せっかく注文住宅で夢のマイホームを手に入れたとしても、購入後に万が一「欠陥住宅だったら…」と不安に感じている方も多いと思います。
住居は建てた後の方が重要です。
中には建てるだけ建てて「はい、おしまい」とアフターフォローが最低な会社もあるようですし、各ハウスメーカーの「アフターメンテナンス」や「保証」の内容はどうなっているのか、気になっている方も多いと思います。
昔と違って最近の注文住宅は建築技術が発達した事もあり、長期に渡って住む事が出来る家が増えています。そのような背景もあり、大手のハウスメーカーはアフターサービスや保証内容の充実などにも力を入れてくれています。
結局のところ、どこのハウスメーカーで家を建てれば「建てた後も安心なのか」。これは注文住宅を建てる際に重要な項目となります。マイホームは高額な買い物ですから、「絶対失敗しなくない」とお考えの方も多いと思いますので、本ページでは各ハウスメーカーの「保証」「アフターメンテナンス」「アフターサービス」の項目を詳しくまとめて、比較していきたいと思います。
Contents
- 1 品確法の最低保証期間とハウスメーカーの長期保証制度
- 2 各ハスウメーカーの初期保証・最長保証・保証延長の条件 比較一覧
- 2.1 積水ハウスの保証延長やアフターサービスについて
- 2.2 セキスイハイムの保証延長やアフターサービスについて
- 2.3 大和ハウスの保証延長やアフターサービスについて
- 2.4 ヘーベルハウスの保証延長やアフターサービスについて
- 2.5 三井ホームの保証延長やアフターサービスについて
- 2.6 住友林業の保証延長やアフターサービスについて
- 2.7 スウェーデンハウスの保証延長やアフターサービスについて
- 2.8 トヨタホームの保証延長やアフターサービスについて
- 2.9 パナソニックホームズの保証延長やアフターサービスについて
- 2.10 ヤマダホームズの保証延長やアフターサービスについて
- 2.11 一条工務店の保証延長やアフターサービスについて
- 2.12 タマホームの保証延長やアフターサービスについて
- 2.13 アイフルホームの保証延長やアフターサービスについて
- 2.14 レオハウスの保証延長やアフターサービスについて
- 2.15 アイダ設計の保証やアフターサービスについて
- 3 保証やアフターサービスが優秀なハウスメーカーまとめ
品確法の最低保証期間とハウスメーカーの長期保証制度
家は建てて終わりではなく、むしろ建ててからが大切です。
例えば数千万円もの大金を払い、やっと手に入れたマイホームが短期間で壊れたり劣化してしまうようでは、とてもこれから先、数十年間も暮らして行く事は出来ないですよね。
例え欠陥が無かったとしても、実際に長く住んでいると住居は様々な部分に不具合が発生するものです。では、実際に住み始めてから、どの位の期間は保証として義務付けるべきなのでしょうか。やはり最低でも10年は保証して欲しいと思いますよね。
そこで日本政府は平成12年4月1日から「品確法」を改正し、「住宅の品質確保の促進等に関する法律」を定めて、最低10年間は無償で保証期間を設けるよう義務付けました。
この項目では「法律で定められた最低保証期間」と「ハウスメーカーの長期保証制度」について簡単にまとめたいと思います。
品確法による最低保証期間
品確法「住宅の品質確保の促進等に関する法律」とは…住宅の性能に関する表示基準・評価制度を設け、新築住宅の請負契約・売買契約における瑕疵担保責任について住宅の品質確保の促進・住宅購入者等の利益の保護・住宅紛争の迅速・適正な解決を図る。 |
簡単に言えば「長く住む家には一定以上の品質を確保する事。その保証を10年間とする」という事です。この品確法により、新築の住宅は引き渡しから10年間は必ず保証を受ける事が出来るようになりました。
尚、法律で保証の対象としているのは住宅の基本となる構造部分です。例えば「屋根」「壁」「柱」などが対象となります。欠陥住宅例として挙げられる「雨漏り」などはこれに該当する事になりますね。
もしも建物の基本構造部分に欠陥が見つかった場合には、買主はハウスメーカーや施工会社に対して賠償請求と修繕工事を無償で要求する事が出来ます。つまり最低10年間は国が保証を義務付けてくれている事になります。
つまり「保証」を10年間しか付けていないハウスメーカーは法律ギリギリ分の保証しか付けてくれていない事になりますので、その部分は覚えておくようにしましょう。
