住宅展示場に行ってはいけない7つの理由

住宅展示場モデルルーム行ってはいけない
当サイトをご覧頂きありがとうございます。さて、当サイトの読者様は注文住宅をご検討の方が多いと思いますが、皆さんはいざ「注文住宅を建てよう」と思った時、まずはどういう行動をとりますか?当サイトでは「注文住宅を検討し始めたなら、まずは一括カタログ請求をすべき!」と提唱しておりますが、実は一番多いのはこういう方です。

「注文住宅のことなにもわからないし、とりあえず住宅展示場にでもいってみよう!」

およそ70%を超える方が何の事前情報もなしに住宅展示場に行って何社ものモデルハウスを内覧しているんです。おそらく周りの同年代のお友達も「まずは住宅展示場やモデルハウスに行った」という方が多いため、注文住宅を建てるなら「まず第一に住宅展示場に見学に行くのが正解」と思いがちですが、実はこれ順序が間違っています!住宅展示場やモデルハウスになんの事前情報もなしにいくのはかなりリスクが高いため当サイトではオススメしません。

必ずしも失敗の元とは言いませんが、住宅展示場の注文住宅メーカーから怒涛の営業電話や自宅への飛び込み営業ラッシュは凄く有名ですよね。出来れば、初めてのマイホームでしたら住宅展示場での内覧は候補の住宅メーカーを絞り込み、ある程度は注文住宅の知識を押さえておいてからの方が良いです。

このページでは「住宅展示場やモデルハウスに行ってはいけない7つの理由」「もし住宅展示場に行くならその前に必ずやっておきたい3つのこと」をできるだけわかりやすく解説していきます。もし住宅展示場に行くことを検討しているなら、その前に必ず当ページをご一読いただくことをオススメします。

住宅展示場・モデルハウスに行ってはいけない7つの理由

注文住宅を検討している方の多くが「マイホーム購入の手順」を知りません。住宅購入は基本的に人生で一度の特別なお買い物。パンや牛乳を買うのとはわけが違います。マイホーム購入に馴れている人なんかほとんどいません。

したがって「家が欲しいけどまずなにをすればいいの?」と考えた結果、多くの人がいきなり住宅展示場に見学に行ってしまいます。ですが、これは大きな落とし穴。おおげさに聞こえるかもしれませんが、住宅展示場には無数のワナが張り巡らされていると考えておいた方がいいです。

当サイトでは注文住宅についてほぼなにも知らない状態で、いきなり住宅展示場やモデルハウスに足を運ぶことはオススメしていません。まずは住宅展示場・モデルハウスに行ってはいけない7つの大きな理由を順番に解説していきますね。

※住宅展示場とは…一戸建て住宅のモデルハウスが多数展示してある場所のこと
※モデルハウスとは…住宅展示場などに展示される実物大の住宅のこと

住宅展示場に行ってはいけない理由①営業ラッシュが始まる

住宅展示場に行ってはいけない理由の一つとして、第一にピックアップしておきたいのは「住宅展示場にいくと、ここぞとばかりに営業ラッシュが始まる」という点です。

実際に住宅展示場に行ったことがある方ならおわかりだと思いますが、住宅展示場のアンケートで電話番号を書くと翌日から激しく営業電話がかかってきます。というか営業電話がかかってくるのは当たり前で、中には後日自宅まで直接営業に来るというケースもあるほどです。

マイホームの検討初期段階で、いきなり自宅にまで営業に来られてしまうのはちょっと困ってしまいますよね。押しに弱い方だと営業マンの勢いに押し負けて契約まで話がトントン拍子に進んでしまう可能性もあります。

マイホーム購入の検討初期段階で挨拶からクロージングまでを訓練された営業マンを相手にするのは得策ではありません。

特に注文住宅のことをよく調べもしないで住宅展示場まで見学にきた人は、ちょっと言葉は悪いですけど、住宅展示場の営業マンに「カモさんがネギしょっていらっしゃった」と思われてもおかしくありません。

注文住宅のことをよく知らない人が住宅展示場に訪れると営業マンもここぞとばかりに鬼の営業ラッシュを仕掛けるわけです。

当サイトでは口酸っぱく申し上げていることですが、注文住宅はなによりも「比較検討」が超重要です。ハウスメーカーを比較する前から営業マンの勢いに押し負けて契約してしまうのは「マイホーム計画失敗の大きな要因」です。

