコ住宅は木造軸組み工法を採用
ニコニコ住宅は一般的な木造軸組み工法を標準採用していると思われます。
木造軸組み工法は日本家屋において古くから使われているもっともポピュラーな工法で「在来工法」とも呼ばれています。
木造軸組み工法(在来工法)は、日本でもっとも使われている建築工法のため職人さんを選びませんしコストを安く抑えることができるためニコニコ住宅で採用されているのでしょう。また木造軸組み工法は比較的設計上の制限が少なく自由な間取りプランニングを実現しやすいメリットもあります。ニコニコ住宅は間取りがあらかじめ決められた規格住宅を取り扱っていますので設計自由度という面では特に工法の恩恵を感じることはないと思いますが、木造軸組み工法は「将来的なリフォームのしやすさ」という面でもメリットがあります。マイホームは長く住むことが前提ですから、ライフステージが進みリフォームが必要なケースは工法の恩恵を感じられるかもしれません。
ニコニコ住宅の耐震性能
ご存知の通り、日本は地震大国です。近年でも東日本大震災か熊本地震など大規模な地震が発生しており、今後も首都直下型地震や南海トラフ地震などが警戒されています。
日本でマイホームを建てるなら耐震性能は非常に重要なポイントです。
こちらの項目ではニコニコ住宅の耐震性能について解説しますが、結論から申し上げるとニコニコ住宅の家は、耐震性の面では若干不透明です。
ニコニコ住宅は木造軸組み工法を採用していますが、木造軸組み工法は柱・梁・筋交いで建物を支える工法となり、ツーバイフォー工法やパネル工法のような「壁で建物を支える工法」に比べるとどうしても木材の接合部分に地震の負荷が集中しやすい弱点があります。
木造軸組み工法でもしっかり構造計算を行う、また耐震等級3を取得するなど地震に非常に強い建物は造れるので「木造軸組み工法=地震に弱い」というわけではありません。しかしニコニコ住宅は公式ホームページに耐震性に関する記載が特になく、おそらくコストを抑えるため耐震等級も取得していないと思われます。
日本の一戸建て住宅は少なくとも耐震等級1の耐震強度は確保されているため、巨大地震が起きても即座に倒壊する可能性は低いと思われますが、地震に強い家を建てたい方はニコニコ住宅に関しては入念なヒアリングが必要と言えるでしょう。
またニコニコ住宅では制震ダンパー(制震Mamoryなど)をオプションで採用することが可能なようです。フランチャイズ店舗により採用可能な制震ダンパーの製品は異なるケースもあるかもしれませんが、制震システムは基本的に地震の揺れそのものを吸収して構造躯体のダメージを抑える性能があるので、地震に備えたい方には非常にオススメのオプションです。
ニコニコ住宅の構造躯体が必要最低限の仕様となっているのはコストを抑えるために仕方のないことかもしれませんが、耐震性は家にとって非常に大切な性能なのでオプションを付けるなら優先的に考える部分と言えます。なお、制震ダンパーはオプションで付けたとしても数十万円程度の追加料金で済みますので大幅に金額が上がるわけではありません。ニコニコ住宅を検討されている方は、制震ダンパーの採用もぜひ検討してみると良いでしょう。
ニコニコ住宅は寒い?断熱材・断熱性能・UA値について
一戸建て住宅において断熱性能は非常に大切な比較ポイントです。
断熱性がよくない家は「夏は暑くて冬は寒い…」といったように室内の快適性失われてしまいますし、エアコン効率も悪くなり毎月の光熱費も高くなってしまいます。
また断熱性が低い家は部屋ごとの気温差が大きくなりますので、ヒートショックなどの健康リスクも高まります。高齢の方がご家族にいる場合は特に注意が必要です。
では、ニコニコ住宅の断熱性はどうなのか?という点ですが、こちらも結論から申し上げると不透明です。