ハウスメーカーの長期保証制度について
品確法の最低保証期間は10年間ありますので、どこのハウスメーカーや工務店で家を建てたとしても、最低10年間は無償で保証を受ける事が出来る事が判りました。
では、大手ハウスメーカーはなぜ、それよりも長い「長期保証制度」を採用しているのでしょうか。
近年は高級注文住宅でもローコスト住宅でも、工法や素材の差はあれども、家を建ててから10年間は快適に過ごせるような高品質の家を提供出来ています。家が目に見えて経年劣化を始めるのはおおよそ10年目以降。20年目以降ともなれば、しっかりとした定期メンテナンスや修繕を行って行かなくては、その品質を維持する事が難しくなって来ます。
そこで大手ハウスメーカーでは、10年目以降のアフターサービスや保証の延長制度を充実させる事で、ローコスト住宅との「サービスの差」を付けるようにしました。価格の高いハウスメーカーや着工数の多いハウスメーカーは、このアフターサービスや保証に力を入れてると思います。
私達もやはり、高い買い物をする訳ですから、安心して暮らして行きたいですよね。各ハウスメーカーの「アフターメンテナンス」や「保証」のサービスはハウスメーカー選びで失敗しない為の重要な項目となりますので、どこのハウスメーカーが「手厚いサービス」を行っているのか、しっかりチェックするようにしましょう。
誰もが「マイホームで失敗したくない」と思っているはずなのに失敗例は後を絶ちません。
それはズバリ「比較検討が足りない」からです!
マイホームに限らず高額な買い物をする時は「どの会社が品質・性能が良いか」「どの会社がお得か」必ず比較しますよね?同じような見た目の家でも品質・性能・価格は大きく異なります!複数社を比較検討することでハウスメーカーの特徴をしっかり知る事ができ、更に最終的な価格交渉の際も有利になります。
失敗しないために、必ずハウスメーカーの無料カタログで「比較」して下さい!
各ハスウメーカーの初期保証・最長保証・保証延長の条件 比較一覧
今は多くのハウスメーカーは品確法を超える長期保証サービスを展開しています。但し、保証の期間に関しては各ハウスメーカーで「差」があります。どのハウスメーカーで家を建てれば、どれだけの期間「保証」してくれるのか。これは本当に大事な部分なのでしっかりと「比較」しておきましょう。
初期保証とは…引き渡しから無料で保証をしてくれる期間 |
最長保証とは…条件付きで保証期間を延長した場合の最長保証期間 |
延長条件とは…初期保証以降で延長保証を行う場合の条件 |
▼積水ハウス |
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▼セキスイハイム |
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▼大和ハウス |
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▼ヘーベルハウス |
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▼三井ホーム |
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▼住友林業 |
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▼スウェーデンハウス |
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▼トヨタホーム |
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▼パナソニックホームズ |
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▼ヤマダホームズ |
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▼一条工務店 |
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▼タマホーム |
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▼アイフルホーム |