候補のハウスメーカーが絞り込めていたり、また注文住宅の知識がある程度身についているならば営業トークも上手くかわせると思いますが、何も知らなければ相手にペースを握られてしまいます。住宅展示場に行くならある程度はハウスメーカーを絞り込めるだけの知識を頭に入れてからにしましょう。

候補のハウスメーカーを絞り込むなら「カタログ比較」が必須!
候補のハウスメーカーを絞り込むのに役立つのが住宅カタログです。住宅カタログには各社商品の特徴・性能・外観などが詳しく書かれていますので、これらを見比べるだけである程度は候補を絞り込めます。住宅展示場に行く前に、必ずいくつかのハウスメーカーカタログを無料取寄せして比較しましょう!

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住宅展示場に行ってはいけない理由②優秀な営業マンと出会えない?!

ハウスメーカーの営業マンは計画から建築完了までを二人三脚で進める大切なパートナーとなる存在です。営業マンの良し悪しで最終的な「家の間取り」や「家の価格」すら変わってくることもあるため、できれば「優秀なエース営業マン」に担当してもらいたいですよね。

でも実は「住宅展示場では優秀なエース営業マンにはなかなか当たらない」と言われています。

もちろん住宅展示場にいる営業マンが全員が「優秀でない」と断ずるわけではありませんが、筆者の個人的な感覚からも住宅展示場に配置される営業マンは、ごり押しが得意なだけであまり要領が良くない方が配置されているケースが多いと思います。

優秀なエース営業マンは契約をガンガンとってくるので、会社から次から次へとお客さんを回されますし、既存のお客様との打ち合わせもたくさん入るため、悠長に住宅展示場で新規のお客さんを待っているほどヒマではありません。

それに住宅展示場という場所は、成績のよくない営業マンでも契約が取りやすい環境といえます。住宅展示場にくるお客さんは住宅に関する知識がない方が多いため、要領のよくない営業マンでも比較的簡単に契約までこぎつけることができてしまう。だから「マニュアル通りに押せばいける!」みたいな考えの営業マンが多く、住宅展示場にいくと怒涛の営業ラッシュが始まる要因にもなってしまっている。

ハウスメーカーの営業マンも人間ですから、個人個人で個性が異なります。とにかく数字優先・契約優先で押しまくる営業マンもいれば、本当に施主の立場にたち良い家を建てられるようサポートしてくれる営業マンもいます。

ただ押しの強い営業マンのことを優秀な営業マンとは言いません。本当に優秀な営業マンとは施主の立場でサポートしてくれる人のことです。マイホーム計画において優秀な営業マンに担当してもらうことはかなり重要。マイホームの検討初期段階でごり押し営業マンにはあたりたくないのが本音だと思います。優秀なエース営業マンになかなか出会えないと言われている点も、当サイトが住宅展示場に行くことをオススメしない理由の一つです。

住宅展示場に行ってはいけない理由③オプションだらけでイメージしにくい

住宅展示場に行ったことがある方はよくおわかりだと思いますが、住宅展示場のモデルハウスはどれもすっごく素敵で煌びやかです!

「自分もこんなに素敵なマイホームが建てたい!」
と誰もが舞い上がってしまうものですが、ちょっと待ってください!その考えは危ないかもしれません。
ハウスメーカー住宅展示場
確かに、住宅展示場の家は素晴らしいです。でも住宅展示場の家は標準装備でない場合がほとんど。早い話が有料オプションだらけで彩られているのが住宅展示場のモデルハウスなんです。それに住宅展示場の家は、敷地面積もかなり広く贅沢に使われていることが多いです。

なので、モデルハウスの外観・内観に惚れ込んだとしても、モデルハウスそのまんまの家を建てようと思えば、当然それだけのオプション料金が加算されます。土地も広ければ広いほど金額はハネ上がります。

限られた予算の中で、展示されている家と同じものを…というのは予算的に難しいケースが多いです。ましてや都市部の場合、モデルハウスのような大きな土地は確保出来ないですよね。

住宅展示場のモデルハウスは来場者を「買う気にさせる」ためのものですから、当然オプションもメガ盛り・ギガ盛りです!