ニコニコ住宅では断熱性に関する情報が公式ホームページにほぼありませんので、あくまでも推測になりますが、おそらくニコニコ住宅ではもっとも一般的なグラスウール断熱材を採用していると思われます。ただ厚みに関しては不明ですので直接ヒアリングすることをオススメします。用いている断熱材はグラスウール(10K~16K)の可能性が高いと思いますが、もしそうなら断熱材の厚みとしてはできれば80mm程度は欲しいところ。
ただニコニコ住宅は断熱材の厚みは不透明ですが、窓断熱の標準仕様は「LIXIL社製:サーモスL」のようですので平均以上の装備です。サーモスLは「アルミ樹脂複合サッシ・Low-Eペアガラス」で構成される窓ですので、断熱性能は平均以上。超ローコストのニコニコ住宅なら充分すぎる装備と言えるでしょう。
もしさらに断熱性能を上げたいならば「オール樹脂サッシ」「Low-Eトリプルガラス」タイプの窓にオプションでアップグレードできるか確認してみるのもいいかもしれません。
住宅の断熱性は「UA値」という数値で表しますが、ニコニコ住宅は明確なUA値を公開していません。この数値もできればヒアリングしておきましょう。
ニコニコ住宅は超ローコスト住宅ですので標準仕様では難しいかもしれませんが、これから家を建てるならば少なくとも断熱等性能等級4の数値「UA値0.87以下」は目指したいところです。直接ヒアリングし、この数値を実現できるか聞いてみると良いでしょう。
ニコニコ住宅の価格でトータル的な断熱性能で「UA値0.6以下」を目指せるならコストパフォーマンス的に言うことなしなのですが、おそらく難しいと思いますので最低でもUA値0.87以下は確保できるようにカスタマイズすることをオススメします。
「ニコニコ住宅の家は冬寒いか?」という点は正直個人的感覚なのでハッキリ断言こそできませんが、ニコニコ住宅はとにかくコストを抑えた住まいを提供していますので、正直、標準仕様では断熱性能は高くはありません。ただ、標準仕様はプレーンに抑えられていますが、断熱材や窓断熱の仕様を見直しオプションを採用すれば快適な室内環境に近づけることはできるはずです。
ニコニコ住宅の気密性・C値
一戸建て住宅にとって断熱性(UA値)とセットで高めておくべきなのが気密性(C値)です。
気密性とは「家の中にどれくらいのスキマがあるか?」ということを表す性能です。住宅の気密性は「C値」という数値で表し、値が0に近ければ近いほど気密性が保たれた住まいであることを示します。
気密性の悪い住まいは隙間から室内の空気が漏れてしまいますのでエアコンの効きやすさにも影響しますし、スキマから熱損失するので局所的な温度差が発生する点も問題です。温度差は結露の原因となり、結露は構造躯体の腐食や劣化を招く可能性があります。つまり気密性は木造住宅の構造寿命にも影響する重要な性能です。
ニコニコ住宅の気密性についてですが、こちらも断熱性と同じく公式ホームページで明確なC値は公開されていません。
正直、気密性(C値)は大手ハウスメーカーでも公開されていないケースが多いので、ニコニコ住宅が気密性非公開なのは仕方ない部分ではありますが、やはり重要な点なのでヒアリングしておくことをオススメします。
一般的に木造住宅は「C値1.0以下」であれば高気密住宅と言われていますので参考にすると良いでしょう。
ちなみに気密性の数値は1棟1棟で実測しなければ正確な数値を測ることができないので、できれば気密測定を実施することをオススメします。気密測定はニコニコ住宅に依頼せずとも外部の業者に依頼することも可能です。むしろ公平中立な測定という意味では、外部業者に依頼する方がフェアな結果に期待できます。
気密測定を外部業者に依頼する場合は、およそ15~20万円前後の料金がかかりますが、C値は大事な性能ですので必要経費だと割り切るのがよろしいと思います。
気密測定はニコニコ住宅だけでなく注文住宅を建てるならば全てのハウスメーカーでオススメしています。
家を建てるなら断熱性能は超重要です!