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▼レオハウス |
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▼アイダ設計 |
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「初期保証」が10年のハウスメーカーは、品確法で定められた保証期間と同じ水準なので、それよりも初期保証が長いところは「保証に力を入れている」と考えて良いでしょう。
特に初期保証30年の「積水ハウス」は手厚い初期保証を適用していますね。最長の保証延長を適用しているのが「永久保証」の「大和ハウス」など。条件付きとはいえ、永久保証とは驚きです。尚、最長保証の期間が長くても、定期点検が「有償」なのか「無償」なのかでサービスの差が出て来ます。慎重に比較検討を行いたいですね。
各ハウスメーカーの「初期保証」と「最長保証」についてはザックリと把握出来たと思います。こうして比較してみると、ハウスメーカーによって保証の内容が大きく違う事が判ったと思います。
マイホームは高額な買い物だからこそ失敗したくない、後悔したくないとお考えの方も多いとは思いますが、実は「保証やアフターサービス」の不満から「失敗した」「他所で建てれば良かった」と後悔する人が多い傾向にあります。
「引き渡し後、直ぐに不具合があって連絡したのに直して貰えない」
「定期点検の時期が来ても音信不通。建ててお終いって感じでガッカリ」
「契約する前は保証やアフターサービスに自信あるって言っていたのに…」
ネット上でも、このような不満の声や失敗談が後を絶たないですよね。そもそも、このような失敗や後悔は事前にしっかりと調べる事で解消する事が出来ます。どのハウスメーカーの保証やアフターサービスが充実しているのか、そして建ててから実際に掛かる費用「ライフサイクルコスト」。これらは事前に各ハウスメーカーのカタログ値を閲覧、比較する事で簡単に判断する事が出来ます。
各ハウスメーカーのカタログは無料で一括請求する事の出来る《ライフルホームズ》がオススメです。3分程の簡単な手続きで続々と希望のハウスメーカーからカタログが自宅に届くので便利で手間いらず。やり方や手順に関しては下記の特集ページにまとめてあるので、是非参考にしてみて下さい。
では「保証期間の延長を行う為の条件」の詳細や、定期的な「アフターメンテナンス」や「サポート体制」など、アフターサービスに力を入れているハウスメーカーはどこなのでしょうか。各ハウスメーカー別に詳しく見て行こうと思います。
積水ハウスの保証延長やアフターサービスについて
積水ハウスの保証内容と保証延長条件 初期保証:30年 最長保証:60年~永年 延長条件:10年毎の有償点検・補修 |
積水ハウスでは構造躯体と雨水の侵入を防止する部分について「初期30年保証制度」を採用しています。その他の部位に関してもそれぞれ期間内の保証を行っているので、詳しくは担当の営業さんに聞いておきましょう。
また、独自の再保証制度「ユートラシステム」を採用しており、30年目以降は10年毎の有償点検・補修を受ける事で、10年間の再保証を繰り返し受ける事が出来ます。保証の最長期間は特に設けておらず、「お住まいが続く限り保証」している点も厚遇な印象を受けますね。
積水ハウスのアフターサービス
専任のスタッフが3カ月後・1年・2年・5年・10年・15年・20年・25年に自宅訪問。それぞれの時期に合わせた定期点検を実施し、必要に応じて手直しや補修を行ってくれます。
定期点検時以外にも、メンテナンスの相談や不具合の発生などにも迅速に対応してくれるサポートセンターもあります。この辺りの万全なアフターサービスが、積水ハウスを着工数1位に推し上げている大きな要因なのではないでしょうか。
セキスイハイムの保証延長やアフターサービスについて
セキスイハイムの保証内容と保証延長条件 初期保証:20年 最長保証:20年 延長条件:保証延長は無し |
セキスイハイムでは構造躯体と防水に関わる箇所は「初期保証20年」を採用しています。その他の部位に関してもそれぞれ期間内の保証を行っているので、詳しくは担当の営業さんに聞いておくようにしましょう。
尚、「保証」に関しては初期保証の20年間で終了のようです(2019年現在)。少し物足りなさを感じる部分ではありますね。
セキスイハイムのアフターサービス