住宅展示場のきらびやかな家をみると舞い上がってしまいますが、次第に予算的に厳しいことがわかるケースがほとんど。モデルハウスそのままの家は厳しいと悟ったころには営業マンとの話は進んでいまさら断りにくい雰囲気。なし崩し的に契約まで至ってしまうケースもあります。その場合、完成した家は理想とはほど遠いものになってしまうことでしょう。

大切なマイホーム購入計画、こんな状況は避けたいですよね。住宅展示場に展示されているきらびやかな家々は、基本的にオプション満載で各ハウスメーカーの標準装備の家とはイメージが異なる可能性が高いということを覚えておきましょう。

住宅展示場に行ってはいけない理由④とにかく疲れる!1日潰れます!

住宅展示場はとにかく疲れる場所。これも住宅展示場の見学をオススメしない理由の一つです。

住宅展示場にはオプションだらけの豪華なモデルハウスがたくさんあり、注文住宅を検討している方なら見ているだけで胸がおどる場所ですが、一社一社でカタログをもらおうとした場合、かなりの労力がかかってしまいます。

ご存知の方も多いと思いますが、住宅展示場では「カタログだけ貰っていきますね!では失礼!」とはいかないんです。

カタログをもらうにはまず名前・住所・電話番号・メールアドレス・予算・職業などなど様々なアンケートを記入し、営業マンと顔を合わせいろいろと条件や年収などを聞かれます。そしてモデルハウスの中を内覧し一つ一つ設備や構造などの説明を受けることになります。これ、1社につき少なくとも「1時間~2時間」程度は拘束されると考えておいたほうがいいです。

例えば10社のハウスメーカーが展示している住宅展示場の場合、全てのハウスメーカーでカタログをもらうには1日2日では周りきれないかもしれません。

ハッキリ言って住宅展示場を歩きまわってカタログをもらうのはめちゃくちゃ疲れます。お子様を連れている場合、最初はレジャー施設みたいで楽しいですが、しばらくすると「もうかえろーよー!」となってしまうご家族も多いです。

それに疲れると人間の判断能力は極端に低下します。疲れて判断力が低下した状態で、営業マンにガンガン営業されれば「うーん、確かにいいかも!」となってしまいがち。これも住宅展示場で営業マンに押し切られる要因の一つです。当サイトではわざわざ住宅展示場でカタログをもらう方法はオススメしません。

住宅展示場に行ってはいけない理由⑤独特の流されやすい雰囲気

住宅展示場には敷地から建物までオプションで彩られた豪華なモデルハウスが立ち並んでおり、押しの強い営業マンがお客様を待ち構えています。また住宅展示場では周りにも買う気マンマンのお客様が真剣に営業マンと「家の購入トーク」を繰り広げています。

ハウスメーカー側の常套句もあちこちで飛び交い、まるで「早くマイホームを持たない人は将来設計のできない損する人たち」と言われているような感覚に陥る人もいるでしょう。
「家賃を払い続けるのは無駄」
「賃貸はなんの資産にもならない」
「持ち家は自分たちの住む場所と資産になる」
これらの常套句は間違いではありませんし事実であると思います。
このような常套句があちこちで飛び交っていると、(自分たちも早く持ち家を持たねば・・)という焦りが生じる訳ですね。

住宅展示場の独特な雰囲気は、別にすぐに買う気がないお客様もなんとなくその気にさせてしまう不思議なパワーがあります。それに前述のとおり、住宅展示場で何件もモデルハウスを内覧するのは非常に疲れてしまうもの。疲れている時にガンガン営業マンの営業トークに耳を傾けていると本当に流されやすいですよ。

繰り返し申しあげますが、家は人生でもっとも大切なお買い物です。よく調べもせずに周りの雰囲気に流されて購入してしまうのは非常にリスキーです。前もって事前知識を仕入れているならいざ知らず、他のハウスメーカーと比較検討もしないでいきなり住宅展示場に行くのはオススメしません。

住宅展示場に行ってはいけない理由⑥展示メーカーだけが候補になってしまう

住宅展示場に見学に行ってしまうと「結局、展示場内のハウスメーカーで決めてしまう確率が50%を超えている」という統計で出ています。50%って凄い数字ですよね。

それもそのはず。住宅展示場には有名な大手ハウスメーカーが自慢のモデルハウスを展示しています。オプション満載なモデルハウスが何十棟も並んでいるわけですから、非常に魅力的に映るでしょう。