というのもマイホームを建てた人の後悔ポイント1位が「室内の寒さ・暑さ」、2位が「光熱費が高いこと」だと言われているからです。コレ、どちらも高気密・高断熱の家なら解消できていた後悔ポイントです。
せっかく注文住宅を建てるなら「夏涼しく冬暖かい省エネ住宅」が良いのは当たり前ですよね。
マイホームの気密・断熱で失敗したくないなら、必ず「カタログの数値」で比較してください。
営業マンに「気密・断熱はどうですか?」と聞くだけじゃダメです。だいたい皆「うちは悪くない」というはずです。気密・断熱に自信のあるハウスメーカーなら“住宅カタログに必ず数値を載せる”ものです。カタログの数値に嘘はありません。
逆にカタログに数値が載っていなければ、その会社は「自信がない」と判断してOKです。これをやっておけば「気密・断熱での失敗」はまずありません。
気密・断熱性はハウスメーカー各社で力量差が非常に大きく表れるポイント。先輩方と同じ後悔をしないために気密・断熱の数値は必ずカタログで比較しておきましょう。
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ニコニコ住宅の外観
続いてニコニコ住宅の注文住宅の外観画像を建築実例画像でご紹介していきます。見た目に関する部分ですので、実際の画像をご覧いただくのが一番イメージしやすいと思います。
ニコニコ住宅の標準仕様(外壁・屋根)
続いてニコニコ住宅の外壁・屋根・住宅設備などの標準仕様について解説していきます。
住宅部材 | ニコニコ住宅 標準仕様 |
---|---|
外壁 | 窯業系サイディング |
屋根 | スレート屋根 |
ニコニコ住宅は公式ホームページに特に外壁・屋根に関する記載はありませんが、おそらく最安の部材を使っているはずなので外壁は「窯業系サイディング外壁」、屋根は「スレート屋根」が標準仕様になっていると思われます。
一戸建て住宅の外壁・屋根は常に雨・風・紫外線にさらされる箇所なので、耐久性・メンテナンス性に優れる部材を採用すると住み始めてからのランニングコストを節約できますが、ニコニコ住宅は初期費用を抑える家づくりがコンセプトになりますので、標準仕様のグレードは高くはありません。ただ、軽微な外壁・屋根を「ガルバリウム鋼板」のものに変更する、またはセルフクリーニング機能付きの少しグレードの高い部材に変更するといったオプションであれば比較的軽微な料金で収まると思います。
ニコニコ住宅の家は標準仕様がとにかくプレーンな装備に抑えられていますので、要所要所でオプションでカスタムすることで価格を抑えつつ、住みやすくランニングコストを抑えた家づくりができると思います。
外壁・屋根は、メンテナンスの際に家の周りに足場を組んで行う大がかりな工事になりますので料金も数住宅万円はもちろん、百万円単位となるケースもあります。耐久性・メンテナンス性に優れた部材を採用することで家の満足度が格段にアップしますので、予算と相談しつつできるだけ高耐久なものを選ぶと良いでしょう。
せっかくの注文住宅ですから外観にもこだわりたいですよね。好みの外観デザインを探すならまとめてカタログ請求がオススメです。カタログ比較は注文住宅の登竜門!ライフルホームズなら、無料で複数社のカタログを一括で取り寄せできちゃいます。
ニコニコ住宅の内装・間取り
続いてニコニコ住宅の内装・間取りの建築実例画像をご紹介してまいります。
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ニコニコ住宅の平屋
平屋とは1階(ワンフロア)のみで構成される一戸建て住宅のことをいいます。
平屋は階段による上下移動がなく楽な生活動線を確保しやすいので子育て世代からご年配の方まで幅広い世代に人気があります。
平屋は設計上の制限が少なのでニコニコ住宅でも平屋プランを用意しています。
平屋は人気のあるプランですが、2階建て・3階建てに比べると総床面積は狭くなります。本来作れる2階・3階フロアを丸ごと取り払うということですので、敷地面積によっては狭苦しい家になってしまう場合があります。また隣家との距離が近い場合も圧迫感を感じやすく、日当たりの確保も難しくなる場合がありますので注意しましょう。
広い敷地を確保できる場合は平屋は非常に魅力的な選択肢です。
ニコニコ住宅 平屋の建築実例
ニコニコ住宅でもしも欠陥があった場合の保証・アフターサービス
注文住宅を検討している方のなかには「家を建てたいけど、もし欠陥住宅だったらどうしよう…」という点が不安な方もいるかもしれません。