セキスイハイムでは保証の延長は出来ませんが、60年間にも及ぶ長期無料サポートを行っています。内容としては引き渡し時から2年目までの計3回の定期点検と、5年目から各5年ごとの定期診断を無料で行ってくれます。保証が少し物足りない分、60年間無料で定期診断を行ってくれるのは競合他社には無い強みなのではないでしょうか。
大和ハウスの保証延長やアフターサービスについて
大和ハウスの保証内容と保証延長条件 初期保証:30年 最長保証:60年~永年 延長条件:5年毎の有償点検・補修 |
大和ハウスでは構造躯体と防水に関わる箇所は「初期保証30年」を採用しています。その他の部位に関してもそれぞれ期間内の保証を行っているので、詳しくは担当の営業さんに聞いておくようにしましょう。
尚、30年目以降は有料メンテナンス工事の実施により15年間の保証期間延長を行っており、60年目以降も診断・保証を行っています。業界屈指のアフターサービスなので、近年着工数を伸ばしている要因の一つではないでしょうか。
大和ハウスのアフターサービス
大和ハウスでは30年間の無料点検・診断を行っています。30年目以降は5年毎の有償点検です。また大和ハウスでは24時間365日対応可能なコールセンターを設置しています。突然の不具合にも対応して貰えるのは安心感があります。他にもオーナー専用の会員制WEBサイトもあるようです。
ヘーベルハウスの保証延長やアフターサービスについて
ヘーベルハウスの保証内容と保証延長条件 初期保証:30年 最長保証:60年 延長条件:30年目に400万円程度の有償補修 |
ヘーベルハウスでは構造躯体と防水に関わる箇所は「初期保証30年」を採用しています。その他の部位に関してもそれぞれ期間内の保証を行っているので、詳しくは担当の営業さんに聞いておくようにしましょう。
ヘーベルハウスは「ロングライフプログラム」を採用しています。そもそも60年間暮らせる家をテーマに家づくりを行っていますので、30年目に防水・外装の集中メンテナンスで400万円相当の費用を掛けて補修を行い、最長60年間保証に対応する事としています。30年住んだ後に400万円の費用が掛かるのは少し怖いですが、本当に60年間快適に過ごそうと思ったら「必要経費」なのかもしれないですね。
ヘーベルハウスのアフターサービス
大和ハウスでは30年間の無料点検・診断を行っています。30年目以降は5年毎の有償点検です。この辺りは競合他社と同水準以上のアフターサービスを展開しています。「ヘーベリアン」限定のWEBサイトやアフターケア窓口として24時間体制のサポートセンターも設置されています。
三井ホームの保証延長やアフターサービスについて
三井ホームの保証内容と保証延長条件 初期保証:10年 最長保証:30年 延長条件:10年毎の無償点検・有償補修 |
三井ホームでは建物長期サポートシステム「キープウェル」を採用しています。保証の部分に関しては、「初期保証が10年」で、10年毎の無料点検・有償補修を受ける事で30年目まで保証を延長する事が出来ます。点検は30年目までは無料ですが、不具合があった場合は有償で補修が必要という事ですね。尚、保証に関しては30年で打ち切りになるようです(2019年現在)。
三井ホームのアフターサービス
三井ホームの建物長期サポート「キープウェル」は30年目までは無償点検、以降は10年目まで有償の定期点検を受ける事が出来ます。但し、保証は30年で終了なので、有償で40年目、50年目と点検を受ける必要はあまり感じないかもしれません。この辺りは今後のサービス拡大に期待したいところです。尚、物件を売却する場合の「売却安心システム」などのサービスも用意しており、365日24時間体制のサポートサービスも設置されているようです。
住友林業の保証延長やアフターサービスについて
住友林業の保証内容と保証延長条件 初期保証:10年 最長保証:30年 延長条件:5年毎の無償点検・有償補修 |
住友林業では「30年保証システム」を用意していますが、「維持保全計画書」に基づくメンテナンス工事をしていた場合の「条件付き保証」になります。つまり、無料で受ける事が出来る一般的な「初期保証は10年」と考えるべきでしょう。尚、5年毎の無料点検・有償補修を受ける事で30年目まで保証を延長する事が出来ます。
住友林業のアフターサービス