当然「この中で一番条件に合うハウスメーカーはどこかな?」と考えますよね。おそらくそういう思考になることで、結局、展示場内のハウスメーカーで決めてしまう確率が高いのだと思います。

もちろん住宅展示場に出展しているハウスメーカーが悪いわけではありませんよ。ベストな選択をしたお客様もたくさんいると思います。

ですが住宅展示場に出展しているハウスメーカーがすべてではありません。他にも良い家を建てるハウスメーカー・工務店はたくさんあります。検討初期段階でそれらをいきなり候補から除外してしまっていいのでしょうか?未知のハウスメーカー・工務店のなかにもっとあなたの条件の合う会社があるかもしれません。

言いだしたらキリがないこととも言えますが、マイホーム購入は人生で一番重要なお買い物です。一時のテンションで簡単に決めてしまうのはオススメしません。まずは浅く広くでかまわないので、他のハウスメーカーの情報も集めて「比較」することが大切です。

住宅展示場に展示しているハウスメーカーがすべてではありません!

住宅展示場に展示されている家は確かにきらびやかで魅力的ですが、展示されているハウスメーカー以外にも良い家を建てる施工会社や工務店はたくさんあります。未知のハウスメーカー・工務店のなかからももっと自分の条件に合う会社はないか「ハウスメーカーの無料カタログ郵送」で探すべきです。

無料カタログ請求ならライフルホームズが断トツオススメ。ライフルホームズが取り扱っているハウスメーカー・工務店のカタログはなんと1200件以上!未知の住宅メーカーと出会える可能性もありますし、もちろん大手住宅情報サイトなのであやしい会社が紛れ込まないよう審査も厳しく行っています。注文住宅計画は安心安全のサイトでスタートさせましょう!

注文住宅のはじめの一歩!まずはココから無料カタログを比較しよう!

住宅展示場に行ってはいけない理由⑦見た目で値踏みされる?!

住宅展示場にラフすぎる格好で行ったら、もしかすると営業マンに見た目で値踏みされて嫌な思いをするかもしれません。もちろん必ずしもそうなるわけではないですし、むしろ可能性は低いと思いますが、住宅展示場の口コミではけっこうこういう意見が多いです。

「短パン・Tシャツで行ったら服装で値踏みされた気がした」
「アンケートに年収を書いたら営業マンに見下された気がした」

お客様あってのハウスメーカーですから、住宅展示場で露骨に嫌な態度をとる営業マンなんているはずがない!と思いたいですが、それでもこういう口コミが多いのはたぶん営業マンにとって「確度の高いお客様を見分けることも仕事のうち」だからだと思います。

と、いうのも自由設計がウリの注文住宅の展示場で話が進むと、次第に「設計(間取り)」の話になっていきます。注文住宅では設計士がお客様の希望をヒアリングしていくつか「間取りパターン」を用意するという流れが一般的ですが、この工程も当然ながらタダではありません。コストがかかっています。

しかしコストがかかっているとはいえ、契約に至らなかった場合はお客様からお金はとれません。つまりこの間取り作成のコストはハウスメーカー側が負担することになるわけです。したがって住宅展示場の営業マンにとって「契約に至る可能性の低いお客様をいかに減らすか」ということも重要な仕事ということです。

先にも申し上げましたが、住宅展示場の営業というのは黙っていてもお客様のほうから来てくれる場所。ここではいかに「可能性の高いお客を見つけだし契約にこぎつけるか」が営業マンに腕のみせどころです。こういうことから営業マンからすると露骨には態度に出さなくても、無意識に「服装」「見た目」「アンケートの年収」などで品定めしてしまっているのかもしれません。

もちろん住宅展示場にいる全ての営業マンに当てはまるわけではありませんよ。優秀で相手の条件によって態度を変えない誠実な営業マンもいます。しかし「住宅展示場で嫌な思いをするかも」「値踏みされるかも」という可能性はあらかじめ考えておいた方がいいと思います。

以上が住宅展示場にいくのをオススメしない7つの理由です。

住宅展示場に行く前に絶対にやっておきたい3つのこと

ここまでけっこうなボリュームで住宅展示場やモデルハウス・モデルルームに行ってはいけない理由を7項目も述べてしまいましたが、当サイトでは必ずしも「住宅展示場には行ってはいけない!」と申し上げているわけではありません。

あくまでも「注文住宅について無知な状態では展示場にいくべきではない」ということです。

「住宅展示場とはこういうもの」と割り切って考えられるだけの知識と余裕があればむしろ住宅展示場は楽しめる場所です。住宅展示場で実際の家を体験したいなら、最低でも以下の3項目は満たしてからにしましょう!