実際に「ハウスメーカーで注文住宅を建てて欠陥住宅だった」というケースは多くはありませんので必要以上に不安になることはありませんが、万が一であっても欠陥のリスクは怖いものですよね。特にニコニコ住宅の場合、とにかく価格を抑えた家づくりをしているためなおのこと不安が大きいかもしれません。
ただ、結論から述べますと新築住宅はどの会社で建てても少なくとも「構造躯体保証・防水保証10年間」は必ずついてきます。これは品確法という法律によって定められているからです。
なので、もし万が一ニコニコ住宅で家を購入し「構造躯体・防水」の面でなにか欠陥があれば、建物の引き渡しから10年以内なら売り手側(ニコニコ住宅)が瑕疵担保責任を負うことになります。この点は一定の安心感はあると言えます。
ただニコニコ住宅は建物引き渡し後の点検スケジュールなどのアフターサービスは公式HPに記載がありませんので要ヒアリングです。
ニコニコ住宅で注文住宅を建てるメリット・デメリット
ニコニコ住宅のメリット・デメリットをまとめておきます。
ハウスメーカー各社のメリット・デメリットを把握しておくことで自分にあった施工会社を見つけやすくなります。
ニコニコ住宅のメリット
とにかく低価格でマイホームが持てる
ニコニコ住宅の最大のメリットはとにかく業界最安値の水準で新築一戸建てマイホームを実現できるという点です。ニコニコ住宅の家は規格プランなので、間取りの選択肢はフルオーダーの注文住宅に比べると低いものの暮らしやすさが考えられた人気のプランが用意されていますので、好みの間取りがあれば賢くコスパの高い家を業界最安値の水準で実現可能です。総床面積にもよりますが建物本体価格1,000万円以下で新築マイホームが実現できる住宅ビルダーは限られます。とにかく価格を抑えたいという需要にはマッチしているハウスメーカーと言えるでしょう。
住宅ローンのサポート力に優れている
ニコニコ住宅は低価格のマイホームを提供するハウスメーカーですので、住宅ローンのサポート力にも定評があります。住宅ローンは大きな金額のローンですので、金融機関によっては厳しい審査があるケースが多く、職業や過去の金融歴によっては審査落ちしてしまう場合もありますが、ニコニコ住宅では顧客の属性をヒアリングし審査に通りやすい金融機関に的確に導くサポート力があるようです。住宅ローンの審査に不安があってマイホーム建築に二の足を踏んでいる方でもニコニコ住宅ならマイホームを実現できるかもしれません。
土地探しからの家づくりも得意
ニコニコ住宅は建物の建築だけでなく、土地探しからの家づくりも得意としています。ニコニコ住宅はフランチャイズ加盟店を含め、基本的に地域に根差す工務店ですから地元の土地情報に強く希望条件を伝えるだけで理想の土地探しをサポートしてくれます。
ニコニコ住宅のデメリット
標準仕様では住宅性能が低い
ニコニコ住宅はとにかく価格をローコストに抑える家づくりをコンセプトに規格住宅プランを提供していますので、標準仕様の住宅性能は高くはありません。これはグレードをあえて抑えてプレーンな住まいにして価格を抑えているからです。標準仕様の住宅性能は低いため、気密性・断熱性などの快適性能を求める方はなかには「ニコニコ住宅は最悪だ…」と感想を述べる方もいるかもしれませんが、これは要所要所でオプションによるカスタマイズをすることで解決できる部分もあると思われます。当サイトでは、制震ダンパーや窓断熱の仕様をアップグレードすることをオススメしています。
外観・内装が安っぽい
前述のとおり、ニコニコ住宅は価格をローコストに抑えるため、住宅部材・建材・設備等は可能な限りコストを抑えています。その為、外観・内装ともに高級感・重厚感は正直とぼしいです。必要な住宅性能であればオプションでアップグレードするのは良いと思いますが、見た目に関する部分までオプションを付けていては超ローコストのニコニコ住宅で建てる意味が失われてしまいます。マイホームの高級感や重厚感を重視する方はそもそもニコニコ住宅の家は向いていないと判断しましょう。
マイホーム購入は人生の一大イベントですし、非常に高額なお買い物です。ハウスメーカー選びに迷っているなら、一度専門家による客観的な意見をお聞きすることをおすすめします。
ハウスメーカーのカタログを見たり、モデルハウスを見に行くと心が舞い踊って冷静な判断が出来なくなっていたりしてしまいますね。後から「もっとハウスメーカー選びを頑張ればよかった‥」「同じような家がもっと安く契約できたかも‥」「住宅性能があまり良くないかも‥」このような後悔の言葉が残念ながらネットには溢れています。
仮にも何千万円と住宅ローンを組んで長期間支払いをしていくお買い物ですから、自分達は絶対に失敗したくない。そうお考えならば、是非一度は「家づくりの専門家」による中立的なアドバイスを受けておく事をオススメします!!