住友林業では引き渡し後、25年目まで無料の点検を実施しています。25年間で8回の点検が無料で行われます。30年目からは有料の点検となりますが、保証自体は30年目で終了なので有償で40年目、50年目と点検を受ける必要はあまり感じないかもしれません。この辺りは今後のサービス拡大に期待したいところです。
また住友林業は長期にわたる耐久性を持つ部材を搭載すり事で、メンテナンスコストの軽減を実現しています。例えば、一般的な木造住宅では「防蟻処理」は5年ごと、外壁などの外部メンテナンスは10年ごとに行うのが普通ですが、住友林業では防蟻処理は10年ごと、外壁などの外部メンテナンスは30年ごとに行うサイクルとなっており、実質的なランニングコストは抑えられる計算です。この辺りは慎重にシミュレーションしておきたいですね。
尚、他にも24時間365日対応のコールセンターも設置されていますので安心です。
スウェーデンハウスの保証延長やアフターサービスについて
スウェーデンハウスの保証内容と保証延長条件 初期保証:10年 最長保証:20年 延長条件:10年毎の無償点検・有償補修 |
スウェーデンハウスでは「初期保証が10年」で、追加10年(最長20年間)の保証延長が出来ます。追加するには有償のメンテナンス工事が必要となりますので、同価格帯の競合他社に比べると「保証内容」に関しては物足りない印象です。今後の改善に期待したいですね。
スウェーデンハウスのアフターサービス
スウェーデンハウスでは50年間の無料定期健診システムの「ヒュースドクトル50」を採用しています。日本の家屋の平均寿命が30年と言われている中で、50年間「無料」で検診を行ってくれるのは、かなりの厚遇だと思います。保証が少し物足りない分、こちらに力を入れているという事でしょうか。
この50年間の無料検診システムを採用した事で、独自の50年住宅ローン「ファミリエ50」を利用する事が出来るなどの利点もあるようです。
トヨタホームの保証延長やアフターサービスについて
トヨタホームの保証内容と保証延長条件 初期保証:30年 最長保証:60年 延長条件:5年毎の有償無償交互点検・有償補修 |
トヨタホームでは基礎部分・構造体部分の初期保証30年、外壁や屋根部分の初期保証20年、雨水侵入防止部分は15年などの初期保証を採用しています。その他の部位に関してもそれぞれ期間内の保証を行っているので、詳しくは担当の営業さんに聞いておくようにしましょう。
初期保証以降でも定期的な点検と適切なメンテナンス・補修を行う事で最長で60年間保証の延長は可能となります。虫害や付帯設備に関しても最長で30年まで保証延長が可能なのは心強いですね。
トヨタホームのアフターサービス
尚、トヨタホームでは「生涯点検」のサービスを提供しています。こちらは引き渡しから25年目までの無料点検。以降は5年毎に「有償」と「無償」を交互に定期点検する事が出来るシステムです。有償と無償を交互に行うシステムは他社にはないサービスだと思います。尚、保証は最長60年間で終了とはなりますが、「生涯点検」は希望すれば永年続ける事が可能なようです。
他にもオーナー限定の優待サービスや各種交流イベント、または24時間体制のコールセンターも設置されているようです。
パナソニックホームズの保証延長やアフターサービスについて
パナソニックホームズの保証内容と保証延長条件 初期保証:20年 最長保証:60年 延長条件:5年(10年)毎の有償点検・補修 |
パナソニックホームズでは構造耐力上主要な部分に関しては初期保証20年、雨水の侵入を防止する部分は15年の初期保証を適用しています。保証延長の条件は雨水部分のみ15年目、20年目の有償メンテナンス工事。以降は構造体と雨水部分共に10年毎に有償メンテナンス工事を受ける事で、保証期間を最長60年まで延ばす事が出来ます。
パナソニックホームズのアフターサービス
パナソニックホームズでは引き渡しから20年目まで無償の定期点検・フレッシュアップ点検を行ってくれます。25年目点検より有償の点検となりますので注意しましょう。それとは別に自宅にホームエレベーターを設置した場合は定期的に法定点検が必要になります。
尚、24時間365日年中無休のコールセンターも設置しています。停電時のトラブルがあっても安心出来そうですね。
ヤマダホームズの保証延長やアフターサービスについて
ヤマダホームズの保証内容と保証延長条件 初期保証:10年 最長保証:60年 延長条件:5年毎防蟻・10年毎防水有償補修 |