住宅展示場に行く前にやるべきこと①見えない特徴を知ること

住宅展示場に足をはこぶのならば、まず第一に各ハウスメーカーの特徴を知っておくことが非常に重要です。

特に大切なのが、目には見えない特徴を知っておくこと。

住宅というのは目に見えるものが全てではありません。むしろ、一番大切なところは目に見えません。

当サイトでは住宅において一番大切なのは「耐震性」や「耐火性」など万が一の時に家族の命を守る安全性だと考えます。そして、次いで大切なのは「断熱性(気密性)」や「遮音性」など家族の暮らしやすさ、快適さを左右する部分。どれも見た目には非常に分かりにくい性能です。

これらの目に見えない性能面は、必ず事前に「各社の住宅カタログで比較」しておきましょう。耐震性・耐火性・断熱性(気密性)・遮音性などは住宅にとって特に重要な性能ですので、ハウスメーカーも自信があるものは必ず住宅カタログにビッチリと説明が書いてあります。

目に見えない性能の大切さをよく理解していないまま、住宅展示場に展示されているモデルハウスの実物を見てしまうのは、注文住宅を「外観・内観・設備」などの見た目だけで候補に決めてしまう可能性が高く非常にリスキーです。

繰り返しになりますが、注文住宅において一番大切なのは外観や内観、設備ではありません。家族の大切な命を守る「安全性」と、これから何十年と暮らしていく「暮らしやすさ・快適さ」こそもっとも重視すべきです。住宅展示場に足を運ぶ前に目に見えない性能面を必ず確認・比較しておくようにしましょう。

住宅展示場に行く前にやるべきこと②候補をある程度絞ること

また、住宅展示場に実際に足を運ぶ前にハウスメーカーの候補をある程度絞り込んでおくことも必須項目です。

前述した「安全性」や「暮らしやすさ」に関してももちろん比較すべきですが、価格・坪単価に関してもある程度は知識をもっておいた方がいいです。

いくら外観や内観が素敵な住宅でも、予算が見合わなければ候補にはできませんし、予算に見合わないハウスメーカーを無理して候補に入れるのはオススメできません。必要なオプションを削ることにもなりかねませんし、オプションを削ると完成した家が展示場でみた素敵な家とイメージがかけ離れてチープに見えてしまう可能性も高いです。

それにもし予算を超えた額面のローンを組んでしまえば今後のライフプランにも大きな影響を与えてしまいます。

初めから価格や性能面で条件に合わない注文住宅メーカーで、ゴリゴリの営業をうけるのはただ単に時間の無駄。展示場内の時間だけでなく、その後の営業電話や打ち合わせなど休日の多くの時間を占有されることになります。初めから候補にできないハウスメーカーは除外しておいた方がよいです。できれば住宅展示場にいくまえにカタログスペックを比較して「5社くらいまで」候補のハウスメーカーを絞り込んでおくことをオススメします。

5社程度まで条件に合うハウスメーカーを絞り込めれば精神的にも体力的にもすごくラクですし、最後まで真剣に話を聞くことができます。比較するにもあまりに候補が多いと途中で混乱してしまうためある程度、候補のメーカーは絞りこんでおきましょう。

住宅展示場に行く前にやるべきこと③事前にカタログ請求すること

「ハウスメーカーの見えない特徴を知る」ためにも「事前に候補をある程度絞る」ためにも必ず各社の住宅カタログはチェックしておきましょう。住宅カタログにはハウスメーカーごとの強みや特徴などが事細かに書いてありますのでカタログを比較すればだいたいのスペックは理解できますし条件にあう候補も絞れます。

ただし注意したいのは住宅カタログは「弱点」がわかりにくい点。基本的に住宅カタログは「販売促進」のためのものなので、悪い部分はわかりにくいですが、そういう場合は逆に考えましょう。

カタログに強気で書いてあることが、その住宅メーカーの「強み」だとすれば、書いていないこと、あるいは申し訳程度に書いてあることが、その会社の「弱点」と考えるとわかりやすいと思います。