「家づくりの専門家」に相談するといっても、ハウスメーカーの営業マンに相談するのとは一味違います。基本的にハウスメーカーの営業マンは自社で契約して貰いたいのが本音なので、偏った意見を言いがちです。
当サイトがおすすめするのは、第三者である専門家が、損得勘定なく客観的なアドバイスをしてくれるWEB無料相談サービスを利用する事です。
NTTデータの100%子会社が運営する「HOME4U家づくりのとびら」は、専門のプロに家づくりにおけるあらゆる「疑問」や「質問」に直接相談する事が出来ます。
などなど…客観的に比較したいこと、ハウスメーカーにはちょっと聞きにくいことを、注文住宅を知り尽くした専門家が的確に回答あるいは選択肢を教えてくれます。強制されることも営業されることも一切なく、なんならしつこいハウスメーカーにはお断り代行も完全無料でして下さいます。もっと言うと、もしお気に入りのハウスメーカーが見つかった場合、所謂「ベテラン営業マン」のみ紹介してもらえます。新人営業マンやいい加減な営業マンはNTTグループのご紹介者には対応させないのです。この強み、めちゃくちゃメリットなこと、わかる人にはわかりますよね。
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ニコニコ住宅の注文住宅 評判・口コミ・坪単価・価格別実例 まとめ
このページではニコニコ住宅の注文住宅についての評判・口コミ・坪単価・価格別実例などをまとめてみましたが参考になりましたでしょうか。
それではニコニコ住宅の注文住宅について最後に完結にまとめておきます。
ニコニコ住宅は「誰でも新築マイホームが持てる社会」を目指し事業展開するハウスメーカーです。提供している家はすべて規格化されたセミオーダー注文住宅となり、標準仕様はとにかくコストが抑えられています。
ニコニコ住宅の平均価格は「建物本体価格800~1,200万円(税込)前後」「坪単価35~45万円前後」と、住宅業界でも最安値の水準。価格は安いですが、やはり標準仕様はコストダウンを最優先で考えられているため、住宅の外観・内装・設備・住宅性能など一つ一つのクオリティも低く抑えられています。
ニコニコ住宅は「安いが標準仕様のクオリティも低い」。
この点はしっかり理解しておくべきでしょう。
ですが、ニコニコ住宅の家の標準グレードが抑えられているのはあくまでも「営業方針の一環」ですので、技術力がなく良い家を作れない、というわけでは決してありません。ニコニコ住宅の運営本部である中央建設株式会社はもともと高価格帯の健康住宅を提供していた工務店です。ニコニコ住宅の住宅性能やグレードが抑えられているのは、「低価格を追求するため」です。
なので耐震性・気密性・断熱性など重要な性能に関わる部分は、必要に応じてオプションでアップグレードできないか相談してみると良いと思います。なんでもかんでもオプションでハイグレードなものに変更していてはニコニコ住宅で建てる意味がなくなってしまいますが、しっかりと希望を絞り込んで必要な性能だけをアップグレードするのであれば「コスパの良い家」を賢く低価格で建てることも可能と思われます。
繰り返しになりますが、ニコニコ住宅は標準仕様ではとにかく「最安のグレード」に抑えられています。これはどんな顧客でも賃貸住宅ではなく「ちゃんとしたマイホームを持てるように」というコンセプトがあるから。そして「家のクオリティよりも価格を安くしてほしい」という需要は確実にあります。
当サイトとしては、家は長く住むものですから必要最低限のクオリティは確保すべきだと考えます。このページでご説明した通り「制震ダンパー」「窓断熱の仕様」など住宅の一部に関してはオプションの追加も検討してみると良いでしょう。
こういったニコニコ住宅の「標準仕様なら非常に安いがグレードはあえて抑えられている」という特徴を理解していれば、賢く理想のマイホームを建てられると思います。
無理せずにコスパ重視のマイホームを建てたい方は、ニコニコ住宅をぜひ一度チェックしてみてはいかがでしょうか。
より皆様に役立つコンテンツにしていくためには、皆様の口コミ・評判の書き込みが必要不可欠です。ニコニコ住宅で実際に注文住宅を購入された方は、良かった点・悪かった点・メリット・デメリットなどどんなことでもかまいませんのでご感想を寄せて頂けると嬉しい限りです。
注文住宅のハウスメーカー選びで失敗しないために、最後にアドバイスをさせて頂きます。
住宅に限った話ではありませんが、高額な買い物をする時は「どの会社が品質・性能が良いか」「どの会社がお得か」必ず比較しますよね?マイホーム購入は特に比較検討が大事です。
見た目は同じような家でも品質・性能・価格は大きく異なります!ハウスメーカーごとにどんな特色があって、どんな価格設定なのか。注文住宅の知識を身につけておけば必ず判断材料になりますし、また複数社を比較検討することで最終的な値引き交渉の際も有利になります。
注文住宅を検討しているならまずは無料でカタログを見てみましょう!注文住宅のハウスメーカー選びはここから始まります!