ヤマダホームズでは、構造躯体の初期保証を最低の10年間に設定していますが、5年毎の防蟻点検と10年毎の防水点検(共に有償)を実施する事で、構造躯体の保証を最長60年まで延長する事が出来ます。尚、長期優良住宅の認定を取得していない場合は最長30年までの保証となります。
他にもヤマダホームズでは住宅設備部分に関しても10年間の保証システムを採用していますので、案外壊れやすい給湯器なども10年間は安心な点は嬉しいですね。
ヤマダホームズのアフターサービス
ヤマダホームズでは5年毎に60年間の無償点検を行っています。60年間の無償点検は厚遇ではありますが、その点検により発生した有償メンテナンスを施工しない限り、次回以降の無償点検は継続出来ないシステムとなります。
尚、24時間365日コールセンターでトラブル対応を行っています。水回りや窓ガラス、鍵のトラブルなどがあっても安心出来そうです。
一条工務店の保証延長やアフターサービスについて
一条工務店の保証内容と保証延長条件 初期保証:10年 最長保証:30年 延長条件:10年毎の無償点検・有償補修 |
一条工務店では構造躯体部分については最低の10年間の初期保証を採用しています。性能の良い家を手掛けるとして評判の良い一条工務店ですが、初期保証に関しては物足りない印象ですね。その他の部位に関してもそれぞれ期間内の保証を行っているので、詳しくは担当の営業さんに聞いておくようにしましょう。
但し10年目、15年目、20年目の無償定期点検を受けた上で、有償補修工事を行えば、保証の延長は30年まで延ばす事が出来ます。大手ハウスメーカーは60年保証を掲げている事が多いので、今後の改善に期待したいですね。
一条工務店のアフターサービス
一条工務店では引き渡し2カ月後と2年後に担当の営業マンによる訪問はあるようですが、定期的なメンテナンスは行っていないようです(2019年時点)。無償の定期点検は10年目、15年目、20年目のみで、他社に比べると明からにアフターサービスは物足りない印象です。
逆に言えば家の性能に自信があるから、メンテナンスはそこまで必要無い事なのかもしれませんが、やはり住んだ後のアフターフォローにも力を入れて欲しいのが買う側の心情ですよね。
尚、オーナー専用のアプリ「一条工務店 住まいのサポートアプリ(i-サポ)」を用意しており、消耗品や修理の依頼はスマホから簡単に申し込む事が出来るそうです。これは便利そうですね。
タマホームの保証延長やアフターサービスについて
タマホームの保証内容と保証延長条件 初期保証:10年 最長保証:60年 延長条件:5年毎の無償点検・有償補修 |
タマホームはローコスト住宅ながら最長60年長期保証を採用しています(長期優良住宅認定の場合)。尚、長期優良住宅でない場合は最長で30年まで延長が可能となります。
ですが、タマホームの初期保証は最低の10年間。これに関してはローコスト住宅なので致し方無いところかもしれません。尚、10年目以降の5年毎の無償点検と有償補修工事を継続する事で、保証期間を延長する事が可能となります。
タマホームのアフターサービス
タマホームでは引き渡し時から5年毎に60年間の無償点検を実施しています。これは驚きですね。大手ハウスメーカーでも60年間の無償点検を実施しているのが極僅かな事を考慮すると、ローコスト住宅のタマホームは相当な企業努力をしているのではないでしょうか。初期保証は物足りない印象でしたが、アフターサービスには力を入れてくれているのは好感が持てますね。
アイフルホームの保証延長やアフターサービスについて
アイフルホームの保証内容と保証延長条件 初期保証:10年 最長保証:30年 延長条件:10年毎の有償点検・補修 |
アイフルホームはフランチャイズ展開しているハウスメーカーなので、保証部分は気になりますよね。実際のところはどうなのでしょうか。
アイフルホームは初期保証が最低の10年間で、10年毎に有償点検及び有償メンテナンス工事を行う事で最長30年まで保証期間を延長する事が出来ます。注意したいのは保証延長を行う為には「有償点検」が必要な点。これはアイフルホームが手掛ける無料の「長期継続点検」と別扱いとなります。
アイフルホームのアフターサービス
アイフルホームでは、引き渡し後20年間は「長期継続点検」を採用しています。これは「2カ月」「6カ月」「1年」「2年」「5年」と、以降は5年毎の実施となります。20年目以降は有償で「長期継続点検」を継続する事も可能なようです。