住宅カタログを何冊も比較していると、こんなことに気づくと思います。

「A社は断熱性能について詳しく記載されているのに、B社はほとんど記載されていない」
「C社は耐震性能について詳しく記載されているのに、D社はほとんど記載されていない」
「E社は気密性能について詳しく記載されているのに、D社はほとんど記載されていない」

カタログに詳しく記載されている性能は基本的にそのハウスメーカーが自信を持っている点だと考えて概ね問題ないと思います。逆に、説明が簡素だったり、あるいは全く触れられていない点などは弱点の可能性があります。このように、ハウスメーカー各社の「特徴」「強み」「弱み」を知るためにも事前に無料カタログをチェックしておくことは大切です。

耐震・断熱・気密性能など、実際にモデルハウスを見学しても分かりにくい特徴もカタログではスペックが記載されている場合がほとんどですし、条件に合わない会社は事前に候補から外すことができます。

まずは浅く広くでかまわないので、注文住宅メーカー十数社にカタログ請求を行い、各社の坪単価や総コストはもちろん、仕様や標準グレード、出来上がりを調査しましょう。意外に大手の住宅メーカーよりもローコストメーカーさんや地場工務店さんなど今まで候補として考えていなかった未知の会社さんのほうが提案力が強く自由に設計して下さる場合も多いです。知らなかったハウスメーカーとカタログ請求がきっかけで巡り会えることも多いのも嬉しいポイントです。

住宅展示場に実際に足を運ぶ前に、必ず事前に気になるハウスメーカーのカタログを一括請求して、ハウスメーカーごとの見えない性能、特徴・強み・弱みをしっかり把握しておきましょう!

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住宅展示場に行ってはいけない7つの理由 まとめ

以上、住宅展示場やモデルハウスに行ってはいけない7つの理由と、住宅展示場に行く前にやっておきたいことのまとめ記事でした。注文住宅を検討している方の参考になれば幸いです。

繰り返しになりますが、マイホームの購入は人生でもっとも重要なお買い物です。注文住宅のことをよく知らないうちに、いきなり住宅展示場に足を運んで失敗してしまった方はたくさんおられます。住宅展示場で押しの強い営業マンに押し流されてしまうことの無いよう、「住宅展示場」に行く前に必ずしておきたい3つのことをチェックしておきましょう。いずれにしても理想の家を建てるのにもっとも重要なのは「比較検討」です。実際に実物を見に行くのは、ある程度「マイホーム購入の知識」を持ったあとでも十分間に合います。

そしてあくまでも初めて住宅展示場を訪れる時は営業マンの話を聞きに行くのではなく「家の実物を体験しに行く場」にしてください。

  • 住宅展示場に行ってはいけない7つの理由

・住宅展示場に行くと営業ラッシュの可能性が高い
・住宅展示場では優秀な営業マンと出会える確率が低い
・住宅展示場の家はオプションだらけ
・住宅展示場はとにかく疲れる!1日潰れます!
・住宅展示場にいくと流されやすい
・住宅展示場に展示しているメーカーだけが候補になってしまう
・住宅展示場に行くと営業マンに値踏みされるかも…

  • 住宅展示場に行く前にやっておきたい3つのこと

・ハウスメーカーごとの見えない特徴を知ること
・ハウスメーカーの候補をある程度絞ること
・事前に一括カタログ請求で比較すること

住宅展示場に行く前にカタログで性能を比較しよう!

マイホームの検討初期段階では、いきなり住宅展示場にいくのではなくまずはハウスメーカー・工務店の住宅カタログを取り寄せるべきです。家の知識のない状態で住宅展示場にいくとどうしても「外観・内観・設備」など見た目を重視してしまいます。ですがこれは大きな間違い!

住宅にとって一番大切なのは「見た目にはわかりにくい性能面」です。見た目の華やかさに惑わされてしまうお客さんは本当に多いですが、これは失敗の大きな要因。まずは各社の「性能面」こそ比較すべきです。

効率的に比較できるツールが住宅カタログです。ハウスメーカー各社、自信のある性能に関してはほぼ間違いなく必ずカタログに記載があるので、まずは「カタログ比較」を必ず行い、ある程度は候補メーカーを絞っておきましょう。

注文住宅のはじめの一歩!まずはココから無料カタログを比較しよう!

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