無料カタログをまとめて請求するなら「ライフルホームズ」が断トツオススメです。東証一部上場企業が運営する大手不動産サイトですので、あやしいハウスメーカー・工務店が紛れ込まないよう厳しく審査を行っています。住宅は高額な買い物なので安心して使えるサイトかどうかは重要なポイントです。
またLIFULL HOME’Sは国内TOPクラスの不動産サイトだけあって、全国規模で1200件以上(2019年6月時点)のハウスメーカー・工務店を網羅しています。知名度は低いけれど良い家を建てる質実剛健な工務店さんは全国各地にたくさんあります。LIFULL HOME’Sならそのような未知の優良工務店と巡りあえるかもしれません。
LIFULL HOME’Sではエリア検索・予算検索・テーマ検索とさまざまな検索方法で自分にあったハウスメーカー・工務店を検索できるため、そもそもエリア対応していない工務店や予算が合わないハウスメーカーを除外して検討できるのでムダな時間を省けます。
ただでさえマイホーム購入は疲れてしまうもの。省ける時間は省いて賢くハウスメーカーを選びましょう!
ニコニコ住宅で注文住宅を建てて後悔しないために口コミ・評判をチェックしよう
当ページの最後にニコニコ住宅の評判についてまとめておきます。
注文住宅を建てる際に必ずチェックしておきたいのが、候補のハウスメーカーの評判です。
実際に候補のハウスメーカーで注文住宅を建てた方が失敗したこと、後悔したこと、あるいは成功したことなど実際の体験談はなによりも参考になるはずです。マイホーム購入は人生でもっとも高額で大切な買い物です。失敗・後悔することの無いよう、ニコニコ住宅の口コミ・評判もしっかりとチェックしておきましょう。
ニコニコ住宅の評判
ニコニコ住宅が安すぎるんだが
ちょっと調べてみたけどパワービルダー系のハウスメーカーと基本なにも変わらない気がする。広告費ほぼ使ってないらしいから安いっぽい。シンプルな見た目だけどこの安さならぜんぜんありでしょ。木造住宅は贅沢凝らして造っても結局20年、30年で建て替えになるみたいだしうだったら建替え前提で800万円で建てる選択はむしろ賢いのでは?税込800万なら多少家の中寒くても気にならんと思うわ(笑)
夏はちゃんと暑いし冬は寒い
この値段で断熱材が分厚く入ってるわけないのでニコニコ住宅が夏熱い冬寒いは当たり前。でもローコスト住宅はこんなものだと思ってますよ。
ニコニコ住宅最悪って…
ニコニコ住宅おってググると一発目に候補キーワードで「ニコニコ住宅 最悪」って出てきて身構えたけど、よくよくみると別に悪くない気がする。性能は最低限だけど超ローコストで抑えられるってことだから、そもそも性能とかデザイン性とか求める方が間違ってる。それに一応、地元のちゃんとした工務店が作ってるっぽいし少なくとも普通に問題なく住める家にはなりそう。建材とか設備にこだわる人は大手メーカーで建てればいいけど、こだわりないからその代わり安く建てたいって人は別にニコニコ住宅で十分だと思う。
安さだけにこだわってる会社
ニコニコ住宅って異様に安い会社調べてみたけどちょっとピンとこなかった。というか公式HPみてもなんの仕様もわからん。耐震等級ありかなしかすらわからん。安さしか伝わってこなかった。
安い割に見た目はまぁまぁ良くないですか。
かっこいいとまではいかないですが、普通にシンプルで悪くないと思ってます。もし決定的にここがダメというポイントがあれば教えてほしいです。安いので検討しています。このままだと決まりそう。
ニコニコ住宅で後悔してますね。
正直もう少しちゃんと調べてから家づくりをすればよかったと後悔してます。後からわかったんですが断熱性はかなり低ランクみたい。価格も安いから仕方ないといえば仕方ないんですが。あと、よくよくみるとほかの家に比べて安っぽいですね。外観も内装ももう少し凝ればよかったかなぁと。
ニコニコ住宅で後悔してるなら自分のせい