こちらの無償点検は保証延長を行う為の「有償点検」とは別扱いのようです。「保証」や「有償点検」と「長期継続点検」の違いなどは担当の営業マンに詳しく聞いておいた方が良さそうですね。
レオハウスの保証延長やアフターサービスについて
レオハウスの保証内容と保証延長条件 初期保証:10年 最長保証:60年 延長条件:10年毎の有償点検・補修 |
ローコスト住宅を手掛けるレオハウスは、初期保証は最低の10年間です。これは低価格なので仕方ない部分ですね。尚、レオハウスでは10年毎の定期点検と有料メンテナンス工事の実施を条件に、最大60年まで保証期間を延長する事が出来ます。
他にも地盤ネット株式会社及びジャパンホームシールド株式会社の「地盤サポートシステム」に登録し、地盤保証も行っています。地盤の不同沈下に起因する建物の損害に対し、最高5000万円までの保証がされるそうです。
レオハウスのアフターサービス
レオハウスのアフターメンテナンスは10年間の無償点検と20年目以降の有償点検で対応しているようです。正直、大手ハウスメーカーに比べるとアフターサービスは手薄な感じがしてしまいますが、価格帯を考慮すれば妥協する部分なのかもしれませんね。但し、同価格帯のハウスメーカーとはしっかり比較はしておきたいですね。
アイダ設計の保証やアフターサービスについて
アイダ設計の保証内容と保証延長方法 初期保証:10年 最長保証:35年 延長条件:5年毎の有償点検・補修 |
低価格がウリのアイダ設計ですが、保証制度の方はどうなっているのでしょうか。
アイダ設計は初期保証が10年間。これは法律で定められていますので躯体部分は10年間無償で受ける事が出来ます。10年目以降は5年毎にシロアリ対策や躯体、または防水対策の有償メンテナンス工事があり、それを受ける事で保証期間を最長で35年まで延長する事が可能となります。
アイダ設計のアフターサービス
アイダ設計は引き渡し後に定期的なメンテナンスを行うと公式ホームページにも掲載されてはいますが、ネット上の口コミなどを見る限りでは「5年目のシロアリ検査まで音沙汰無し」などの書き込みが多い為、あまりアフターサービスには力を入れていない印象を受けます。低価格であっても最低限の安心感は欲しいですし、キメ細かいアフターサービスは顧客満足度を上げると思いますので、今後の改善に期待したいですね。
保証やアフターサービスが優秀なハウスメーカーまとめ
各ハウスメーカーの保証の内容や保証を延長する為の条件、またはアフターメンテナンスの頻度や期間、「有償」「無償」の違いなどを比べてみると、どのハウスメーカーがアフターサービスに力を入れてくれているかが見えて来ます。
▼初期保証30年以上 |
積水ハウス/大和ハウス/ヘーベルハウス/トヨタホーム |
▼最長保証60年~永年 |
積水ハウス/大和ハウス |
▼無償定期点検50年以上 |
セキスイハイム/スウェーデンハウス/タマホーム |
それぞれの項目で比較をしてみると、やはり《積水ハウス》や《大和ハウス》などが総合的に厚遇なアフターサービスや保証制度を用意している事が判ると思います。
近年は「保証」や「アフターサービス」に力を入れてくれるハウスメーカーが増えて来ました。建てて終わりではなく、住んでからの安心感は家を建てる上で大切な項目となります。
価格帯による保証やアフターサービスの違い
また価格の高いハウスメーカーは保証やアフターサービスが充実している反面、価格の安いローコスト住宅メーカーは保証やアフターサービスが手薄な傾向にあります。
これに関してはローコスト住宅は過剰なサービスを削る分、価格を安くしているので致し方無い部分があるのかもしれないですね。そもそもローコスト住宅メーカーは利益ギリギリの価格設定にしているので、アフターサービスにまで費用を掛ける事が出来ないというのが実情のようです。
つまり坪単価の高いハウスメーカー程「保証やアフターサービス」が充実していて、坪単価の安いハスウメーカー程「保証やアフターサービス」が手薄になります。
坪単価が高い割に保証やアフターサービスの水準が低いハウスメーカーは「建てた後の事を軽視」している可能性もありますし、逆に坪単価が安いのに保証やアフターサービスが充実しているハウスメーカーは並々ならぬ企業努力を行っている会社と判断する事も出来るでしょう。
住宅は、今後の長い人生を家族と共に生活していく大切な空間です。アフターサービスや保証がちゃんと整っていないハウスメーカーで家を建ててしまうと「不安を抱えながら生活」する事になりますので、後から後悔する可能性が高いと言えるでしょう。