ニコニコ住宅で後悔してるって口コミよくみるけどそれは単にリサーチ不足だと思います。家のことよくわからないうちに営業にまとめこまれて買っちゃったなら自分のせい。正直少しでも住宅性能求めるならニコニコ住宅はやめとけと思う。普通に建材も設備も基本的には全部安いもの使ってるから、断熱性とか気密性はよくないですよ。うちはそういう諸々を理解してコスパ重視で建てたので悪くない。
一生賃貸は無理過ぎた
単純に安さで選ぶか性能で選ぶかって話でニコニコ住宅を選ぶ人は賃貸でお金どぶに捨てるのが耐えられない、でもまとまったお金を出すのは厳しいって人。自分は安さを選ぶか一生賃貸で暮らすんか?って話で結論マイホームを買いました。賃貸は将来取り壊しになったら詰むので、なるべく早めに家は買った方が良いと思います。ローコストでも全然普通に暮らせるので。木造アパートに比べれば全然住みよいですよ。
ニコニコ住宅の評判 まとめ
ニコニコ住宅の評判をまとめるとざっくりと以下の通りです。わかりやすく箇条書きでまとめておきましょう。
- とにかく価格が安い
- シンプルな見た目だが価格を考えればあり
- 30年で建替える前提で割り切って買うならあり
- 断熱性能は低い
- とにかく安く家を買いたい人向け
- 公式HPをみても家の仕様がなにもわからなかった
- ニコニコ住宅で後悔している、もっと考えて家づくりをすればよかった
ニコニコ住宅のインターネット上の評判を調べると「とにかく低価格でマイホームが実現できる」「価格を考えれば住宅性能は低くても納得」「シンプルな見た目は悪くない」などポジティブな口コミがある一方で「断熱性が良くない」「家の仕様が不明瞭」といった一部ネガティブな口コミも散見されました。
インターネット上の口コミ・評判はポジティブなものよりもネガティブなものの方が目立つものですから、全てを鵜呑みにするのではなくあくまで参考程度に考えましょう。最終的にはご自身で直接ヒアリングして判断することをオススメします。
ニコニコ住宅の口コミを募集しています
当サイトでもニコニコ住宅の注文住宅についての口コミを大募集しています。注文住宅をご検討中の皆様に、より役立つコンテンツとしていくために皆さまのご協力が必要不可欠です。
ニコニコ住宅で注文住宅を建てた方はニコニコ住宅の良かった点、悪かった点などの口コミを寄せて頂けると嬉しい限りです。またニコニコ住宅の注文住宅をご検討中の方やモデルハウスを見学に行かれた方なども些細な感想でも口コミをお寄せください。どうぞご協力をお願い致します。
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安さに全振りしたハウスメーカーなんですかね。さすがにマイホームはあまりにも安いと不安になる。建材とか住設とかは最安のものが使われているとは思いますが、最低限の性能は備えているのでしょうか。例えば同じローコスト住宅の代表格だと飯田グループがありますが、あちらは一応耐震等級は3だったと思います。断熱気密はあまり期待できないとして耐震性はどうなのか気になる。オプションで等級3にできるんですかね。
建売住宅の施工事例を見る限り外観はよくあるスタイリッシュな四角い家で悪くない気がする。これが30坪1000万円ちょっとで建つなら良いのでは?
ローコスト特化型の家は今は需要ありそうですね。なんもかんも値上がりしてて家も然り。色んなハウスメーカーが値上げしているなか1000万円以内で建てられるなら。ただ他のローコスト住宅会社と比べてどうなのかってところは気になります。ニコニコ住宅はたぶんそんなに会社が大きいわけではないと思いますし、タマホームや飯田産業などに比べて大量仕入れして安くしているわけでもないはず。そうなると削れる部分は材料費か建築費か広告費を削るしかないわけで家のクオリティがどこまでちゃんとしているのかは気になります。