家の性能や見栄えだけではなく、キメの細かいアフターサービスが整っているか、または保証の内容が充実しているのか、は注文住宅を建てる上で絶対に比較対象に入れておきたい項目となります。
家を維持する為のライフサイクルコストも比較する
注文住宅を建てるのに必要な初期費用は勿論大切ですが、実際に住み始めてから家を維持する為に必要なライフサイクルコストも考えなければなりません。
ライフサイクルコストとは、家を建てるのに必要な初期費用だけではなく、その家に住む続ける間に掛かる全ての費用の事を指します。ライフサイクルコストにあたる費用は主に以下のものがあります。
・建築費などの初期費用
・定期点検や修繕などのメンテナンス費用
・電気やガスなどの光熱費用
・各種保険費用
マイホームを購入する際は、どうしても初期費用ばかりに目が行きがちですが、地味に毎月の光熱費や修繕などに必要なメンテナンス費用などが重くのしかかって来ます。これらの費用も考慮して、住まいに掛かるトータルの費用「ライフサイクルコスト」を考えた上でハウスメーカーを選ぶべきです。
住居は数十年もの間共に生活をする訳ですから、長く住めば住む程、不具合が発生します。どれだけ厚遇なアフターサービスや保証が付いているかで、実際に暮らし始めてからのランニング費用は大きく変わって来る可能性がある訳ですね。
例えば全く同じ仕様の注文住宅で、下記のようにA社とB社で価格と初期保証に違いがある場合。
A社:価格2000万円 初期保証10年
B社:価格2500万円 初期保証30年
価格こそA社の方が安いですが、初期保証に20年間の差があります。住み始めて15年目に雨漏りの不具合が発生して補修費用500万円が発生してしまった場合…
A社:価格2000万円 初期保証10年 補修費用500万円
B社:価格2500万円 初期保証30年 保証適用補修費用で0円
B社を選んで30年間安心して暮らすか、A社を選んで後から補修に費用を掛けるか。後から払うか先に払うかの差とはなりますが、どちらがお得なのかを良く検討する必要がありそうですよね。
家は建ててからも「コスト」が掛かるものです。なるべく多くのハウスメーカーと比較した方が、家づくりで失敗する可能性は低くなるでしょう。
特にアフターサービスや保証の部分で比較するなら、下記の項目をチェックしましょう。
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尚、アフターサービスや保証の内容を比較するならまずはカタログ値を比較する事をオススメします。
ライフサイクルコストを調べるにしても、保証やアフターサービスの充実度を調べるにしても、まずは各ハウスメーカーのカタログ値を比較するところから始めるべき。カタログ一括請求サービスを手掛ける《ライフルホームズ》なら、3分程の簡単な手続きで意中のハウスメーカーから続々とカタログが無料で届きます。
注文住宅のハウスメーカー選びで失敗しないために、最後にアドバイスをさせて頂きます。
住宅に限った話ではありませんが、高額な買い物をする時は「どの会社が品質・性能が良いか」「どの会社がお得か」必ず比較しますよね?マイホーム購入は特に比較検討が大事です。
見た目は同じような家でも品質・性能・価格は大きく異なります!ハウスメーカーごとにどんな特色があって、どんな価格設定なのか。注文住宅の知識を身につけておけば必ず判断材料になりますし、また複数社を比較検討することで最終的な値引き交渉の際も有利になります。
注文住宅を検討しているならまずは無料でカタログを見てみましょう!注文住宅のハウスメーカー選びはここから始まります!
無料カタログをまとめて請求するなら「ライフルホームズ」が断トツオススメです。東証一部上場企業が運営する大手不動産サイトですので、あやしいハウスメーカー・工務店が紛れ込まないよう厳しく審査を行っています。住宅は高額な買い物なので安心して使えるサイトかどうかは重要なポイントです。
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ただでさえマイホーム購入は疲れてしまうもの。省ける時間は省いて賢くハウスメーカーを選びましょう!
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